■民泊/良い宿泊施設、避けた方がよい宿泊施設の見分け方

田村浩彦

師走も近づき、冬支度にお忙しい時季かと存じますが、お障りなくお過ごしでしょうか

いきなりですが、W杯日本初戦ドイツに勝ちましたね!
前半1点先制されてからの後半まさかまさかの2得点の逆転勝利
私もそうですが誰がこの結果を予想していたでしょうか?
まさに歴史的な1勝。彼等のアグレッシブな戦いぶりに刺激をもらった方も少なくないのではないでしょうか。
次のコスタリカ戦も期待ですね。
Forza Giappone!!

さて、今回は前回とは逆の立場ゲスト目線で見た際のおススメ宿泊施設・避けた方が良い宿泊施設の見分け方ポイントを沖縄の民泊運営代行会社株式会社OneNote田村がお届けしたいと思います。
現在の全国旅行支援及び年末年始の民泊施設選びの参考になれば幸いです。

【目次】
其の①良い宿泊施設、避けた方がよい宿泊施設の見分け方
其の②こんな時どうする?起きてしまったアクシデント対処法
其の③ご予約前気を付けたいポイント
まとめ

<其の①「良い宿泊施設、避けた方がよい宿泊施設の見分け方」>
皆様ご旅行に行く際、宿泊施設をどうやって探しますか?宿泊予約サイト、旅行代理店、施設に直接問合せetc…
ほとんどの方が宿泊予約サイト(楽天トラベル・じゃらん・Airbnb等)を通じてご予約されるのではないかと思います。その際、大きな判断ポイントとなるのが施設の視覚的情報である写真ですね。
当然掲載する側の施設はよりよく見せる為、最大限長所をアピールしてきますので、短所は中々読み取りづらい傾向にあります。
施設に行ってからこんなはずじゃなかった、、、写真と実物が全然違う、、、等後の祭りにならないよう見分けるポイントをご紹介させて頂きます。

■着目ポイント①:『掲載写真TOP5ページ』
ズバリTOP5ページ掲載画像の中身がポイントです。
【良い施設】
・ココに泊まりたいと期待感を抱かせる、特徴が明確に出てる写真掲載されている施設
【避けた方が良い施設】
・宿泊施設以外の「近隣商業施設・ビーチ等」画像が紹介ページ前半部分に多い物件
【理由】
TOP5ページは映画で言えばハイライトシーン。つまり最も自信のある写真を載せ興味を引かせる一番の見せ場です。その重要な部分に施設以外の周辺施設写真等が多いという事は、つまり物件に自信が無いという事の表れなんですね。こういった物件は避けた方が賢明です。

■着目ポイント②:『寝室写真』
【良い施設】
・寝室空間に十分なゆとりがあり清潔感・リラックス出来そうな感じが伝わってくる物件

【避けた方が良い施設】
・居室空間の広さに対し「ベッド数が多い」又は「サイズ感がアンバランス」等で窮屈感をじる。
・寝具の皺やベッドメイクの雑さが写真でも見てとれる。

【理由】
窮屈感を感じる寝室
より多人数を泊め「組/売上単価」を上げたいというホストの意向が表れている物件と思われ、こういった物件は相対的にゲストホスピタリティが高くない施設である事が多いです。
寝具皺等ベッドメイクが雑
日常清掃でも気を付けるポイントである「寝具の皺伸ばし及びベッドメイキング」は、準備時どの施設も最も注意致します。
その点を踏まえまして、宣伝用の寝室写真に気が回らないホストでは他の点でも気が回らない事が往々にしてある為、是非着目したいポイントと言えます。

■着目ポイント③:『掲載写真総数・見せ方』
【良い施設】
・掲載枚数も多く施設の間取り、現地状況がイメージしやすいように丁寧な紹介写真構成で作られている掲載ページ物件

【避けた方が良い施設】
・シンプルに枚数が少ない、同じ箇所の写真が多い
・掲載写真のクオリティが低い等「この物件に泊まってみたい」と想起出来ない物件
【理由】
掲載枚数が少ない同じ箇所の写真が多い
推しであるポイントが少ない事の表れと言えます。
掲載写真のクオリティが低い
物件掲載写真はお見合い写真と一緒でいかに良く表現するかに最大限注力するものです。収益に直結するこのポイントに気遣いが出来ていない物件はゲストホスピタリティも低い事が多いので避けた方が賢明です。

<其の②こんな時どうする?起きてしまったアクシデント対処法>
施設で起きた突然のアクシデント。困ってしまいますよね、代表的な台風時の対処法を記載致しますのでご参考にしてみて下さい。

■【台風時の停電】
近年大きな台風の直撃は少なくなってきましたが、それでも年に1・2回は大型台風が直撃し滞在施設エリアによっては停電になることもございます。
では停電になると困る事と対処方法をご紹介致します。。


エアコン・冷蔵庫・トイレ等が使用できなくなる
―対処法(エアコン編)―
・滞在中大型が来ることが分かったら事前に電池式携帯扇風機、または団扇、冷えピタなどを準備し凌ぎましょう。あとはこれもイベントとして楽しんで怪談話などをして気分的に体感温度を下げましょう(笑)
※因みに運よく停電していなくても強風の台風の時は「エアコン」は我慢しましょう。
強風とエアコンの室外機の相性がかなり悪いことが挙げられます。特に風速30m以上のときは室外機が壊れる確率が高くなるようです。
室外機はエアコンを使用したときの熱交換による熱風を外気に送り出す仕組みになっていますが、台風時の強風が室外機のファン部分にあたると強い衝撃を受け、モーターが逆回転するなど大きな負荷となって故障してしまのです。室外機の故障を防ぐ為にも強風が吹く台風時にはエアコン使用を控えるようにしましょう。

