豪雨災害で被災したときに使える保険とは?

堅田善之 堅田善之

あなぶきインシュアランスの堅田です。
この度発生した平成30年7月豪雨災害に関するニュースが連日報じられており、水災への関心が高まっています。
まずはじめに、今回の災害で被害を受けられた方々へ心からお見舞い申し上げます。

今回は水災に対応できる保険についてご紹介します。
災害への対策方法の一つとして、参考にしていただければと思います。

 

目次

  • 1.火災保険の水災補償とは?
  • 2.水災発生時の事故対応の流れ
  • 3.まとめ

1.火災保険の水災補償とは?

火災保険の水災補償の概要は以下の通りです。

<水災補償とは>

台風、暴風雨、豪雨等による洪水、融雪洪水、高潮、土砂崩れ、落石等の水災によって保険の対象が損害を受け、その損害の状況が次の(ア)または(イ)のいずれかに該当する場合をいいます。

(ア)保険の対象に再取得価額の30%以上の損害が生じた場合
(イ)建物が床上浸水(※1)または地盤面(※2)より45cmを超える浸水を被った結果、保険の対象に損害が生じた場合

※1:床上浸水とは、居住の用に供する部分の床(畳敷または板張等のものをいい、土間、たたきの類を除きます。)を超える浸水をいいます。
※2:地盤面とは、建物が周囲と接する位置をいいます。ただし、床面が地盤面より下にある場合は、その床面をいいます。

 

ここでポイントとなるのは「(ア)または(イ)のいずれかに該当する場合」の部分です。

例えば建築費が2,000万円の一戸建て住宅だと(ア)の場合、600万円以上の損害が発生していないと対象となりません。
ただ(イ)の場合だと、損害額にかかわらず床上浸水または地盤面から45cmを超える浸水を被っていると対象となります。

損害額が大きくなかったとしても床上浸水するような事故であれば、保険は適用できます。
また土砂崩れ(崖崩れ、地滑り、土石流または山崩れ)も水災補償で対応が可能です。

なお、水災補償は多くの保険会社で「補償を付ける、付けない」が選べます。
このため、契約時に水災補償を付けていない火災保険契約はよくあります。

水災補償を付けていない場合、今回のような豪雨災害について火災保険では対応できません。
この点についてはご契約の内容を事前によくご確認いただくことが必要です。

 

2.水災発生時の事故対応の流れ

豪雨災害が発生した場合、すぐに保険会社へ連絡ができなかったり、保険証券が手元にないこともあります。
その場合の対応方法を簡単にまとめています。

■水災発生時の事故対応の流れ■

①損害状況の写真をたくさん撮影する
→ポイントはとにかくいろんな角度からたくさん写真を撮影すること、です。
家財にも火災保険をかけている場合、家財の被害状況の写真もたくさん撮影しておいてください。
また、地面からどの程度の高さまで水がきたかなど、壁面等に跡が残っている写真も余裕があれば撮影しておくのがおすすめです。

②保険会社へ連絡する
→保険証券が手元になかったとしても、本人確認ができれば事故の受付は可能です。
本人確認の方法としては「契約者氏名、登録の電話番号、契約者住所、物件所在地」などを確認します。
地震や水災などの広域災害の場合、証券が手元にない場合も多くありますので、上記の対応で事故の受付が可能となります。
参考までに代表的な保険会社の事故受付の連絡先をご紹介します。

・東京海上日動火災保険:0120-119-110(24時間365日受付)

・損保ジャパン日本興亜:0120-727-110(24時間365日受付)

・三井住友海上火災保険:0120-258-189(24時間365日受付)

・あいおいニッセイ同和:0120-985-024(24時間365日受付)

・AIG損害保険   :0120-01-9016(24時間365日受付)

 

水災の場合は、保険会社の派遣する鑑定人が現地を必ず確認します。
事故受付をしてから、現地に訪問する日程の調整などを行い現地を確認するのですが、被災地の状況によってはすぐに行けないことも想定されます。
写真を残しておけば、片づけを行ってしまっていても後日保険会社へ状況を伝えることが可能です。

 

3.まとめ

今回のような豪雨災害は起こらないことが一番ですが、起こってしまった時に保険に入っていれば復旧費用にあてることが可能です。
市区町村が発表しているハザードマップや過去の災害状況、付近の河川などを考えて、水災補償を検討いただくことをおすすめします。

また災害が発生した際には、本記事が少しでも被災された方々のお役にたてれば幸いです。
一日も早い被災地の復旧を願っています。

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堅田善之

堅田善之

あなぶきインシュアランス 堅田 善之(かたた よしゆき)
高知県出身。2008年穴吹興産に新卒入社。2009年3月から株式会社穴吹ハウジングサービスへ転籍し、マンション管理組合の運営サポート業務を経験。
2013年4月から株式会社穴吹インシュアランスへ転籍し保険代理店業務を担当。現在は四国・中国・近畿地方エリアを中心に「住宅購入者向けの火災保険」や「マンション管理組合の火災保険」の提案、事故対応業務、グループ社員向けの自動車保険の提案業務を行っています。
【得意分野】火災保険・自動車保険
現在、ファイナンシャルプランナー2級の取得に向けて勉強中です。
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