分譲マンションお風呂におススメ!バスフロアークリーニングとは

高杉顕広

こんにちは!! あなぶきクリーンサービス 高杉です。

お風呂には一日の疲れを癒したり、リラックスしたり体にも心にもイイ効果があります。
そんなお風呂、お手入れも大事ですよね。今回はお風呂のお手入れについてのお話し。
匠のマンションクリーニングシリーズ第5幕「バスフロアークリーニング」をご紹介します!

分譲マンションお風呂

マンションのお風呂にはいろいろな種類があります。「壁・天井・床一体型」のものから「追い炊き機能」や「乾燥機能」、「ミストサウナ機能」などがついた高機能のシステムバスまで様々。
お風呂の基本構造は大きく分けて、浴槽、壁、床、天井、扉、水栓、排水口、乾燥機で構成されます。日々のお手入れも、これらの箇所の湯垢・水垢を落としたり、水廻りに悩ましいカビ汚れ落としが中心となります。普段みなさまがされていらっしゃいます
お風呂用の洗剤やカビ落し用の洗剤を使いながらスポンジなどで汚れを落して
洗い流し、
浴室を乾燥させるお掃除で十分お手入れできます。

バスフロアークリーニングとは?

ここで浴槽まわりに注目してみましょう。浴槽によっては、「エプロン」と呼ばれる取り外し可能なパネルが浴槽の前面についているタイプがあります。

エプロン付きの浴槽の場合、浴槽と壁、浴槽の床下にある程度の空間が設けられています。
この空間の部分をわたくしどもはバスフロアーと呼んでいます。浴槽の形状や保温性能や排水の仕組みの関係上、またワンプッシュ水栓(ボタンを押すことで浴槽の栓を開閉し、お湯をためたり排水したりする栓)の操作用のワイヤーや給水管を格納する必要性から空間が設けられてます。エプロンはそのフタの役割をしています。
お風呂のお掃除で、このエプロンの中の浴槽の奥まで。。。とは、なかなか手が行き届きにくいですよね。お掃除されたとして、浴槽手前の排水口までという方が多いのではないでしょうか?
このエプロンの中、普段は目にすることがありませんが、月日が経ってくると、汚れが蓄積し、カビも繁殖します。
普段お風呂のお掃除をして浴室内を乾燥させてもすぐカビが生えてきたり、ニオイが残ったりする原因の一つがこのエプロン内部の汚れやカビなのです。
このエプロンの中身をお掃除するのが、バスフロアークリーニングです。

【念のためご注意を!!】
今回お話しさせて頂く内容は、構造上、壁・床・浴槽が一体になっている浴槽、エプロンのない浴槽、コーキングなどで浴槽と壁の間を密着固定している浴槽、水分の浸入しない構造となっている浴槽は対象ではありません
年数が経過しエプロンの脱着をされたことのない浴槽の場合、エプロンの素材そのものが劣化し固くなっていることがあります。また、浴槽のメーカーや種類によってエプロン脱着の可否や外し方が異なります。無理に外そうとすると破損する恐れもあります。
まずはわたくしたちのような清掃のプロや浴槽のメーカーに事前にご確認・ご相談されることをおすすめします。

バスフロアークリーニングを知る 3つのポイント

エプロンの中はカビ・汚れの巣窟


エプロンの中は汚れが堆積し、カビが繁殖しやすい環境になっています。
右側が実際の状況写真です。浴槽の下まわりからエプロン、浴槽下の床、浴槽の奥の壁まで汚れが固着し、カビがビッシリ(お食事中の方申し訳ありません。。。)

一般にカビに関して、温度25℃のとき、湿度が70%だとカビは数か月で繁殖し、75%を越すとその速度は急激に早まり、90%ではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するそうです。
年間でみますと、温度は春から夏にかけ緩やかに上昇、秋から冬にかけ緩やかに下降。
湿度は、年間を通じてほぼ60%以上。6月後半から7月にかけては、温度25℃以上、湿度70%を超える日が多く、カビが発生しやすい環境となっているそうです。
建物の中では、外気の温湿度の変動が大幅に緩和されますが、あくまでも空気の循環の良い場所のことで、空気が滞留している場所やカビが密集している場所は、空調の有無に関わらず空気が滞留し湿気がこもりやすく、カビが繁殖しやすいそうです。
(引用:文部科学省 カビ対策マニュアル)
こちらのブログもご参考に↓
発生しやすい場所を知って、マンションのカビ対策をしましょう

これがバスフロアークリーニング!!

