マンション大規模修繕工事|実は支払条件って大事

丹波良太

あなぶき加賀城建設 マンション修繕工事担当 丹波です。

今回は、大規模修繕工事の支払条件について書きたいと思います。
支払条件?と思われるかもしれません。
みなさんが日ごろカード決済で言う、1回にしますか?何回にしますか?の事です。
カードだと数回に分ければ手数料がかかると思います。工事の場合は逆です。
出来上がった物を買っているのではなく、形が無いものが出来上がっていくからです。
ではなぜそうなるのでしょう。

 

目次

  • 支払条件とは
  • なぜ数回に分ける?
  • 支払条件の例
  • まとめ

 

支払条件とは

支払方法と、支払時期についての条件になります。
支払は現金なのか。
いつ、どの時点で施工会社が管理組合に請求可能か。
施工会社から請求が有った場合、管理組合がいつまでに支払うのか。
といったことを事前に条件として決めておくことです。
大規模修繕の場合は、管理組合から施工業者への支払になりますので、通常現金支払いとなります。
借入等の財務状況にもよるので、請求可能時期・支払時期については、管理会社と相談すると良いでしょう。

なぜ数回に分ける?

数回分ける理由は、過払いにならない為です。
着工時に100%支払うことは無いと思いますが、もし着工時に100%支払ってもらえたならば、施行者としては大変助かります。
運転資金を必要とせず、そのまま材料であったり賃金を支払うことができるからです。
しかし、管理組合としてはどうでしょう。
もし施工会社が倒産でもしたら資金の回収が難しくなります。管理組合としてはリスクしか有りません。
リスクを無くすために完工時に100%にすればいいのでは?と思わないでしょうか。
完工時に100%となった場合、施工者としては、運転資金が必要となります。
工事完了まで、材料代や賃金を支払うために手元資金、若しくは借入が必要になります。
そこに金利が発生してくるのです。
金利=工事金額に反映してきます。工事金額UPにつながります。
そこで、リスクを避け、金利がかかりにくくするために、工事の進捗によって数回に分けると良いでしょう。

支払条件の例

2回の場合
着手金(現地着手後30日以内に30%)
完工金(完成引渡し後30日以内に70%)

3回の場合
着手金(現地着手後30日以内に10%)
中間金(中間出来高60%を超えた時点で請求書提出後30日以内50%)
完工金(完成引渡し後30日以内に40%)

といったように、数回に分けた例をご紹介しました。

まとめ

支払条件により、工事金額UPに繋がったりすることがあります。
支払条件について、見積前にどうするのか工事金額の目安を元に管理組合として決めておきましょう。
工事金額の目安については、以下のリンクを参照ください。

マンションの大規模修繕工事|工事費用の妥当性の目安とは


※目安の㎡単価は、地域、施工時期によって変動があります。直近の実績を管理会社に尋ねると良いでしょう。
設計事務所に設計監理を頼む場合は、工事金額の目安(概算金額)を設計事務所に聞く事をおすすめします。

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リンクしていますのでクリックしてみてください。

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事前に準備しておきたい代替駐車場
事前に決めておきたい乾燥機のルール
施工時期はいつがいいの?

①共通仮設工事
②直接仮設工事
③下地補修工事(塗装下地編)
④下地補修工事(タイル編)
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丹波良太

あなぶき建設工業 丹波 良太(たんば りょうた)
以前は、新築工事にたずさわり建物を建てる・作る側の人間でした。現在は、マンション大規模修繕工事の現場管理をしています。担当エリアは北部九州です。出来たマンションを直す仕事です。建物を建てた経験を今は直す事に活かせています。
好きな事は、神社めぐり。心をおちつかせたり、パワーをもらったり。
いつもお参りできるように5円玉を常備しています。

保有資格:1級建築士・1級建築施工管理技士
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