諦めていませんか?分譲マンションの浴室をサイズアップ!

西川倫史

こんにちは。

あなぶきハウジングサービスの西川です。

今回は、最近お問い合わせの多い『お風呂のリフォーム』にスポットをあててみます。
「お風呂が古くなってきたので、新しくしたい!」とういう方が当然多いのですが、
「もう少し広くなれば良いのに・・・」というサイズアップのご要望も良くお聞きします。

普通の感覚であれば、『サイズは現状設置しているものと同じサイズのものしか交換できない。』と考えがちですが、 マンションでも場合によってはサイズアップできる可能性があることをご存じですか?
必ずできるわけではありませんが、お部屋の状況次第ではできる可能性がありますので、簡単にご説明していきたいと思います。

 

ユニットバスのサイズ表記の仕方

ご存知の方も多いかと思いますが、マンションを購入したの図面等にもよく記載されていますが、ユニットバスのサイズは大体4桁の数字で表します。
たとえば1216サイズであれば、これはお風呂の内寸が120cm×160cmということです。
(浴室中側のドア枠の上にシールが貼ってあり、そこに記載されていることが多いです。)

最近の新築マンションは1418サイズは当たり前で1620サイズなんかもよく目にしますが、20~30年くらい前のマンションは1216サイズや1116サイズも多いです。

 

なぜサイズアップできるの?

ユニットバスには『UB据付必要寸法』というものがあります。
これはこのメーカーのこのサイズであれば、設置するスペースは何cm必要ですというものです。

こちらは1317サイズのユニットバスの製品図面です。
赤で囲っている箇所を見てください。この製品のこのサイズは1760mm×1360mmがUB据付必要寸法となるので、このスペースさえあれば設置は可能ということです。

TOTOにしてもLIXILにしても、最近の製品は壁裏の配管スペースを小さくするなど、効率的な構造の製品を作っています。必要寸法が以前より少ないため、限られたスペースを有効活用でき、浴室サイズをアップできるということです。

 

サイズアップできるかの判断は?

これは最終的にはリフォーム業者さんが現地調査時に調べる内容ではありますが、ユニットバス天井の点検口を開けてスペースを確認します。

これが点検口です。

これを開けて顔をつっこみ天井裏を見ます。

こちらはある現場の天井写真です。

先ほどご説明した『UB据付必要寸法』が取れるかどうかを確認するのはもちろんのこと梁なども有無を確認します。
いざ工事をしたら、「見込み違いで入りませんでした」では許されないので、確実な場合のみサイズアップのご提案をしています。

 

まとめ

絶対にサイズアップできる!というわけではありませんが、実際広くできるケースは多いです。
今回は少しだけのご説明でしたが、お風呂のリフォームはサイズアップのほかにもお掃除がしやすくなっていたり、浴槽をまたぐ高さが低くなっていたり、オプションでいろいろな設備を付けることができたりと、施工後の満足度が高いリフォームと感じます。今回はかんたんな内容でしたが、次のお風呂の記事の際には工事前・工事中・工事後と施工例として写真を付けながら、詳細のご説明していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

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西川倫史

あなぶきハウジングサービス リフォーム事業部:西川 倫史(にしかわ ともひと)
マンションの専有部(お部屋内)のリフォーム&リノベーションのアドバイザーとして内装・インテリアはもちろんのこと、仮住まい、引越に至るまでトータル的にサポートしております。新しいリフォーム商材の情報と、いままで経験してきた事例などをブログを通して情報発信していきます。
東京葛飾という下町出身の親しみやすさを武器に、わかりやすくお伝えしますので、よろしくお願いいたします!
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