こんにちは!あなぶき社宅サービスです。
弊社は、企業様が保有される社員寮や研修センター、保養所などの福利厚生施設の管理運営、また、そうした施設での食事の提供(給食業務)等、様々なサービスを提供している会社です。どうぞ宜しくお願いいたします。
今回は、弊社が管理させていただいている施設で、日々奮闘している管理人さんの1日に密着し、その様子をお伝えします。寮管理の舞台裏?!覗いてみたら…。
今回、お伺いしたのは首都圏にある企業様の寮です。40室ほどの寮で、20代・30代の方々を中心にした男性独身寮ですが、40代、50代の単身赴任の方も数名入居されています。
この道、十数年のベテランのご夫婦が、管理人(寮長・寮母)として、寮を切り盛りしています。
「夫婦で一緒に長く働ける仕事を探していて、今の寮の管理人の仕事に就きました。限られた人生の中で、夫婦で一緒に過ごせる時間を大切にしたいということですね!(笑)」と照れ笑いを浮かべながら語ってくれたご主人に向かって、何やら遠くから奥さんの声が…。
「はいよ!」と言いながら、厨房の奥へ向かうご主人。わたしには全く聞き取れなかった奥さんの声でしたが、ご主人にははっきり伝わっているようです。まさに以心伝心の世界ですね(笑)
水道の流れる音、包丁の音…朝食の準備が始まりました。
朝起きて…何はともあれ朝食を!
「わかっちゃいるけど、起きられない」朝はギリギリまで寝ていたいという方も少なくないと思いますが、昔から言われているように、1日を元気に過ごすために、生活リズムを整えてくれる朝食はとても大切ですね。
寮生さまの健康を考えて、一人でも多くの方に召し上がっていただけるように、朝の忙しい時間の中でも、食べやすいようなメニューを考えて、毎朝ご提供しています。
お見送り~1日のはじまりは、気持ちの良い挨拶から始まります
「おはようございます!」寮生さまの元気な声が聞こえてきました。
「おはよう!良く眠れた?気を付けて行ってらっしゃい!」と寮母さんの元気な声がこだまします。
1日のはじまりは、気持ちの良い挨拶から始まります。
「初めの頃は、挨拶もこちらからの一方通行だったりすることもあったけど、根気よく声をかけ続けていたら、あきらめてくれたのかどうかわからないけど(笑)、今では、寮生さんの方から声をかけてくれるようになりましたよ。」と寮母さん。
「朝、食堂にきた時にね。顔を見ながら声をかけていると、あれ?今日はちょっと元気ないな…とか、顔色がすぐれないな…とかあるわけですよ。そうすると、こちらも気になってしまって、帰ってきたらまた声をかけてみたりしています。」と寮長さん。
朝の食堂での他愛ない会話や、玄関でのお見送りの挨拶という何気ない日常の一コマですが、管理人さんにとっては、寮生さま一人ひとりの健康状態をチェックできるので、とても大切にしている時間です。
管理の基本は4S(整理・整頓・清潔・清掃)から
午前中、寮母さんは、清掃パートさんと一緒に施設内の清掃をします。施設の共有部が中心ですが、当然、敷地内や隣接する道路なども掃除をします。ご近所さまとの付き合いも大切に。必要に応じて、パートさんに指示を出したり、自ら率先して行ったりとチームワークが大切ですね。
念頭にあるのは、4S(整理・整頓・清潔・清掃)の徹底とのことで、寮生さまが快適に生活できるように、帰寮した時にホッと安心できるような環境をつくることも管理人さんの大事な仕事のひとつです。
食材の買い出し~メニューの工夫が醍醐味です
寮母さんたちが清掃をしている間に、寮長さんは食材等の買い出しに出かけていました。
若い人は、ボリュームたっぷりの肉、一方で、単身赴任の年配の方は、量より質、というイメージですが、実際のところをお聞きすると…。
「若い人はよく食べるし、年配の方もよく食べます(笑)。メニューのリクエストはむしろ年配の方からいただくことが多いですね。その場合、晩食のつまみになるような副菜、肴が多いですね(笑)」
ある程度のボリュームを持たせた上で、工夫していることと言ったら、不足しがちな野菜をなるべく使うようにしているとのことでした。
お昼休憩をはさんで少し事務仕事をしたあとは休憩です。
1日の疲れを癒す~憩いの時間
寮生さまが帰寮されて、照明が灯るとだんだん、寮の中が賑わってきました。
すでに夕食の準備を終えて、あとは盛り付けるだけ。夕食をどうぞ召し上がれ。
今は、ウィズコロナの時代ですので、以前のように食堂の大型テレビで、ニュースやスポーツ中継を見ながらの寮生さまの和気あいあいとした話し声や笑い声が聞こえなくなったのが、とても残念とのこと。一日も早くコロナが収束することを願うばかりです。
まとめ
休日は、お二人でショッピングに出かけたり、食事に出かけたりというご夫婦ですが、そんな時に、結婚して寮を出られた寮生さまから電話がかかってくることも。
何かあったんじゃないかと恐る恐る電話に出てみると。
「おばさん、ご無沙汰しています。実は…」
赤ちゃん誕生の報告と、コロナが落ち着いたら遊びに行ってもいいかな?という電話でした。
ご夫婦で顔を見合わせて、思わず顔がほころびます。
「管理人をやっていて本当に良かった。管理人冥利に尽きます。」と寮長さん。
「また、ひとり家族が増えたような気持ちですね!」と寮母さん。
誰かのために何かをしてあげたいという気持ちが、日々の業務に取り組む姿勢に現れ、誰にも見られていないようで、その姿は見られているものなのですね。
私たちが、お届けしているのは、“サービス”という目には見えないものですが、最前線の現場で頑張っている管理人さんの気持ちは、寮生さまの心には、きっと映っているのでしょう。
弊社は、創業50有余年、企業様が保有される寮や社宅など社員の皆様の住居施設を中心に施設の管理や給食の提供を行ってまいりました。永年培ってきたノウハウ、経験と実績に加えて、“あなぶきグループの総合力”を活かしたサービスの提供に努めております。あなぶきグループだからこそ、お届けできることを常に考えて、お客様の施設に関する様々なお困り事を一緒になって解決してまいりたいと思っております。
施設の管理・運営に少しでもお困りのことがありましたら、是非、私どもあなぶき社宅サービスにご連絡ください。
これを機会に、弊社ホームページもご覧いただけると幸いです。
弊社ホームページ ⇒ あなぶき社宅サービス
松井一三
あなぶき社宅サービスは、企業様が保有される社員寮・社宅・保養所などの運営管理と給食の提供を行っています。このブログでは、弊社がお客様にお届けしている様々なサービスの中から、皆さまのお役に立ちそうなモノ・コトをお伝えしていければと思っています。
趣味はクロスバイクです。四季折々の風を感じながら疾走していると見慣れた景色も、表情が変わって見えてくるから不思議です。
保有資格:宅地建物取引士
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