漏水警報が発報したらどうする!?漏水センサーの仕組みや対処法について

藤岡真奈

こんにちは。あなぶきコールセンターの藤岡です。
当センターでは24時間365日様々なお問い合わせをいただいております。
その中でも今回は、漏水センサーについてご紹介します。

日々お電話を受けているコールセンターですが、お問い合わせの中で「急に警報が鳴りだして、インターホンの表示を確認したら漏水警報とのことだった。どうしたらよいだろうか…」、「警報が出ているが復旧しない…」というご不安の声をいただくことがあります。
急に警報が鳴りだしたら、お心当たりがあるないに関わらず驚いてしまいますよね。
そんな時、焦ることがないように、対処方法などについて詳しくお話いたします。

 

1.漏水センサーの仕組みについて

マンションによっては、キッチンや洗面所、トイレなどの水回りに漏水センサーを設置している場合がございます。
これらの漏水センサーが濡れることによって「水漏れが発生している」と判断し、警報が発報します。
警備会社との契約があるマンションの場合、基本的には警備会社でも漏水警報を受信する仕組みになっており、隊員の方が室内状況の確認と復旧操作のため駆けつけてくれます。
しかし、隊員の方が何時に到着するか、そもそも来るのかすらわからない状況のままずっと待っておくのも心配ですよね。
そんな時、ご自身で確認・応急対応ができるように、漏水センサーの設置場所や対処方法についてご案内します。

 

2.その他の漏水センサーの設置場所について

漏水センサーの設置場所はいくつかございます。
・洗面化粧台 点検口下、床下
・トイレ 床下(丸い蓋を回して外す)
・キッチン シンク下、床下        など

設置場所については、もっとわくわくマンションブログの下記記事にて写真付きでご紹介しております。
ぜひご覧くださいませ。

マンションの漏水警報発報|漏水センサーの設置場所はどこ?

 

3.漏水警報が鳴った時の対処法

まずは鳴り続いている音を止めましょう。
インターホンに「警報音停止」のボタンがございます。

 

 

そのボタンを押すことで、取り急ぎ音を止めることができます。
その後、どこの漏水センサーが反応しているのか水回りを確認してみましょう。

なお、5.でも説明していますが、インターホンと配線で繋がっておらず電池が電源の置き型タイプの漏水センサーもあります。このタイプはインターホンからではなく漏水センサー本体から警報音が鳴ります。このタイプは本体のスイッチを切るか、電池を取り外すことで警報音を止めることができます。

 

漏水箇所がわからない場合

「水回りを確認しても、どこの漏水センサーが反応しているのかわからない…!」というお声をいただくこともございます。
その場合は、警備会社や水回りの修理業者で室内確認させていただくまでの間、玄関扉横のメーターボックス内にある止水栓を閉めていただくことで漏水被害を抑えられます
ただし、メーターボックス内の止水栓を閉めると、室内全体の水が出なくなります。
どうしても水を使いたいというときは、最低限水を使うときだけ止水栓を開栓して、使い終わったら閉栓するという方法をおすすめいたします。

 

水を溢れさせて(こぼして)しまった場合

例えば「洗面台で水を溜めていたことを忘れていて、床まで水が溢れていた。」という状況など、ご自身で水を溢れさせた状況にお心当たりがあるケースがございます。
その場合は、とにかく床に溢れてしまった水のふき取りを行いましょう。

ここで注意が必要なのですが、床の水をふき取っただけでは警報は復旧しません。
床の下などに設置されている漏水センサーが乾かない限り、復旧できないのです。
その際は、漏水センサーの場所を確認の上、センサー自体のふき取りも実施しましょう。

 

4.漏水箇所の修理について

漏水の箇所や原因を確認した際、「キッチンシンク下配管やトイレタンクから水が漏れてきている」というように、設備の修理が必要となる場合が多くございます。
その場合は管理会社へご相談いただければ、現地点検・修理する業者をご紹介することが可能です。

また、駆け付けサービス【当社の場合は「ハッピーサポート」】にご加入いただいている場合には、確認のため業者を手配してくれる場合があります。
手配業者にお困りな場合は管理会社へ連絡してみましょう。

 

5.警備会社で警報受信しない漏水センサー

漏水センサーの中には、反応しても警備会社へ警報発報の情報が行かないものもございます。
インターホンにも表示がなく、「キッチンのあたりから”ピー”という音がしているけど何なのかわからない…」というご相談がコールセンターへ寄せられることもありました。
そんな時は、水濡れを検知してブザーで知らせてくれる置き型の漏水センサーが鳴っているのかも知れません。
キッチンシンク下などの配管回りをご確認いただき、置き型の漏水センサーがあればそれが反応していないか確認してみましょう。
「センサーは濡れていないのにブザーが止まらない!」という場合は、一旦電池を抜いてみるなどしてまずは音を止めましょう。電池残量が低下すると漏水時とは異なるブザー音でお知らせする機能が付いたタイプもあります。この場合は電池交換すれば正常に戻る可能性がありますのでお試しください。

このような漏水センサーは一般的に流通しており、インターネットなどでも購入が可能です。また浄水器を取り付けた際に申し込めば業者がサービスで設置するケースもあるようです。
もしものために、設置をご検討されてはいかがでしょうか。

 

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。
急な警報関係は焦ってしまうし不安になりますよね。
そうならないためにも、ご自身の部屋には漏水警報が設置されているか、もしセンサーが反応した場合はどこを確認すればよいのかなど事前に確認しておけば安心です。
それでも設置場所がわからない、警報が鳴ったけどどう対処したらよいかわからないという場合は、お気軽にマンション管理会社までご相談くださいませ。

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藤岡真奈

あなぶきハウジングサービス 藤岡 真奈(ふじおか まな)
愛媛県出身。入社から1年間、香川県高松市で賃貸物件のお部屋探しをお手伝いする仕事(仲介業務)をしておりました。
現在はあなぶきコールセンターにて日々お客様のお問い合わせに対応しています。
コールセンターに寄せられるご相談やお困りごとをもとに、生活のお役に立てる記事を発信できるよう頑張ります。
保有資格:電話応対コンクール香川県大会入賞
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