賃貸マンションの新たな人気設備「高速インターネット」って何?!

皆様こんにちは!

あなぶきハウジングサービスの野田です。

今回は、2021年全国賃貸住宅新聞で発表された「人気設備ランキング」に

初めてランクイン(第4位)した「高速インターネット」についてご説明いたします。

最新版!【賃貸物件】入居者に人気の設備ランキング2021

皆様「高速インターネット」についてご存じでしょうか??

興味のある方はお部屋探しをされる方も賃貸オーナー様もぜひ参考にして頂ければと思います。

 

無料インターネットはあたり前の時代に

まず、「高速インターネット」の説明の前に、インターネットがどのくらい利用されているのかを先にみていきましょう。

下のグラフは総務省の属性別インターネット利用率になります。

グラフで見ると、10代半ば~50代まではほぼ100%、70代でも7割以上方が利用していることが分かります。

 

(総務省「通信利用動向調査」より)

 

実際に全国賃貸住宅新聞で発表された「人気設備ランキング」では単身者・ファミリー向けともに

6年連続で「無料インターネット」が首位を堅持しております。

昨今、上記のような需要に応える為、多くの賃貸オーナー様が無料インターネットを導入してきました。

その結果、賃貸物件において「無料インターネット」は当たり前の設備となったと言えるのではないでしょうか。

あたり前の時代からネット環境の快適さが求められる時代に

さて、そんな当たり前の設備となった「無料インターネット」ですが、弊社管理物件のご入居者様から
「インターネットが遅い!」と問い合わせが入ったことがあります。

このように、利用者が増えたことにより、更なる質を求められるようになりました。
そのご要望に応えることができるのが「高速インターネット」です!!

それでは「高速インターネット」は普通のインターネットと何が違うのでしょうか。

 

高速インターネットとは

弊社として賃貸の入居者様の求める「高速インターネット」について検討してみました。
その結果、「高速インターネット」を判断する上でまず下記の4つの環境があげられます。

・光回線程度のインターネット環境を準備する。
・ゲームやYoutubeがスムーズに利用ができる環境。
・マンションで速度が遅いことについてのクレームがない。
・在宅ワークを行う人(TV会議)に対して速度と安定性が保たれている。

では、上記のようなネット環境を提供できているかどうかは、どのように判断すべきでしょうか?

各回線速度について調べてみると、下記記の表の通りとなりました。

※因みに、「Mbps(メガ・ビーピーエス)」とは通信速度を表す単位で、1秒間に動かせるデータ容量を表しています。
1秒間に1ビットのデータ転送ができる通信速度を表す「bps(ビーピーエス)」という単位に対して、その1000倍にあたるのが「kbps(キロ・ビーピーエス)」で、さらにその1000倍が「Mbps」です。さらにMbpsの1000倍の単位として「Gbps(ギガ・ビーピーエス)」があります。

この速度をもとにネットの利用目的別の参考速度をご覧下さい。

このことから、光回線の通信速度は、ほとんどの利用目的に対応できることがわかります。

※複数サイトにて確認。システム要件とは異なることがあります

オンラインゲームについては回線速度だけでなく応答速度(Ping値)という別の値も重要になるそうです。

上記をクリアしていれば、ストレスなくインターネットが利用でき「高速インターネット」と言えるのではないでしょうか?
ただし、上記でも注意するべきは、推奨される速度が『理論値』ではなく、『実測値』であることです。実測値とは実際に測った値です。
『ネットが安定している』とはこの実測値が早く、且つ時間帯によっても遅くなりづらいことを指します。
残念なことにインターネットは実測の保証は行っていないため、商品は『理論値』でしか表記されませんが実測値も安定した無料ネットを選ぶことが大切です。

また、最低限のポイントは以下を満たしていることとなります。

■最大(理論値)1Gbps以上の回線を利用
■棟内の機器も最大1Gbps以上の機器を利用
■IPV6(IPOE方式)を利用できること
※ネットワークが混雑しやすい個所を回避できるため、IPoE方式では混雑が起こりにくくなっています。

 

実際に当社管理物件で棟内の機器を1Gタイプとして導入した物件は、現在のところ、「インターネットが遅い!」等のお困り事のご相談は、入ってきておりません。

こういったひとつひとつのお困りごとの解消が入居者様の満足度ににも繋がり、建物の価値向上にも繋がるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

現在の賃貸市場では、無料インターネットが導入されているだけでは魅力が薄れてきております。
コロナ禍において在宅ワークや学生のオンライン授業の需要が増えたこと、ネット動画の視聴、ゲーム、オンライン飲み会等、常に大きなデータを送りあう頻度が高くなったことから、ネット環境の快適性がより求められ、今後は高速インターネットのニーズがますます高まることが予測されます。
賃貸オーナー様はご所有の物件が高速インターネットに対応されているかご確認頂き、物件ネット環境をご検討してみてはいかがでしょうか。

 

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野田圭佑

野田 圭佑(のだ けいすけ)

2015年あなぶきハウジングサービスに入社。
入社後5年間は住戸等の不動産仲介を経験。
現在は賃貸物件の管理業務に携わっております。
入居者様へのお困りごと対応やオーナー様へのご提案等、日々勉強しながら励んでおります。
まだまだ未熟ではございますが、皆様に有意義な情報発信となるよう努めて参ります。

保有資格:宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
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