―対処方法(冷蔵庫編)―
・コンビニで氷と塩を購入及び100円均一shopなどで保冷バック
・ビニール袋ご準備頂き簡易冷蔵庫を作成しましょう。
(作成方法:①ビニール袋に氷を入れたら塩をひとつかみ振り掛け、水漏れしないように袋をきちんと縛って下さい。②保冷バックに①で作成した氷袋と保存したい食品等を入れ、冷蔵庫内にて保管してください※もしクーラーBOXがある施設であれば、是非利用しましょう!)
とはいえいつまでも氷+保冷バックで凌げる訳ではないので、生もの系は腐る前に食べきってしまいましょう。折角なので闇鍋パーティー等で消費するのも良いかもですね。

―対処方法(トイレ編)―
・意外と思うかもしれませんが停電すると排泄物を流すことが出来なくなるケースがあります。停電はしているものの、断水していない状況であれば、「トイレの水は流せるのでは?」と考えてしまうものですが、最近ではタンクレスでリモコン式となっているトイレの登場やオール電化物件の普及によりトイレ洗浄も電気が必要となる施設も少なくないです。このようなトイレを導入している物件では、「水は出るのに、トイレは流せない…」なんて状況になってしまう可能性があります。
勿論、タンクがついているトイレで、手動レバーがついているものであれば、レバーを操作することでトイレの水を流すことはできると思いますので、停電によるトイレ問題が表面化することは少ないと思います。
1.バケツ1杯(6~8L)の水を、水跳ねに注意しながら一気に流し込み、汚物を排出します。
2.最後に、便器内の水位が通常の高さになるように、3~4Lの水をゆっくりと注ぎます。
※但し、この水量では配水管の途中に汚物が停滞する場合がありますので2〜3回に一度は、バケツ2杯程度の水を流してください。

―対処方法(照明編)―
大体の沖縄の施設には懐中電灯が準備されておりますが、まれに懐中電灯はあるものの電池が切れて使えない場合もあります。
まずは電池残量の確認及びロウソクなどをコンビニ等で購入し準備しましょう。
ロウソクの灯りもたまにはいいものでお部屋の雰囲気もグッと高まります。また揺らめく炎を眺める事は癒し効果があると言われています。焚き火効果と同じですね、普段できないお話し等をしてみては如何でしょうか。

―対処方法(コンロ編)―
IHコンロ、電気ポット含め電子レンジ等電気を必要とする調理家電は使用できませんので、基本的には火を使う調理は出来ないと考えておいた方が良いです。
しばらく滞在期間がありどうしても火を使いたい場合は、カセットコンロ等をご購入して頂く事をお勧めします。

■【レンタカーを施設壁又は近隣の壁にぶつけてしまった場合】
ご旅行中の交通事故、出来る事なら出会いたくないシュチエーションですね。
レンタカーで事故を起こしてしまった際は
―対処方法(レンタカーでの接触事故)―
 レンタカー会社へ報告し支持を仰ぐ
※施設内で接触事故を起こしてしまった場合は、該当箇所撮影の上、ホストへ速やかに報告。
※宿泊施設以外の近隣物件の壁と接触事故をこした場合は、速やかにレンタカー会社へ報告すると共に、当該施設オーナー様へ謝罪・状況説明を行って下さい。


<其の③その他ご予約前気を付けたいポイント>
口コミレビュー内容からも避けるべき物件を見分ける事が出来ます。
―チェック内容―
「ポジティブレビュー数」は多いに越したことはないですが、単純に件数の多さで計ると運営期間の長さに左右される点が大きい為、「ネガティブレビュー」に着目してみましょう。中でも宿泊ゲストが投稿する「ネガティブレビュー内容」及び「そのレビューに対するホスト返信内容」の2点が重要なポイントとなります。
【理由】
ポジティブレビューより、ネガティブレビューにこそ物件ホストの特徴が表れます。また当該レビューに対しての物件ホスト返信内容を読み取る事により人物像が浮かび上がってきますので、後々のトラブルを事前に防ぐ為にもしっかりチェックしたいところです(※重いトラブル案件こそその特徴は出やすく参考になります)
また事前に質問事項を投げてみてレスが遅い、対応が悪い等に該当するホスト物件は要注意です。

<まとめ>
如何でしたでしょうか。
記載させて頂きましたチェック項目を事前に抑える事により、ある程度その物件がどういう物件なのか判断できるのではないかなと思います。
これから年末年始のご旅行先を検討されている方もいらっしゃるかと思いますが、今回の記事が物件選びの一助になれば幸いです。

ここまでお読み頂き有難うございました。
また次回お会いしましょう。

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田村浩彦

株式会社One Note営業統括部長
田村浩彦(タムラ ハルヒコ)
東京都出身/沖縄移住歴11年目。
2020年あなぶきグループ入り。
2017年12月「株式会社One Note」入社

【主な業務】
運営代行物件の新規開拓、開業コンサルティング、既存クライアント様ケア、不動産売買仲介、土地建物仕入れ・査定、別荘・留守宅管理業拡販、関連企業様との各種業務アライアンス開拓、
最近は離島宮古島開拓に注力させて頂いております。

沖縄でのリゾート用地、建物又は移住・収益物件お探しの方は田村まで。
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