オーナー様必見!賃貸マンションの床材別メリット・デメリット

藤川展行 藤川展行

最近、東京や大阪で商品発表会やセミナーなどが開催されており、毎週どこかへ出張に行っている、あなぶきハウジングサービスの藤川です。
今回は、賃貸マンションの床材にフォーカスを当ててお話ししたいと思います。
通常、住宅の床に設置する床材と賃貸マンションに設置する床材の種類は同じですが、賃貸マンションに設置する場合には、それぞれの材質の特徴を把握したうえで選択する必要があります。
それぞれの種類別にメリットやデメリットについてお話していきます。

目次

  • カーペット
  • クッションフロア
  • フロアタイル
  • フローリング
  • まとめ

・カーペット

昭和60年代のマンションの床材は、カーペット素材が多く利用されています。
カーペットのメリットは遮音性に優れていることと、素足で歩いた時に冷たく感じない点です。
反対にデメリットとしては、ダニの発生や、汚れたときに清掃が難しい点、家具跡がつきやすい点などがあげられます。
最近では、アレルギー症状を発生するお子様も多く、カーペットはダニやハウスダストの原因となるため、お子様がいるご家庭には敬遠されます。
さらに、通常はお部屋の床面積分の1枚のカーペットをグリッパーという部材で固定する工法がとられていて、飲み物や調味料をこぼした場合、シミとなってしまう上に、張り替えするとなるとその部屋全面を張り替えなければならなくなります。
この点でも、お子様がいるご家庭に敬遠される理由の一つです。
上記デメリットを解消するための「タイルカーペット」という種類のカーペットがあります。
40~50センチ角のタイル状のカーペットになっており、部分的に張り替えができたり、カットして好きな形に変えたりすることができるものです。
このタイルカーペットであれば、汚れたとしても、予備を持っておけば簡単に張り替えることができます。中には洗える素材もあります。
カーペットの特性である「遮音性の高さ」を活かした、後述する「クッションフロア」や「フローリング」上に、接着材を使わずに置き敷きするタイルカーペットもあります。

・クッションフロア

賃貸マンションやアパートに使われていることが多い床材です。
クッションフロアのメリットは、張り替え費用が安価な点と、色柄がたくさんありお部屋のイメージを変えやすい点です。
素材もビニール製で、ロール状になっているシートを床に貼り付けるため、飲み物等をこぼしてしまっても、すぐに拭き取ればシミになることはほとんどありません。
色柄も多数あって、安価で、清掃性もよく、さらに施工性も高い。ここまで聞くと賃貸マンションにとってはパーフェクトに感じます。
事実今も多数の物件で利用されているので、賃貸マンションには向いている素材です。
ただ、デメリットもあります。
素材自体が柔らかい素材のため、傷やカーペット同様家具跡がつきやすい素材となっています。
なお、一定幅のロール状になっているため、広い面積の場合継ぎ目が発生し、長期間使用していると継ぎ目の部分が硬化して浮いてくる症状も起こります。
短いサイクルで、張り替えを実施する物件であれば、都度イメージを変更できるクッションフロアが向いていると考えられます。

・フロアタイル

数年前から、賃貸マンションの床材として利用されることが多くなった床材です。
フロアタイルは塩ビ製の硬質タイルで、一般の方が見た場合、フローリングと見間違えるほどの素材です。
クッションフロアほどの種類はありませんが、近年では多数の色や柄、サイズなども販売されています。
フロアタイルのメリットは、硬質である点から、傷や汚れが非常につきにくく、かつ1枚1枚の寸法が小さく、タイルカーペット同様、部分的に張り替えすることができます。
コストについても、クッションフロアより高いですが、フローリングより安価に施工できることから、最近の鉄筋コンクリート造(RC造)の新築物件には多く用いられるようになりました。
ライフサイクルも長く、クッションフロアに変わる賃貸マンションに向いた床材と考えられます。
ただ、フロアタイルについては硬質がゆえに遮音性はほぼありませんので、お子様が多いマンションや、階下への音の影響が懸念されるケースなどについては、遮音対策を施す必要があります。

・フローリング

分譲マンションの床材として、最も使われているのがフローリングです。
木質の素材の床材で、合板のタイプ、無垢のタイプ、遮音性能を持っているクッションがついているタイプなどがあります。
分譲マンションのほとんどは、遮音性能を持っているクッション付きのフローリングが利用されており、1部の高級賃貸マンションに設置されているのもこのタイプです。
フローリングのメリットは見た目に高級感があり、かつクッションによる遮音性能を持っているため、分譲マンションなどの高級物件には最も適した床材となります。
ただ、素材自体が、これまでに説明してきた素材よりも高価なものになり賃貸マンションで施工するとなるとコストアップが否めません。
なお、木質の素材であることから、水がかかる場所や湿気の多い場所(キッチンや脱衣所など)では、シミやカビによる変色等が発生するため向いていません。
フロアタイルに比べると傷もつきやすく、フローリングの1枚1枚がかみ合って設置されているため、部分的に修理するのが非常に困難になります。
高級感を出したい賃貸マンションであれば、フローリングですが、そうでない場合はコスト高となるため要検討です。

・まとめ

床材にもそれぞれ特徴があります。
オーナー様が所有されている賃貸マンションの「入居者様の属性」や、「間取り」、「グレード」や「必要なコスト」なども総合的に判断して、それぞれの賃貸マンションにあった床材にすることが大切です。

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藤川展行

藤川展行

あなぶきハウジングサービス 賃貸業務推進室 藤川 展行(ふじかわ のぶゆき)
うどん県出身。穴吹カレッジを卒業後、20歳で株式会社穴吹ハウジングサービスに入社。
カーテンや照明などの物品販売営業、室内リフォーム営業、マンションの大規模修繕(外壁改修)営業を経て、賃貸マンションの管理業務に従事。現在は、高松で賃貸業務全般の効率化や、新商品の開発に携わっています。
県外への転勤の際に、自宅用に購入したマンションを貸し出しし、賃貸オーナーとしても奮闘中。。
プライベートでは、さぬきうどん研究会に入会し「さぬきうどん」について勉強しています。

保有資格:賃貸不動産経営管理士、上級相続支援コンサルタント、CPM(米国不動産経営管理士)、CCIM(米国不動産投資顧問)、マンション維持修繕技術者、宅地建物取引士等
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