あなぶきセザールサポートの生山です。
今回も前回に引き続き、賃貸で部屋を借りるときの「重要事項説明」で知っておきたいポイントについてご紹介します。
目次
- 用途その他利用の制限に関する事項
- 家賃および家賃以外に授受される金額
- 敷金およびその他の一時金の精算に関する事項
用途その他利用の制限に関する事項
貸室(借りるお部屋)の用途は基本は「住宅」ですよね。「住宅に限る」という用途の制限がある物件を事務所として使用してはいけません。
利用の制限は「アレはしてもよいコレはダメ!」といったことが書かれており、借りる前にしっかりと把握しておかないと後々トラブルになってしまうこともあります。
代表的なモノが「ペットの飼育」に関する制限です。犬はダメ、猫はダメ、小鳥や熱帯魚はOKといったようなことです。
ところで「ペットの飼育は不可」としか書かれていない場合、ハムスターを飼うのもダメなんでしょうか?基本的にペット飼育不可の物件がペットを禁止にしている理由は、他の居住者の迷惑になる、部屋が汚れる、臭いが付く、といったところです。
ペット飼育不可の物件でも「ハムスターとか小鳥ならいいよ」と言ってくれるところもあるかもしれませんので、気になるようでしたら事前に確認しておきましょう。
注意しておかなければならないのが、借りるお部屋が「分譲賃貸」だった場合です。
(分譲賃貸??なんのこと?と言う方は下の記事で説明していますので参考にしてみてくださいね。)
→分譲賃貸を探している方必見!分譲賃貸を借りる前に知っておきたい3つのポイント。
分譲マンションではペットが飼育できる物件でも非常に細かくルールが定められていることがあります。また分譲マンション自体はペットを飼ってもいいマンションでも、その部屋の大家さんがダメと言えばペットを飼育することはできません。
他に楽器の演奏についてのルールが決められていることもあります。楽器についても分譲マンションの場合は「20時以降は禁止」といったように細かいルールがあったりします。他にも「石油ストーブの使用は禁止」「喫煙は禁止」など、その物件で利用が制限されている事柄があれば記載されますが、気になったことは聞いて、あやふやにしておかないようにしましょう。
家賃および家賃以外に授受される金額
毎月の家賃・共益費・駐車場代・駐輪場代、契約時に必要な敷金・礼金・仲介手数料・火災保険料、更新の際に必要な更新料等について記載されています。
それぞれの費用がどういったものなのか、というのは下の記事で細かく説明していますので、よければ参考にしてみてください。
敷金およびその他の一時金の精算に関する事項
契約時に支払った敷金の精算に関することが記載されています。敷金の精算は賃貸でトラブルになりがちな項目ですので、しっかりと確認をしておきましょう。
「ハウスクリーニング代は敷金から控除する」とか「畳の表替え費用は敷金から控除する」とか物件によって異なりますので、できるだけ詳しく聞いておきましょう。
次回も引き続き重要事項説明の中で気を付けておきたいポイントについてご紹介させていただきますね!
生山 亨
分譲マンションの管理担当(フロント)を経て賃貸仲介・賃貸管理・売買仲介・総務業務を経験。長年やってきた賃貸業務、中でも特に空室の改善、対策は得意分野です。現在は、あなぶきスペースシェアにおいて宿泊事業・マンスリー事業を行っています。
保有資格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者
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