トイレが詰まって流れない!原因や対処法について

藤岡真奈

こんにちは。あなぶきコールセンターの藤岡です。
当センターでは24時間365日様々なお問い合わせをいただいております。

お問い合わせの中でも、「浴室シャワーから水が止まらなくなった!」、「キッチンの排水管から水漏れしている…」というような水回り設備の不具合に関する修理のご相談をたくさんいただきます。

あなぶきコールセンター「修繕に関するお問い合わせ」統計(2020/4~2021/3)

 

さらにその中でも、「トイレが詰まって流れなくなった」と困って相談してこられるケースがございます。
水回り設備の中でもトイレは生活に欠かせないものですので、突然使えなくなるととても困ってしまいますよね。
この記事では、トイレ詰まりの原因や、その対処法についてお話いたします。

 

 

1. トイレ詰まりの原因やその予防策・対処法は?

トイレが詰まる原因はさまざまございます。
その中でもよくある原因についてお話します。

 

トイレットペーパーの流しすぎ

トイレが詰まる原因で思いつくこととして、”トイレットペーパーを一度にたくさん流してしまう”というケースが挙げられると思います。
普通にトイレを使っていただけなのに、急に詰まって流れていかなくなった」という場合は、流したトイレットペーパーが詰まっている可能性がございます。

 

トイレットペーパーをたくさん使用したときは、小便であっても大洗浄で流すようにしましょう。
小洗浄と大洗浄では排水に利用する水の量が異なります。
いつも小洗浄ばかり利用していて頻繁に詰まらせてしまうという方は、大洗浄で流してみて詰まらないかどうか確認してみてください。

 

異物を流した

「少し食べ残しがあったのでトイレに流して処分した」、「トイレットペーパーじゃない紙を流した」など、トイレットペーパー(やトイレに流すタイプのクリーナー)以外のものを流したことによって詰まるケースがございます。
トイレットペーパーは水に溶けやすい性質のものです。
水になかなか溶けにくい性質のものや、溶けない固形物を流すと配管の中で引っ掛かり、それらが蓄積されて後々つまりの原因になる可能性もございます。

 

基本的なことですが、トイレットペーパーやトイレに流してもよいと謳われている商品以外は流さないようにしましょう。

 

水圧が低下している

トイレを流すと、一定の圧力をもって水が流れていきます。
しかし、止水栓がしっかり開いていなかったり、トイレタンク内の部品が故障していたりすることで、タンク内に一定量の水が溜まらず、排泄物を流すための圧力が弱まってしまうことがございます。
勢いよく流れていかないために、排泄物が配管に溜まって詰まる原因となります。

 

止水栓がしっかり開栓しているか確認しましょう。
普段止水栓を開け閉めすることはないと思いますが、一旦閉めてもう一度開けることで改善する可能性もございます。
それでも水圧が弱いようであれば、部品故障の疑いがありますので、水回り業者へ点検をお願いしてみましょう。

 

2. その他の対処方法

 

ラバーカップを利用する

詰まりを解消するために「ラバーカップ(通称すっぽん)」を試してみることをお勧めいたします。

出典:Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97

 

ラバーカップを使えば、ご自身で簡単に配管奥に詰まったものを取り除くことができますが、ちょっとしたコツが要ります。ラバーカップはトイレ底面の排水口を塞ぐ(真空状態にする)ように押し付けた後に、引き上げる時の吸引力を利用してつまりを解消する仕組みです。なので押す時にグイグイ力を込めても意味がありません。押す時はラバーカップ内の空気を押し出すようにカップが凹む状態まで静かに押し付けて、引く時はグッと一気に引き上げましょう。この動作を何度か繰り返すと簡単な詰まりは解消できることが多いです。

ホームセンターや100円均一、インターネットなどで気軽に購入できますので、もしもの時のために備えておくと安心です。

 

水回り専門業者に見てもらう

「物もたくさん流したわけじゃないし、詰まった原因がわからない」、「ラバーカップを使ってみたが解消しない」というケースもあると思います。
そのときは水回り専門業者を手配して見てもらうことをお勧めします。
何が詰まっているのかの確認や圧力をかけてのつまり抜き作業を実施していただけます。
業者がたくさんあってどこに相談すればよいかわからない場合は、お気軽に管理会社までご相談くださいませ。

 

3. 節水型のトイレは詰まりやすい?

通常のトイレより少ない水量で流すことで節水できる「節水型トイレ」が存在します。
節水トイレは、「サイフォンの原理」と呼ばれる現象により得られる吸引力を用いて排水する構造になっています。
とはいっても、流す水の量が少なかったり圧力が弱かったりすると詰まってしまう可能性が高くなります。
ただ、もちろん1.で述べたように流すトイレットペーパーの量に気を付けたり、異物を流したりせず、通常利用すれば問題はございません。
節水できるトイレに興味がある方は、節水型トイレへの本体交換も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

4. トイレ詰まりが漏水事故に発展する!?

トイレが詰まることで上手く排水できず、便器内の水位が上昇してあふれてしまうケースがあります。
また、なかなか流れていかないからといって、何度もレバーを回すとさらにあふれてしまう可能性もございます。
さらに、「水があふれて漏水センサーが反応し、警報が鳴ってしまった!」ということも少なくありません。

漏水センサーが鳴ってしまったときの対応などについては、詳しく下記の記事でご紹介しておりますので、こちらもぜひご覧ください。

漏水警報が発報したらどうする!?漏水センサーの仕組みや対処法について

 

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。
トイレ詰まりは身近に起こり得る水回りトラブルです。
毎日使う設備だからこそ、普段から詰まってしまわないように気を付けながら利用しましょう。

 

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藤岡真奈

あなぶきハウジングサービス 藤岡 真奈(ふじおか まな)
愛媛県出身。入社から1年間、香川県高松市で賃貸物件のお部屋探しをお手伝いする仕事(仲介業務)をしておりました。
現在はあなぶきコールセンターにて日々お客様のお問い合わせに対応しています。
コールセンターに寄せられるご相談やお困りごとをもとに、生活のお役に立てる記事を発信できるよう頑張ります。
保有資格:電話応対コンクール香川県大会入賞
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