マンション管理会社を変更するための9つの手順|ステップ②マンション管理会社の選定と見積依頼

松井 久弥

一般的にマンション管理会社の変更を検討する場合、5社程度のマンション管理会社を選定し、そこから見積書提出 比較検討3社程度からプレゼンテーション →1社に決定というケースが多いです。

ただ、日本全国で2,300社以上ある管理会社の中から、どうやって自分たちのマンションに合う管理会社を選べばいいのでしょうか?

ステップ②では、マンション管理会社の選定方法と見積依頼の方法についてご紹介します。
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目次

  • マンション管理会社の選定
  • マンション管理会社へ見積を依頼をする
  • まとめ

マンション管理会社の選定

分譲マンションにお住まいのご友人や知人に聞いてみる

まずは、分譲マンションにお住まいのご友人や知人にマンション管理会社を聞いてみてください。
ご友人のマンションに行った際、「マンション内の清掃が行きとどいてるな」「管理員さんが丁寧に対応してくれるな」「掲示板がスッキリしていて見やすいな」と感じたことはありませんか?
実際にマンションに住んでいる方からの評価が高ければ、日頃からしっかりマンション管理ができていると思います。

第三者の専門家に相談してみる

・マンション管理士
・コンサルティング会社
・公益社団法人 マンション管理センター
・一般社団法人 マンション管理業協会NPO法人

初回の相談は無料のところが多いですが、顧問契約等をすると別途費用が発生する場合もあります。
詳しくは、
マンション管理会社変更|第三者の専門家を活用しよう」を参考にしてくださいね。

マンション管理会社へ見積を依頼する

見積条件を統一する

選定したマンション管理会社に見積を依頼する場合、「見積書作成をお願いします。」だけでは不十分です。

3~5社選定して比較検討するので、見積条件を各社統一していなければ、会社ごとに異なる内容で見積書が提出されてしまうので、比較がしづらくなってしまいますよね。

同一条件で比較検討するためにも、現状のマンション管理会社に委託している内容で依頼をしましょう。
委託内容は、下記3つの資料があれば確認ができます。

①現マンション管理会社との管理委託契約書
②現マンション管理会社との重要事項説明書
③直近の総会資料

現状の委託内容が必ずしも、今のマンションに適しているとは限らないので、選定したマンション管理会社には、現行仕様と提案仕様の2パターン見積書を作成してもらうことをおすすめします。

マンションの現地調査

見積依頼にあたり、マンション管理会社ではマンションの建物や設備の状態を確認するためにも、現地調査が必要になります。
そのために、各社に対して現地調査の日程調節が必要です。
1社ずつ日程を設けるのは、管理組合のみなさんも大変なので、1日にまとめて現地調査日を設けるか、2日に分けて設けるケースが多いです。

例)○月○日
A社  9:30~10:30
B社  10:30~11:30
C社  11:30~12:30
D社  13:30~14:30
E社    14:30~15:30

この現地調査の際に、設備(エレベーターや機械式駐車場、ポンプなど)の報告書を閲覧できるようにしていると、マンション管理会社も詳細な点検内容が確認ができるので、事前に管理室などに準備しておくことをおすすめします。

まとめ

マンション管理会社の選定、見積依頼(提出日)も ”いつまでに” という期限を決めてから取組むようにしましょう。
次回は、ステップ「ステップ③見積金額と提案内容の比較検討」についてご紹介します。

【関連記事】
→まる分かり!マンション管理会社を変更するための9つの手順とポイントをご紹介!
「まとめ|マンション管理会社を変更するための9つの手順」

→さらに細かいステップごとのポイントをおさえたい方はこちらからどうぞ!
「ステップ①現状のマンション管理会社の問題点を整理」
「ステップ②マンション管理会社の選定と見積依頼」
「ステップ③見積金額と提案内容の比較検討」
「ステップ④マンション管理会社のプレゼンテーションを開催」
「ステップ⑤マンション管理会社変更の総会準備」
「ステップ⑥マンション管理会社変更の総会審議」
「ステップ⑦現行のマンション管理会社と管理委託契約を解約」
「ステップ⑧新マンション管理会社と管理委託契約を締結」
「ステップ⑨新マンション管理会社への管理業務引継ぎ」

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松井 久弥

あなぶきハウジングサービス:松井 久弥(まつい ひさや)
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
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