知っておきたい大規模修繕工事後の【バルコニー床塩ビシートのお手入れ】

西口洸平

こんにちは。元気いっぱい夢いっぱい。あなぶき建設工業の西口です。

人生常に発見の連続、そして日々勉強。

マンション・ビル等の新築・大規模修繕工事の現場監督を経て、現在は建設統括本部という部署で各現場の安全、品質検査等の業務を行っております。

現場でのお客様との関わりを大切にして、日々の業務に努めております。

そんな業務の中での発見や気づきなどを発信し、少しでもブログ読者の皆様に有益な情報がお届けできれば幸いです。

 

本記事では、主にマンション管理組合様・マンションオーナー様向けにブログを書いていこうと思います。特に大規模修繕工事など工事に関わる内容を中心に管理組合様に向けてブログを発信していきます。

今回は、大規模修繕工事に伴い、床塩ビシートを貼った後における『バルコニー床のお手入れ』についてご紹介いたします。

バルコニー掃除の13のアイテムと事前準備

マンション大規模修繕後もバルコニーをきれいに維持するために、日常のこまめなお手入れと定期的なしっかりお手入れが必要です。まずは、きれいで気持ちの良いバルコニーを維持するために必要なお掃除アイテムを準備しておきます。
基本的にはどこのご家庭にもあるもの、もしくは100円ショップ等で購入できるようなもので十分です。掃除を始めてから、必要な道具がないことに気が付き買い出しに行ったり、家の中に何度も取りに戻ったりするのは、時間の無駄であり、非効率的です。せっかく掃除をしようとしたやる気もなくなってしまいかねません。
そこで、最低限掃除をする前に準備したいアイテムをご紹介いたします。

①ホウキ
②チリトリ
③バケツ
④ぞうきん(いらない布等)
⑤歯ブラシ(使い古し)
⑥デッキブラシ
⑦新聞紙(チラシや梱包用紙でも可)
⑧重曹水(アルカリ性洗剤・セスキ炭酸ソーダでも可)
⑨酸性洗剤(クエン酸・お酢でも可)(酸性) ※鳥フン掃除に使用
⑩アルコールスプレー ※鳥フン掃除に使用
⑪カビ取りスプレー ※コケ掃除に使用
⑫ゴム手袋 ※鳥フン・コケ掃除等に使用
⑬マスク ※鳥フン掃除に使用

掃除アイテムの事前準備こそがお掃除をスムーズに行う最も重要な要素の一つであり、バルコニーをきれいに保つ第一歩です。

 

バルコニー床の汚れの原因別お掃除方法

 

バルコニー床の汚れはいくつかの種類に分類できます。種類に合わせてお掃除をしましょう。

お掃除方法:ホウキとチリトリで掃除

原因①:ホコリ・繊維くずや髪の毛

洗濯物からのホコリや繊維くず、髪の毛など洗濯物を干す際・取り込む際にバルコニーに落ちゴミや汚れの原因となります。

原因②:砂や土

風に乗って飛んできた砂ボコリ・土ボコリや植栽の土が水やりの際に流出することで汚れの原因となります。

これらの汚れには、ホウキとチリトリで掃き掃除をします。
掃き掃除の際に、濡らした新聞紙を床一面にばら撒き、ホウキで掃き集めることで、より一層ホコリを絡め取り集めることができますよ。

お掃除方法:歯ブラシで掃除

原因③:コケやぬめり

日当たりや季節によってバルコニーにコケが生えることがあります。熱湯やカビ取りスプレーなどをかけ、ブラシ等で除去してください。特にドレン廻りは湿気が多く、コケや雑菌の付着によるぬめりの原因箇所となる為、使い古しの歯ブラシ等で清掃しましょう。

原因④:鳥のフン

鳩などの鳥のフンは固まると取り除きにくく、病気やアレルギーの原因菌を保有している為、ゴム手袋等を用いて除去しましょう。乾燥したフンは細かいチリとなり空気中に浮遊する為、必ずマスクもして作業しましょう。まず、酸性洗剤をかけて、時間を置き、ふき取りましょう。また、最後にアルコール消毒スプレーでの除菌も忘れずにすることが重要です。

※酸性洗剤の代わりに(お酢やクエン酸)も酸性の為、代用可能です。

お掃除方法:【布でふき取るもの】

原因⑤:排気ガスや線路の鉄粉等

交通量の多い道路や鉄道に近接しているバルコニーには、鉄粉や油分等を含んだ排気ガス等が飛散することで床シート等に付着し、汚れの原因となります。

お掃除方法:【デッキブラシでこするもの】

原因⑥:原因②や原因⑤などの複合

床全体の汚れの原因は複合的な汚れの蓄積が原因です。床表面に汚れのコーティングができてしまい床の色が変わるような汚れの原因にもなります。

重曹水をつくり床全体に撒きしばらく放置し汚れを浮かせます。重曹水が乾く前にデッキブラシでこすることで汚れが良く落ちます。重曹は研磨効果があり、汚れを落とすだけでなくワックス効果もあるので非常におすすめです。

