賃貸オーナー様必見!賃貸マンションの入居希望者が単身高齢者だった場合の確認点 !

藤川展行 藤川展行

こんにちは。あなぶきハウジングサービスの藤川です。
さて、今回は「単身高齢者の申込みが入った」場合の注意点をお話ししたいとおもいます。

目次

  • そもそもなぜ単身高齢者の場合、注意が必要なのか
  • 高齢者を受け入れする時のチェックポイント
  • 単身高齢者を受け入れる方法
  • まとめ

そもそもなぜ単身高齢者の場合注意が必要なのか

一般的に単身高齢者の賃貸マンションへの入居は難しいと言われていますが、それはなぜでしょうか?
大きく分けると2つの理由があります。

まず1つめは、多くの高齢者の方は当然仕事を退職していて、定職についていないことが多く、収入面に不安が残る点です。
ただこの点については、年金等の定期収入の額を申し込み時点で聞いておいて、相応の家賃等の物件であれば許容できるレベルです。
なお、個人契約となることがほとんどで、保証会社に加入いただく点と、連帯保証人に定期収入のあるご子息様が入っていただけていればより安心です。

2つめは、高齢でかつ単身で入居するとなると、どうしても発生してしまうリスクが認知症の発生や孤独死です。
賃貸マンションの貸し出しの際に、所有者が最も懸念する点がこちらの点です。
孤独死が発生してしまい、長期にわたって亡くなっていることに気が付かなかった場合、そのお部屋は残念ながら「事故物件」となります。
そうなった場合、仲介業者は、宅建業法の規定により新規入居希望者にはその旨を伝えなければなりません。
結果、入居がなかなか決まらなかったり、家賃を大幅に減額しなければならなくなります。
賃貸マンションの経営では、致命的なダメージを受ける場合も少なくありません。

上記の2点により、一般的には単身高齢者の入居受入れを避ける動きがあると言えます。

高齢者を受け入れする時のチェックポイント

ただ、これからの高齢化及び世帯数減の世の中で、社会的にも賃貸マンションの入居率的にも避けては通れないポイントでもあります。
もちろん、注意するポイントをしっかりと理解しておけば高齢者の入居も断る必要はありません。
チェックするポイントとしては3点あります。

①近くに親族等が住んでいて、定期的に出入りするか?

単身高齢者の申込みのなかで、「ご子息様の近くに引っ越すため」という理由も少なくありません。
その場合は、比較的近くに親族がいて、例えば「夕食はご子息様と一緒に食べる」や「お孫さんを学校が終わってから預かっている」などの状況があれば、孤独死のリスクは限りなく低くなります。
※「病死」や「老衰」などで居室内で亡くなられた場合でも、発見が早ければ「事故物件」の対象とならないのが一般的です。

②生命にかかわる持病や認知症の可能性がないか?

当然、生命にかかわる持病がないかを確認する点はもちろんですが、入居時点で認知症の疑いがないかも確認する必要があります。
前者は孤独死に関わる内容ですが、後者については周りに住んでいる入居者様に影響を与える可能性があります。
私が管理担当者だった時に経験がありますが、お部屋を間違えて玄関ドアを開けようとしたり、夜大きな声を出したりするケースがあります。
結果、周りの入居者が退去してしまう悲劇が起こる場合があります。

③収入面に問題はないか?

この点については、申込時に必ず収入の内訳(年金の額や条件等)を確認しておくことが必要となります。
必要であれば、収入額を確認できる書類等の提出を求める点も視野にいれておくと良いと思います。

単身高齢者を受け入れる方法

上記のチェックポイントを踏まえて、入居いただくための方法の事例をいくつか記載しておきます。

①見守り機能のある設備を設置してもらう

警備会社が提供しているしっかりした見守りサービスや、最近では簡単に設置するだけで高齢者を遠隔で見守る商品が多数あります。
入居の条件として、このような設備を設置してもらうことで、孤独死のリスクを大きく軽減できます。

②万が一の時の保険に加入しておく

賃貸マンションのオーナー様を対象とした、事故発生時の費用をカバーしてくれる保険商品があります。
この類の保険商品に加入していれば、孤独死が発生した場合の「原状回復工事の費用補填」や「空室期間の家賃補填」などが受けられます。

③相続人となる人に連帯保証人になってもらう

前述したとおり、収入面でのリスクを軽減することと、万が一、本人が亡くなられた場合でも、室内の動産の対応をしていただける点が大きなポイントとなります。

まとめ

我が国は残念ながら世帯数は減少の一途をたどっています。
結果、賃貸マンションの需給バランスは一部の都心部を除き、ますます崩れていくことが予想されます。
その場合には、入居者希望者の条件によって選ぶことは困難となります。
なお、高齢者は一般的に長期間入居されることが多いというメリットもあります。
これからの時代背景に合わせて、早めに準備を進めてみてはいかがでしょうか?

 

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藤川展行

藤川展行

あなぶきハウジングサービス 賃貸業務推進室 藤川 展行(ふじかわ のぶゆき)
うどん県出身。穴吹カレッジを卒業後、20歳で株式会社穴吹ハウジングサービスに入社。
カーテンや照明などの物品販売営業、室内リフォーム営業、マンションの大規模修繕(外壁改修)営業を経て、賃貸マンションの管理業務に従事。現在は、高松で賃貸業務全般の効率化や、新商品の開発に携わっています。
県外への転勤の際に、自宅用に購入したマンションを貸し出しし、賃貸オーナーとしても奮闘中。。
プライベートでは、さぬきうどん研究会に入会し「さぬきうどん」について勉強しています。

保有資格:賃貸不動産経営管理士、上級相続支援コンサルタント、CPM(米国不動産経営管理士)、CCIM(米国不動産投資顧問)、マンション維持修繕技術者、宅地建物取引士等
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