マンション管理とイベント開催!管理会社の比較はココが重要!!

岡宏樹

こんにちは。あなぶきハウジングサービスの岡です。

みなさんが分譲マンションを購入するきっかけは多岐にわたると思いますが「どうせ家賃を毎月払うなら自分の資産として毎月払いたい」「一戸建てもいいけど近所付き合いが面倒だから集合住宅に住みたい」「銀行に預金するより不動産投資で増やしたい」という理由が多いのではないでしょうか!?
今回は分譲マンション購入後の組合活動にフォーカスをあて、イベント開催と管理会社の役割について実際の事例をもとにご紹介します。

 

分譲マンションならではの特徴

特有のルール

まず、分譲マンション特有のルールとして、個々の所有者が組合員となり管理組合を設立しないといけません。管理組合は理事会を中心に運営することから、組合員の中から理事役員を選出し活動していくこととなります。しかしながら、専門的かつ継続的な業務であることから、入居者だけで適切なマンション管理運営を実施することはハードルが高く、仕事や子育てなどもあってなかなか積極的に参加するのが難しいのも現実です。そこで管理会社に組合活動全般の運営を委託している管理組合が一般的となっています。

管理会社の仕事には組合業務全般の運営、会計や出納業務、管理員さんの派遣や清掃業務、設備の維持修繕、遠隔警備など、管理会社の担当者を中心として主にマンション共用部を対象にサービスを提供しています。
近頃はマンション管理も共用部だけではなく、専有部(部屋内)にもサービスを提供する管理会社が増えてきていることも最近の大きな特徴でしょう。

管理会社の使命は契約する業務を適正に遅れることなく実施することですが、契約業務を遂行することは当然のことであり、管理会社の存在価値は災害や緊急時にどれだけの対応ができるか、被害を未然に防ぐことができるかが腕のみせどころです。

しかしながら、大規模な地震などの災害が起きると、管理会社の社員も一緒に被災してしまい、救済の初動が遅れる場合があります。

ここで、重要となるのが、よく耳にする「自助・共助・公助」です!
その中でもマンション生活では「共助」がもっとも重要となります。

日頃からマンション内で「共助」の準備ができているかがキーワードとなります。

 

イベントの目的

突然ですが!!!

みなさんのマンションでは消防訓練が行われていますか??

①共助の準備

私は仕事柄、他社が管理するマンションにお住まいの方とお話をする機会が多いのですが、その中で消防訓練の実施について質問すると

「入居して1回も参加してないなぁ」「5年前に1回やったかなぁ」などなど

ホント、実施していないマンションが多いことに驚きます。

マンションでは消防法により年2回の消防用機器点検と年1回の総合点検、またその結果を3年に1回消防署に報告することが義務付けられており、消防訓練も消防計画の中で回数を定め、実施報告しなければなりません

②消防訓練の目的

警報を鳴らして実際に避難したり、消防署への通報、消火器の使い方などの訓練は重要ですが、真の目的は多くの入居者に参加してもらい、顔見知りになる機会を作ることです。

前文のなかで触れた「共助」のキーワードコミュニケーションを図り、お互いに認識し合うことです。

何かあったときに助け合うためには、お互いの顔や環境を理解していなければできませんよね!

○○号室はおばあちゃんが一人暮らし。

○○号室は車椅子の方がいる。

○○号室はあかちゃんが生まれたばかり。

など、コミュニケーションをとって顔見知りにならないと把握できないこともたくさんあります。

参考ブログ:なぜ必要!?なにをするの!?分譲マンションにおける防災訓練

③「共助」の入口はイベントから

今回は消防訓練を例にお話ししましたが、管理組合が主導となって入居者が集まるイベントを定期的に開催することで、それぞれが顔見知りになり日頃の挨拶につながり、そして助け合いにつながります。

日頃から入居者どうしが関心を持つことで

「最近、おばあちゃんを見かけないなぁ。部屋で倒れたりしてない!?」

「見かけたことないけどあの人不審者じゃない!?」

など

事故を未然に防げることにも繋がります。

 

管理会社の役割

管理会社は日頃の住生活を全般に組合運営をサポートしていますが、このブログの中ではイベントの企画や開催運営のサポートについてお話しします。

信頼できる管理会社とは提案や企画・実行力が強い会社です。管理組合の運営が円滑にできている組合は、会計や設備の維持管理も適正であり、なにより組合員の連携が強いことです。組合員のみなさんが運営にも積極的に参加していることが特徴です。

管理会社が理事会を積極的にサポートし、イベントを定期的に開催できていることも、信頼される管理会社である要因の一つでしょう。

 

信頼できる管理会社とは

①企画提案

管理会社より年に1回は組合の皆さんが顔を合わせるイベントなどの提案はありますか?

定期総会に合わせてイベントを開催することで、懇親を深めるとともに定期総会などの大切な組合行事への出席者を増やすことにつながります。
クリスマスツリーの飾りつけや餅つき大会など季節に応じたイベントで世代間を越えた親睦にもつなげましょう。

②イベント実行

積極的に提案がある管理会社は担当者だけではなく窓口拠点や専門部署のスタッフと共にイベントをお手伝いすることも特徴です。
私たちが提案したおもしろい企画では、大規模修繕工事などで共用部の大きな壁を補修する際に、子供たちによる壁画らくがき会や工事見学会を開催したり、買取会社と連携した不用品買取イベントも人気のあるイベントです。

③つながる信頼感

イベントではみなさんと担当者や関係スタッフが時間を共有することで、親近感が生まれ、管理会社がより身近な存在となります。

 

まとめ

今回はイベントの目的と管理会社の役割を書いてみました。みなさんがお世話になっている今の管理会社からイベントの提案はありますか?
正直、企画や準備は大変ですが、イベント開催後に、自分が担当する組合のみなさんから「楽しかった」「ありがとう」とお言葉をいただくと、達成感もあり仕事のモチベーションに繋がります。

マンション管理は「人」が重要です。
管理会社の比較検討をお考えのみなさんには見積書では見えないイベントなどの付加価値提案についても比較項目に入れてみてはいかがでしょうか!

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岡宏樹

あなぶきハウジングサービス 分譲開発グループ
岡 宏樹(おか ひろき)
うどん県出身。2014年入社。
金融業界・通信業界を経て、現在は不動産業界に従事。一貫してストックビジネス事業を経験して参りました。
入社以来、分譲マンションの管理変更についてのご提案を専門に四国エリアの責任者として、毎日、西へ東へ奔走しております。
みなさまの住生活環境が快適となりますよう情報発信して参りますのでよろしくお願いいたします!

保有資格:宅地建物取引士、管理業務主任者
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