マンション管理会社を変更するための9つの手順|ステップ⑦現行のマンション管理会社と管理委託契約を解約

松井 久弥

総会でマンション管理会社変更が承認されたら、次は現行のマンション管理会社との管理委託契約を解約しましょう。
契約を解約する際のポイントをご紹介します。

アイキャッチ

目次

  • 少なくとも3カ月前に書面で通知しよう
  • 書留等で郵送しよう
  • まとめ

少なくとも3カ月前に書面で通知しよう

現行のマンション管理会社との契約書が、国土交通省が公表している「マンション標準管理委託契約書」に準拠して作成されていれば、契約の解約に関する事項は、下記のように記載されています。
———————————————————————————————————————-
「前条の規定にかかわらず、甲(管理組合)及び乙(マンション管理会社)は、その相手方に対し、少なくとも3月前書面で解約の申入れを行うことにより、本契約を終了させることができる。」
———————————————————————————————————————-

「マンション管理会社変更|9つのステップ⑤総会準備」の中で決めた、現行のマンション管理会社との契約解約日を書面にて通知しましょう。

解約通知
↓下記のwordファイルは、ダウンロードして宛名や管理組合名、年月日等を編集することができます。
解約通知のサンプル(wordファイル)

書留等で郵送しよう

上記の解約通知は、マンションの担当者に郵送してしまいがちですが、契約先(マンション管理会社)の代表取締役にきちんと通知を行いましょう。

その際は、普通郵便ではなく、
・書類を出した郵便局と出した時間
・荷物が到着した郵便局と着いた時間
・どの郵便局を経由したか

が追跡できる書留(この他にもレターパックなどでも追跡が行えます。)で送ることをおすすめします。

簡易書留でも追跡は行えますが、届け先に手渡しで郵送ができる書留を利用してください。

まとめ

解約日の記載に間違いがないか再度確認し、写しを控えてから通知を行いましょう。
現行のマンション管理会社への解約の通知が完了したら、次は新しい管理会社との契約締結です。
いよいよ、新しいマンション管理会社との付き合いが始まりますね!

 

【関連記事】
→まる分かり!マンション管理会社を変更するための9つの手順とポイントをご紹介!
「まとめ|マンション管理会社を変更するための9つの手順」

→さらに細かいステップごとのポイントをおさえたい方はこちらからどうぞ!
「ステップ①現状のマンション管理会社の問題点を整理」
「ステップ②マンション管理会社の選定と見積依頼」
「ステップ③見積金額と提案内容の比較検討」
「ステップ④マンション管理会社のプレゼンテーションを開催」
「ステップ⑤マンション管理会社変更の総会準備」
「ステップ⑥マンション管理会社変更の総会審議」
「ステップ⑦現行のマンション管理会社と管理委託契約を解約」
「ステップ⑧新マンション管理会社と管理委託契約を締結」
「ステップ⑨新マンション管理会社への管理業務引継ぎ」

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松井 久弥

あなぶきハウジングサービス:松井 久弥(まつい ひさや)
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
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