みなさんこんにちは。採用担当の三宅です。
さて、今回は就職活動に役立つキャリアセンターの活用方法をご紹介します。
正直、わたしは就職活動をしていた学生時代、あまりキャリアセンターを活用していませんでした。
どこかでキャリアセンターなんて行っても役に立たない、なんて気持ちがあったのだと思いますが、採用担当になってから各学校のキャリアセンターの方々とお会いするうちに、キャリアセンターの運営の幅広さに感銘を受け、是非就活生の皆さんにお伝えしたい!と感じました。
具体的にどのような活用方法があるのか、是非参考にしてください。
目次
- 求人情報を収集する
- 卒業生リストを利用する
- カウンセラーに会う
- 最後に
求人情報を収集する
キャリアセンターには各企業から求人票が寄せられますので、求人票は欠かさずチェックしましょう。
就職ナビサイトに掲載されていない情報があるというのももちろん良い点なのですが、それだけではありません。
「マッチングしやすい企業を知ることができる」という点が、キャリアセンターの求人情報を収集する大きなメリットです。
企業は、郵送費(持参の場合は交通費)がかかりますので、手当たりしだいに全国の大学に求人票を寄せるわけではありません。
各大学の特徴(立地、学部、方針等)を見て、「この大学なら当社に合う学生さんがいそうだな」とか「この学部でこれを学んだ学生さんなら当社で活躍できるかもしれない」と思って求人を出すわけです。
つまり、この時点で企業は「○○大学の学生さん、ウェルカム!」な状態ということですね。
就職ナビサイトには何万件もの求人情報が掲載されていますが、その中から自分で企業を探す必要があり、それも当然必要なことではあると思いますが同時に手間でもあるともいえます。
求人ナビサイトだけではなくキャリアセンターの求人票も就職活動に活用する、というのもひとつの手ではないでしょうか。
また、求人情報だけでなくインターンシップや説明会の情報などもありますので、こういった情報収集の意味で活用する、ということをお勧めします。
卒業生リストを利用する
キャリアセンターには卒業生リスト(卒業生の進路先・連絡先の情報)があります。
連絡がとれる卒業生にアポイントをとり、是非、直接話を聞きましょう。
その先輩の会社が『あなたの意中の会社か否かに問わず』です。
先輩達は正に生きた情報です。
意中の会社に卒業生がいるのであればなおさらですが、そうでない場合でも同じ大学の先輩から話を聞くことで、大学で学んだ何が今生かせているのかを知ることができたり、何より全く縁もゆかりもない方に話を聞くよりも同じ大学出身ということで互いにある程度はリラックスした状態で話をすることができるかと思います。
同じ時間を過ごすのであればより有益な情報を得られる方が良いですよね。
ちなみにこの卒業生リストなるものは、各キャリアセンターから「卒業生がいたらOB・OG訪問をしてもよいですか?よい場合は連絡はどちらにすれば良いですか?」と事前に企業(先輩)側の許可を得たうえで情報を取得していますので、OB・OG訪問を受け入れることに抵抗のない方である可能性が高いです。
なかなか先輩社員との繋がりがない、という方はキャリアセンターの卒業生リストを利用してみてはいかがでしょうか。
キャリアカウンセラーに会う
キャリアカウンセラーに会う目的を大きく以下の2つに分けます。
・選考の対策のため
・相談をするため
まず1つめの「選考の対策のため」ですが、キャリアセンターにはカウンセラー(キャリアカウンセラー ※呼称は各学校異なります)がいます。
就職活動成功のためのノウハウを持っているカウンセラー達は、例えば履歴書の書き方やエントリーシートの書き方のアドバイス、模擬面接や他学生と一緒に模擬グループディスカッションをすることもできます。
パソコンを開けばすぐ「志望動機の書き方」や「自己PRの方法」を調べることができるので、大まかなことは自分自身でできるかもしれませんが、それだけでは「あなたらしさ」はなかなか伝えきれません。
カウンセラーに会い、一緒に対策を考えることにより、自分が気づかなかった自分の表し方に気づいたり、第三者の意見を聞くことができるのです。
また、各種就活セミナーは多方面で開催されていますが、大学の中にあるキャリアセンターであれば授業終わりに寄る、など時間や交通費をかけずに済みます。
2つめの「相談をするため」は、実は私個人としては一番大きなメリットだと思っています。
就職活動が行き詰ったときに誰に相談しますか?
友達や家族、恋人と答える方もいるかと思いますが、キャリアカウンセラーに相談するというのも時に大きな心の支えになり得るのではないでしょうか。
家族や恋人に相談しても結局喧嘩になってしまったり、友人とは就活の話より楽しく過ごしたい、なんて親しい人だからこそ相談しにくいこともありませんか?
そんなとき、カウンセラーに相談してみると、やはりそこは就職活動支援のプロです。
的確なアドバイスをくれ、進むべき方向へ導いてくれるでしょう。
就職活動中、私はどことなく孤独を感じました。
友人、家族、恋人、もちろん支えてくれる人はいるのですが、それでもやるのは自分です。
やはり孤独や焦りを感じる人も少なくはないはずです。
そんなときに何も気にせず本音を打ち明けられる存在がいるということは、就職活動を有利に進めるひとつの大きなポイントであると思います。
最後に
これまでキャリアセンターにあまり足を運ぶ機会がなかった方も、今回の記事で有効な活用方法があることを知っていただけたのではないでしょうか。
キャリアセンターをあなどること無かれ!
三宅 由香里
分譲マンション管理担当(フロント)の経験を経て、現在は総務部で採用をメインに担当しています。常に就活生の等身大の採用担当であることをモットーに日々奮闘中。年間200名を超える学生さん、転職者の面接を実施しており、面接対策アドバイスを得意としています。
見た目に反してフットワークの軽さは誰にも負けません!
保有資格:管理業務主任者・宅地建物取引士
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