こんにちは。
あなぶきクリーンサービスの野村です。
前回、私はマンション内の給水ポンプの取り替え工事ついてご紹介しました。
ブログをご覧になられていない方は下記から是非、ご覧下さい。
今回の給水設備ブログはマンション内の給水方式切り替え工事についてご説明します。
受水槽から揚水ポンプで高架水槽に給水しているマンションの方式を切り替えます。
意味はそのままなのですが、高架水槽を使用せず受水槽のお水をお部屋へ届ける仕組みとなります。
その分、揚水ポンプから加圧ポンプに切り替わります。
下の写真は揚水ポンプです。受水槽から高架水槽へ水を供給します。
工事内容で大きく違うのは工期が約3日間かかり、内1日は断水作業となります。
まずは揚水ポンプを分解していきます。
同じ要領で2つとも分解します。
下の写真は川本製作所の最新のポンプです。
現在は納期が約8カ月程となっております。
以前は、受注停止でしたのでだいぶ落ち着いてきた印象です。
それでも期間はかかります。
まず揚水ポンプの制御盤についている配線を加圧給水ポンプに使用するため、外して・・・
加圧給水ポンプに繋げていきます。
取付け完了です。
高架水槽に繋がっている配管接続部をカットします。
高架水槽を介さずに新しい配管と繋げていきます。
繋げた後は保温材を取り付けて・・・
保温カバーを取付けて高架水槽の作業は終了となります。
加圧給水ポンプの配管にも・・・
保温材を付けて完了です。
警報盤の作動を確認して・・・
全ての作業が完了となります。
給水方式切替工事のメリットとしては・・・
高架水槽の維持メンテナンスが必要なくなりますので先を見据えると費用を安く抑えることができます。
また、高架水槽を介さずにお部屋にお水が届くのでその分、多少なりともきれいなお水を使用できます。
デメリットとしては・・・
ポンプだけ替えるわけではないので最初の工事費用が少し高くなります。
また、マンションの配管状況によっては工事ができない場合もあるので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
給水方式切り替え工事を見る機会はほとんどないと思います。
現在は高架水槽があるマンションも少なくなってきていますし増圧ポンプも増えてきております。
こんな給水方式もあるのだなと思っていただければと思います。
野村泰友
野村 泰友 (のむら やすとも)
長崎県出身
あなぶきクリーンサービスでは主に貯水槽の清掃・点検作業や給水ポンプの点検など行っております。
このブログを通して皆様にはわかりやすく、興味を持っていただけるような情報を発信できればと思っております。
保有資格：FP2級、消防設備士乙種６類
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