それでは、バスフロアークリーニングの様子を動画でご覧頂きましょう。
弊社では福岡、久留米のマンションでバスフロアークリーニングを展開しています。

【清掃手順】
STEP1)エプロン取り外し・・・浴槽の形状によって取り外し方が異なります
STEP2)専用洗剤塗布  ・・・カビや湯垢汚れ除去専用の洗剤を使用します
STEP3)エプロン洗浄  ・・・エプロンに付着したカビや汚れを落とします
STEP4)高圧洗浄    ・・・内部のガンコなカビや汚れを高圧洗浄で一掃
STEP5)排水口パーツ洗浄・・・排水パーツの汚れを細部まで丁寧に落します
STEP6)仕上げ洗浄   ・・・高めの温度のお湯で汚れを洗い流して仕上げ
STEPエプロン取り付け

バスフロアークリーニングでお手入れ楽に!!

作業前と作業後の比較がこちら。
浴槽まわりがスッキリ!!カビや湯垢汚れがとれています。これでカビがつきにくく浴槽から排水口への排水もスムーズになります。あわせて気になるニオイもとれます。

ここまでキレイになっていると、気持ちよくゆっくりと湯船につかることができますね。
定期的にバスフロアークリーニングを行っておくと、手が行き届きにくいところの汚れの付着やカビの繁殖が抑えられます
これで、普段みなさまがされていらしゃるお風呂のお掃除で浴室の快適空間がより維持しやすくなります。

清掃の「匠」ツボ 排水管洗浄

バスフロアークリーニングの実施周期ですが、特に決まりはありません。汚れの状況や季節に合わせ、年に1回や半年に1回程度されるのが良いと思います。
ちなみに、弊社の福岡と久留米の場合、マンションの排水管洗浄と同時期に実施させて頂くことをおススメしております。
排水管洗浄とバスフロアークリーニングは洗浄の対象となる箇所や使用する機材、洗浄方法は異なりますが、実施タイミングやバスフロアークリーニングで落とした汚れと排水管の汚れを一緒にキレイにし、お風呂まわりの排水もスッキリさせるうえで最適です。
排水管洗浄とは:
雑排水管が対象。共用排水管・お風呂・洗面・洗濯パン・キッチンの排水管部分の洗浄。

詳しくはこちらのブログをご参考に↓↓
マンションの排水管洗浄5つのポイント
排水管清掃|専有部立会い
分譲マンションの居住者必見~排水管清掃に立ち会わなければならない理由~

まとめ

今回はマンションのお風呂のお掃除の中でも、バスフロアークリーニングというちょっと聞き慣れないお掃除についてご紹介致しました。
水廻りならではのカビの特性についてのお話しも織り交ぜながら、より快適なお風呂でお過ごし頂く為のポイントとしてお話しさせて頂きました。
普段のお風呂のお手入れにプラスアルファ「バスフロアークリーニング」にも注目されてみてはいかがでしょうか?
なかなかご自身で行うにはむずかしい清掃方法でもありますので、ぜひ一度、私どもマンション清掃のプロにご相談下さい。
(お部屋内のお掃除のおススメ記事はこちら。あわせてぜひご覧下さい↓↓)
「匠」のマンション室内クリーニング 拭き清掃3つのポイント
季節の変わり目におススメ!エアコンクリーニング3つのイイこと

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高杉顕広

あなぶきクリーンサービス 福岡支店 高杉 顕広(たかすぎ あきひろ)
広島県出身。福岡にて清掃管理業務を担当。
これまで電力・通信・医療業界の情報システムの構築、コールセンターの運営、建築設備・住宅設備業界の経営企画業務を経験。
現在、あなぶきグループにて"清掃"という視点から「快適空間の提供」を追求しています。
福岡に住み始めて8年。多彩な経験を活かしながら、"人と地域にやさしさと安心"をお届けしてまいります。

【得意分野】人材育成
【モットー】感謝報恩
【保有資格】第1種衛生管理者,消防設備士,福祉住環境コーディネーター,情報処理技術者,システムアドミニストレーター,建設業経理事務士,中学・高等学校教員免許
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