おはようございます、あなぶきセザールサポートの飯野です。
前回、前々回と大規模修繕工事時のバルコニー・ベランダの荷物についてご説明しましたが、本日は最終章としてアンテナを設置されている方への注意点をご説明します。
- バルコニー・ベランダへのアンテナ設置について
- まとめ
・バルコニー・ベランダへのアンテナ設置について
以前当ブログで紹介したバルコニー・ベランダによく置かれている物置や観葉植物や床面へのタイル敷設の他に、本日ご紹介するアンテナがあります。
ケーブルテレビを視聴できるマンション(よく「CATV対応」と書いてあります)であれば特にアンテナを立てることなくBS・CS放送等の衛星放送が視聴可能ですが、そうでない場合はマンション内にアンテナを立てないとBS・CS放送等を視聴できません。(※マンションの共用設備として屋上にBS・CS対応のアンテナが設置してある場合は視聴できます。)
「マンション内にBS・CS放送を視聴できる設備がないけれど自宅でBS・CS放送を視聴したい」という方が、バルコニー・ベランダにアンテナを設置することで視聴しています。
バルコニー・ベランダへのアンテナ設置については、美観は悪くなりますが普段は特に他の居住者へ多大な迷惑をかけることはほとんどありません。しかし大規模修繕工事の際には設置したアンテナが大きな問題となってきます。
大規模修繕工事は建物外壁周辺に足場を設置して外壁やバルコニーの工事を実施しますが、バルコニー・ベランダにアンテナが設置してあるとこれらの作業ができなくなるため、撤去をしなければなりません。この撤去については基本的に居住者がおこなわなければなりませんし、工事終了後の設置も居住者がおこなうことになります。
・まとめ
バルコニー・ベランダへのアンテナ設置は避難経路を塞がない場合であれは消防法にも違反しませんが、マンションの外観を大きく損なうため禁止しているマンションもあります。マンションのルールが周知されておらず勝手にアンテナを設置される方もいますが、アンテナ設置が管理組合に発覚した場合、撤去を求められる場合もあります。
マンションのテレビ視聴環境は借りる時でも買う時でも不動産屋で確認することができるので、テレビの視聴環境にこだわりをお持ちの方は、契約前によく確認するようにしましょう。
飯野琢磨
前職では大工や建築積算を経験。入社後、マンション修繕工事のコンサル業務、分譲マンションのリプレイス営業、分譲マンションのフロントを経験。
マンション管理のことについてはもちろんのこと、リフォームやリプレイスなどさまざまな視点から幅広い情報を提供します。
所有資格:一級建築士・マンション管理士・管理業務主任者・宅地建物取引士
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