※重曹水:ぬるま湯2リットルに対して重曹大匙6~7杯程度入れ重曹が溶けるようによくかき混ぜて作ります。

※重曹の代わりに(アルカリ性洗剤やセスキ炭酸ソーダ)もアルカリ性の為、代用可能です。

 

バルコニー床掃除のタイミング

バルコニー清掃は晴れた日よりも曇りや雨の日をおすすめします。湿度が高い日は空気中の水分が多くなり、ホコリが舞いにくくなるため、掃き掃除におすすめです。また、雨の日は水を使って床を洗うのにおすすめです。

集合住宅ではバルコニーの排水溝、ドレンを共有している場合があります。雨の日であれば両隣や上下階の住民の方に遠慮せずに水を流せるメリットもあります。ただし、汚れた水がお隣のバルコニーに大量に流れてしまうとトラブルの原因にもなりますので、水を流しての清掃には配慮も必要です。

また、「マンション利用規約」の中にバルコニーでの大量の水の使用を禁止している場合がありますので、一度マンション利用規約もしくは管理会社への確認は必要でしょう。

水を流さないで清掃する場合は、汚れの目立つところのみの部分的な清掃や床全面にスプレーなどで重曹水や洗剤を散布後ブラシによる清掃を行い、ぞうきんやモップ等により水分をふき取ると良いでしょう。

バルコニー床の掃除手順

1.お掃除アイテムを準備します。
2.バルコニーにあるものを一時的に移動・撤去します。
3.鳥のフンやコケなど大きな付着物の除去を行います。
4.ホウキとチリトリで床全体及び排水溝部分の掃き掃除をします。(大きなゴミを取り除く)
5.床塩ビシート全体に重曹水を撒き、デッキブラシ等でこすり洗いを行います。

排水溝部分はウレタン防水という仕上げの為、デッキブラシなどの固い掃除用具での清掃は、表面を傷付ける恐れがありますのでやめましょう。

水を流せない場合重曹水を霧吹き等で吹きかけ、デッキブラシ等でこすった後、ぞうきんやモップで拭きあげて乾燥させます。

6.最後にドレン廻り・排水溝を清掃します。

※ドレン廻りに付着した汚れやぬめりは使い古しの歯ブラシ等で洗い落とします。排水溝は濡れぞうきんで拭きあげます。

バルコニー床をきれいに維持するコツは、日々のこまめなお手入れと定期的なしっかりお手入れのバランスです。バルコニーは頻繁に掃除をする場所というイメージではありませんが、洗濯物を取り込みバルコニーに出るついでに床を掃き掃除する習慣をつくるのもいいかと思います。また、日々のこまめなお手入れにより、数ヶ月に1回のしっかりお手入れの際、バルコニーの床の水洗い清掃をすることでバルコニーをきれいに保つことができます。

まとめ

最後に、床塩ビシート施工後は新築当初のようにバルコニーがきれいに生まれ変わります。せっかく生まれ変わったバルコニーをできるだけ長く、きれいに保つためには、お手入れが必要です。
今回ご紹介したお掃除方法を無理のない範囲で実施していただき、バルコニーのメンテナンスをすることで、きれいなバルコニーを少しでも長く維持していただければと思います。

今回は、床塩ビシート廻りに限定したお掃除についてお話ししましたが、手摺や室外機の天端も洗濯物のついでに、固く絞ったぞうきんで水拭きすることをおすすめします。また、バルコニーは居住空間の延長線上のスペースとしては物を置きがちですが、バルコニーをできる限りきれいに保つためには不要なものを処分して、なるべく物を置かないことが大事です。物を置く場合は、最小限として、定期的に移動や掃除ができるよう収納ボックスなどで整理しておくことをおすすめいたします。

正直私自身、掃除は得意ではありませんが、バルコニーをきれい維持することは気持ちのいいものです。皆様も家事の合間や日常生活の中でできるだけ負担にならない程度でバルコニーのお手入れに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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西口洸平

株式会社あなぶき建設工業
西口 洸平(にしぐち こうへい)

新築工事、大規模修繕工事の現場監督を経て、
現在は建設統括本部にて現場の後方支援を行っております。

趣味ではありませんが、好きなことは現場近くや出張先で美味しいご飯を食べることです。
ご飯を食べると思わず『ウマッ』と声に出てしまうので、会社の人によく笑われます。
経験豊富な上司や好奇心旺盛な後輩がいる会社で毎日楽しく働いております。

本ブログでは現場で培った経験等を活かし、ブログ読者の皆様に
有意義な情報発信となるよう努めて参ります。

保有資格:1級建築施工管理技士
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