【最新版】マンション管理会社のM&Aに関する最新動向

松井 久弥

こんにちは、松井です。

これまでマンション管理会社のM&Aに関するブログ記事を書いてきましたが、少し時間が空いてしまいましたので、コロナ禍も踏まえた最新のM&A動向について、事例を交えながらご紹介します。

そもそも管理会社のM&Aは行われているのか?

結論から言うと、「非常に活発に行われています」

2020年に「あなぶきグループ」で実施させていただいたM&A事例だけでも4社のご縁を頂きました。

 

日本住管株式会社

所在地:神奈川県横浜市

規 模:22棟596戸(2020年8月時点)

方 式:吸収分割

ニュースリリース 2020.08.17

 

A社

所在地:神奈川県横浜市

規 模:およそ20棟500戸

方 式:事業譲渡

 

建衛工業株式会社

所在地:北海道札幌市

規 模:55棟4,365戸(2020年9月末)

方 式:株式譲渡

ニュースリリース 2020.11.19

 

ホームライフ管理株式会社

所在地:東京都渋谷区

規 模:886棟39,473戸(2020年3月末)

方 式:株式譲渡

 

当社グループの事例のように、全国において、マンション管理会社のM&Aは活発に行われていることが分かると思います。

 

最新の登録会社数の推移から考える

裏付けるデータの一つとして、国土交通省に登録されているマンション管理業者数について確認してみます。

 

 

2006年の2727社をピークとして徐々に減っており、2019年にはピーク時の約30%減1962社まで減っています。中にはマンション管理業を廃業する会社もあると思いますが、M&Aによる減少も含まれています。

この傾向は、今後もますます進んでいくものと思われます。

参考記事:マンション管理会社のM&A・売却・譲渡が多い3つの理由

 

コロナ禍による影響と、M&Aの関係について

マンション管理業界においても、コロナの影響は大きかったと思います。

具体的な事例を挙げると、以下のような影響がありました。

  1. マンションの会合(理事会や総会)が開催できない
  2. 点検(特に入室を伴う消防設備点検や雑排水管洗浄)が中止・延期になる
  3. 管理員を派遣できない(管理員は比較的高齢者が多く、感染リスクが高い)
  4. テレワーク推進等により、管理会社の業務に支障が出る(特にマンション会計業務)
  5. 大規模修繕工事等の計画修繕が延期になる
  6. 社員・管理員がコロナに感染して、消毒対応や事務所閉鎖が発生する
  7. オンライン対応の充実が必要であるが、システム等の投資が追い付かない

 

このような大きな影響を受ける中で、専業でない会社や、比較的小規模で経営しているマンション管理会社の中には、M&Aにより事業を売却するケースが発生しています。

コロナ禍により、私たちマンション管理会社の働き方も大きく変わりました。マンション管理会社はどちらかと言うと「アナログな業界」であったと思いますが、一気にデジタル化にシフトしています。お客様からも同様な要望をいただいており、対応できない会社は取り残されると強く感じています。

参考記事:コロナ禍においてもIT技術を活用した『オンライン理事会』進行中!!

 

あなぶきハウジングサービスにM&Aを相談するメリット

競合他社である「あなぶきハウジングサービス」に自社マンション管理事業の売却を相談することに抵抗がある方も多いのではないでしょうか。しかし、実は、同業だからこそ分かることや大きなメリットがあります。

 

○あなぶきグループのマンション管理会社M&A実績は業界最大級の17社

全国各地で10年以上前から多くのご縁をいただいてきました。マンション管理業界の中でもダントツのM&A・売却・譲渡を経験してきた実績から、きめ細かなフォローやあらゆるケースでの臨機応変な対応が可能です。

○マンション管理事業を売却した場合の売却額が分かる(売却額を知った上で検討できる)

これまでの豊富な実績・データを基に、売却額をご提示いたします

○同業だからこそ正確な評価がおこなえる(委託契約以外もしっかり評価します)

PL・BSだけでなく、将来の伸びしろや、統合効果も踏まえた評価をおこないます

○秘密保持契約を締結するため、社内外への情報漏えいを防ぎます(万全の体制で臨みます)

仲介会社等を通じて広く情報が拡散されることはありませんので、ご安心ください

○マンション管理適正化法違反でもご相談ください(M&Aを通じて解決を目指します)

これまでの事例も踏まえて、お客様や従業員様にご安心いただける解決方法を検討します

○手数料等の費用は発生しません

仲介会社等に支払う手数料が必要ありません(手数料が数千万円かかることもあります)

 

マンション管理会社の寡占化やM&Aは、これからも加速していきます。

M&Aは「好調な時こそ、売却のタイミング(不調な時は売却しにくい)」と言われますが、コロナ禍において今後の事業展開に不安があったり、後継者問題、マンション管理適正化法の対応懸念など、お困りのことがございましたら、お気軽にご相談いただければ幸いです。

 

マンション管理会社のM&Aについて詳細を知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。

マンション管理会社の売却・譲渡(M&A)を成功させるために知っておきたい9つのこと

 

 

The following two tabs change content below.

松井 久弥

あなぶきハウジングサービス:松井 久弥(まつい ひさや)
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

最近書いた記事

関連の記事

  • facebook
  • feedly
  • rss
backtotop