必見!マンション集合郵便受けについて

飯野琢磨

こんにちは。あなぶきハウジングサービス飯野です。

マンションの集合郵便受けの交換をしたことはありますか?

すでに壊れていてこれから交換予定の方、長期修繕帰計画等で交換工事の実施が予定されている方。

集合郵便受けを15年以上交換していない方には必見の内容です。

 

※2017年12月7日に公開した記事を修正して、2019年7月20日に再度公開しています

目次

  • 自宅の郵便受けが壊れた時はだれが直すの?
  • 郵便受けの撤去は法律違反?
  • 郵便ポストに投函されるチラシにお困りの方
  • まとめ(近年の集合郵便受けについて)

 

 

自宅の郵便受けが壊れた時はだれが直すの?

マンションの自分の部屋の集合郵便受けが壊れたときはどうすればいいのかご存知ですか?

集合郵便受けは標準管理規約 別表第2 共用部分の範囲 2項で共用部分と定められているため、標準管理規約を踏襲している管理組合は管理組合で修理するのが一般的です。

皆様のマンションの管理規約を確認してみてください。

(※管理組合によっては、個人負担で修理することが取り決められているところもありますので、理事会や管理会社へ相談してください。)

 

集合郵便受けの撤去は法律違反?

集合郵便受けが故障し、ご自宅のドアにも郵便受けがある場合、撤去を検討される管理組合様もいらっしゃるかと思いますが、これは法律でできません。

「郵便法第43条(高層建築物に係る郵便受け箱の設置)により階数が3以上であり、かつ、その全部又は一部を住宅、事務所又は事業所の用に供する建築物で総務省令で定めるところにより、その建築物の出入口又はその付近に郵便受箱を設置するものとする。」と定められています。故障して使えなくなったとしても、修理するか交換をしなければならず、撤去して自宅のドアポストで代用するわけにはいかないのです。

 

郵便ポストに投函されるチラシにお困りの方

集合郵便受けには、新聞やお手紙の他に、多くの投げ込みチラシを投函されるマンションも多いと思います。集合住宅は一般家庭と比べてチラシを配布する側にとっては効率がよく、集中的に投函されるのも原因の一つと考えられます。

常に管理人が目を見張っているのであれば大丈夫ですが、24時間365日郵便ポストの監視は困難です。マンションによっては集合郵便受け付近にゴミ箱を設置している管理組合も多いとは思いますが、美観上あまりよくはありませんし、共有部に可燃物を置くことは防犯上も問題です。

チラシ投函を防ぐための対策として有効な手段の1つに、「関係者以外の立ち入り禁止」の看板設置があります。

マンション出入口に、進入禁止の看板がある場合は、住居侵入罪が成立する場合もあり、チラシ投函以外のいたずら防止にも一定の効果見込めます。

費用をかけて看板を設置しなくても見えやすい個所への張り紙でもいいのでぜひ検討しましょう。

 

まとめ(近年の集合郵便受け)

最近はアマゾンなどのネット通販やネットオークションの利用者が増えていますが、従来型の郵便受けでは大きさの都合上投函できない場合が多く、不在時は不在通知を投函したうえでの持ち戻りを余儀なくされる案件が増えています。

そのため日本郵便とアマゾンは郵便受けメーカーと協力し、大型メール便にも対応した郵便受けを開発するなどの動きもでています。

集合郵便受け交換を検討されている方はぜひ確認してください。

マンションの玄関にある集合郵便受けの交換はマンションの美観にも影響があるため、交換すると見違えるようなマンションに生まれ変わることもあります。

メーカーによってはサンプルとして本体をとりよせることもできるためぜひ問い合わせてみましょう。

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飯野琢磨

あなぶきハウジングサービス 飯野 琢磨(いいの たくま)
前職では大工や建築積算を経験。入社後、マンション修繕工事のコンサル業務、分譲マンションのリプレイス営業、分譲マンションのフロントを経験。
マンション管理のことについてはもちろんのこと、リフォームやリプレイスなどさまざまな視点から幅広い情報を提供します。
所有資格:一級建築士・マンション管理士・管理業務主任者・宅地建物取引士
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