あなぶきハウジングサービスの北原です。
今回で6回目となりますが、「心温まるいい話シリーズ」をお届けします。前回までの内容については、下記をクリックして頂ければご覧いただけます。
マンション管理会社に届いたこころ温まるお話
⇒ https://anabuki-m.jp/information/residents/22334/
お客様からの感謝の声マンション管理員にとっての原動力
⇒ https://anabuki-m.jp/group/cs/22814/
マンション管理いい話コンテストエントリー作品から①
⇒ https://anabuki-m.jp/information/23176/
マンション管理いい話コンテストエントリー作品から②
⇒ https://anabuki-m.jp/information/residents/23204/
マンション管理いい話コンテストエントリー作品から③
⇒ https://anabuki-m.jp/information/23467/
分譲マンションでも一戸建ほどではありませんが、「ご高齢者独居住戸」がちらほら目につくようになってきました。
今回のマンションいい話コンテストエントリー作品は、独居のご高齢者にまつわるストーリーとなります。
目次
- ご高齢者の救助
- まとめ
ご高齢者の救助
あるマンションに高齢の女性「Fさん」がお住まいになっていました。身内の方もおられず、お一人で入居されていました。週末に地域の民生委員の方が、管理員さん宛てに訪ねてこられ、「Fさんがおられませんね。外出されているのですかね。」との話があったそうです。
その話を聞いていたため、週明けにFさんの玄関前を見ると、生協の箱が開けられずに置いてありました。日頃から生協の食料品をご利用になっており、開けられないままはおかしいなということで、再度民生委員の方と、尋ねてみましたが応答がありません。
これはもしかしたらと思い、警察に来てもらい、玄関ドアや窓を確認しましたが開いていません。そこで、警察の方と相談したところ、隣住戸のバルコニーの境板を壊して室内を確認することにしました。隣住戸の方も心配されており、快く協力をして頂けました。
警察の方と一緒に、バルコニーの境板を壊しリビングのサッシを確認したところ、運よくサッシが開いていました。そこで、警察の方が室内に入って確認したところ、室内でFさんが倒れていました。
すぐに救急車で搬送され、一命を取り留めることができました。もう少し遅ければ、命を落しかねない状況でしたので、無理をしてでも確認したことが、良かったと思います。
今後もマンションに高齢者の方が、多くなると思いますので、この経験を活かしていきたいと思います。
まとめ
マンションに限らず、日本の社会では今後ますます高齢化社会となり「ご高齢独居住戸問題」は、増加していくことと思います。
今回の事例では、管理担当社員・管理員が機転を利かし、事なきを得ましたが、弊社でも10万世帯を超えるお住まいに係るようになり、かなり多くの件数の「ご高齢独居住戸問題」をかかえるようになります。
会社では、以前より「見守りサービス」に取り組んでいます。コールセンターから不定期時間に電話連絡を入れ、ご遠方にお住いの身内の方に状況報告をするサービスが一般的です。
また、家電による監視。熱いお茶は、ご高齢の方がお好みでしょうからおそらく夏場でも毎日お飲みになると思います。保温ポットが使用されなくなるとセンサー感知して連絡システムが働く商品。これはすでに以前から警備会社さんとの提携により実用化しています。
道具・システムに依頼する方法も便利かとは思いますが、マンションの場合一戸建てに比べご近所付き合いも希薄になりがちです。
ここで大切なことは、マンション単位での活発なコミュニティ活動ではないでしょうか。
弊社の場合、何年も前から、マンションに対してイベント提案を積極的に行い、お客様からもご好評を頂いています。
今後もこのようなことを特徴とした管理会社を目指していきたいと考えます。
北原浩二
あなぶきグループ入社一筋。戸建住宅販売・不動産売買仲介・ホテルフロント・ 賃貸仲介・分譲マンション管理・コールセンターの仕事を経験した後、現在はグループ全社のCS推進、ISO認証維持を担当する部署(CS推進室)に所属しています。特にISO認証維持については、品質・環境・情報セキュリティ各分野で社員教育・指導も担当しています。
昨年より、グループが経営する専門学校の不動産ビジネス課で教壇にもたっています。
保有資格:マンション管理士
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