賃貸物件上階から水漏れ!やるべき3つのこと

折出茉美

みなさまこんにちは。
あなぶきハウジングサービス 折出(おりで)です。
賃貸物件の管理担当になって3年目、これまで賃貸物件における漏水被害を数十件対応して参りました。

今回は「賃貸物件上階から水漏れ!やるべき3つのこと」と題しまして、上の階から水が漏れてきたときに対応すべきことをご紹介させて頂きます。

記事を読んでくださった方にとって少しでもお役にたてば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

1. 漏水被害が発生したらすぐやるべき3つのこと

① 管理会社もしくは大家さんにすぐに連絡

今まさに、天井から水がぽたぽたと落ちてきている方、まずは管理会社と大家さんに状況を報告しましょう。
上階からの漏水は原因がいくつかありますが、調査・修繕については、基本的に管理会社・大家さん指定の業者で実施します。ご自身でネット等で調べて業者を手配しないようにご注意ください。

 

② 上階に訪問してみる

管理会社もしくは大家さんに連絡がつかない場合、上層階に訪問してみてください。
漏水の原因はいくつかありますが、以前私が管理している物件で、洗濯機の蛇口とホースがなんらかの原因で、外れて水が流れっぱなしになり、下の階に漏水した事案がありました。
上階で明らかな漏水箇所がないかを確認するのも被害拡大を防ぎます。

上層階のメーターボックス内の止水栓を閉めることで、一時的に漏水を止めることもできる可能性があります。

※マンションの止水栓については下記のブログも参考にしてください

水漏れ発生!?|マンションの水道メーター確認方法

余談ですが、洗濯水栓については「逆止弁付」のタイプが設置してある場合は少し安心です。
万が一、洗濯ホースが外れても水が漏れ続けることはありません。一度ご自身のお住まいの洗濯水栓の形を確認されても良いかもしれません。

 

③ 水が落ちている箇所に受けを置きましょう

下の階への被害拡大を防ぐために、バケツや、洗面ボールなど水を受けられるものであれば、なんでも大丈夫です。

 

2.当日に漏水が復旧しない場合はどうしたらいいの?

修繕業者の日程が合わずに、当日来てくれない、もしくは漏水の原因がわかっても給水管や給湯管からの水漏れで当日工事が出来ない場合もあります。上階の入居者も常に止水栓を閉めることができないので、原因を復旧するまでは水漏れが続く場合があります。

部屋を利用できないぐらい漏水がひどい場合は,一時的に近くのホテルを利用するか、同じ建物に空室があればそちらを利用させて頂くよう管理会社・大家さんに相談してみましょう。
ホテル代について補填して頂けるかどうかは大家さん・管理会社と協議になります。

 

3.漏水原因箇所をようやく復旧。その後やるべきことは?

①漏水被害の室内を乾かせる

漏水被害が復旧しても、濡れた部屋の壁紙や床の張替えはすぐにはできません。
濡れたままでは壁紙が張れない為です。
まずは、漏れた水が出切り、乾くまで1週間~10日程の日数を要します
カビが生えないように、除湿器があれば使用されることをおすすめします。

 

②家財などの被害品をまとめておく

家具や、家電が濡れてしまって故障してしまった、布団やベットが濡れて使用できない、など漏水被害が復旧してもお困りごとは続きます。

賃貸マンション入居者の皆様は、賃貸用の火災保険にご加入されていると思います。基本的に家財保険もセットになっているので、スムーズな保険金請求の手続きの為に下記をご準備ください。
・漏水被害品の写真
(使用不可になって廃棄する場合も、写真だけは撮影しておいてください)
・被害品を購入した当初の金額の確認
(領収書が無くても申告で保険金が下りる場合が多いです)

入居者の火災保険を利用するか、大家さんの火災保険を利用するかは、管理会社と相談になります。

 

4.最後に

如何でしたでしょうか?
過去、漏水被害現場に何度も立ち合い、入居者さんにご協力を頂きながら、どの現場も復旧して参りました。「やまない漏水ない!」今漏水被害でお困りのお客様へ少しでもご参考になりましたら幸いです。

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折出茉美

あなぶきハウジングサービス 部屋ナビ中国事業部 広島支店 PM課
折出 茉美(おりで まみ)
広島県広島市出身。2017年入社。

不動産賃貸仲介を4年経験し、現在は、1棟賃貸マンション・アパートの管理担当として日々、奔走しております。
オーナー様、入居者様にとって有意義な情報発信が出来るよう頑張ります!

保有資格:宅地建物取引士
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