マンションで台風接近前にやっておくべき事前対策とチェック項目

あなぶきコールセンター藤井です。
気象庁の台風発生平年値では『8月』『9月』が年間で最も台風の発生数が多い月となっています。
台風シーズンはコールセンターでもマンションのご入居者様から連絡をいただく事が増えてきます。
今回は ”マンションで台風接近前にやっておくべく台風対策ちチェック項目”をご紹介します。

台風が来る前に今一度チェックをしてみてください。

 

 

台風の平年値・上陸件数(気象庁)

気象庁のホームページで過去の台風の平年値や上陸件数を確認する事ができます。
まずは過去の傾向を把握しましょう。

 

 

 

 

 

 

 (参考資料)台風風の統計資料(気象庁)

 

 

マンションで事前に出来る台風対策

台風接近・上陸時の被害は、大きくわけて ”大雨””暴風”の2つの要因があります。

      あなぶきコールセンター災害・被害統計

大雨

まず大雨による被害では、近隣の河川の氾濫や地盤が低い地域での冠水被害、バルコニーの排水づまりによる室内への浸水被害などが予測されます。
近隣エリアの状況把握、バルコニー排水口の定期的な清掃など、日頃の少しの目配りが台風被害の事前対策として有効です。

 

ハザードマップ(国土交通省)を調べておきましょう。

国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、身の回りでどんな災害が起こりうるのか調べることができます。
災害発生時に慌てず落ち着いて行動できるよう、お住まいのエリアの状況を事前に確認しご家族で避難経路について話し合っておくと安心ですね。

 

あなぶきコールセンターがある『あなぶきPMアカデミー(香川県)』も津波避難ビルに指定されています。

↓ あなぶきPMアカデミー近隣のハザードマップを検索してみました。
ハザードマップ 高松市花園エリア

 

 

 

 

 

↓ 近隣の災害情報をご確認ください!

参考:国土交通省ハザードマップポータルサイト

 

バルコニ-隔壁版(仕切り板)破損の対策

マンションのバルコニーには隣の部屋との境に、隔壁板(仕切り板)が設置されています。
緊急時の避難経路にもなる大切な隔壁板ですが、強風や突風で破損する被害も多く発生しています。

バルコニーの隔壁板が破損すると、隣の部屋との目隠しがなくなり丸見えの状態になってしまいます。
普段から固定しているボルトの緩みをチェックしたり、板にヒビが入っていないか、風に吹かれた時にバタバタと音がしていないか確認しておきましょう。

 

駐車場冠水被害の対策

駐車場では冠水による車両の被害も予測されます。
事前の対策として冠水のおそれが生じた際の車両の移動先を検討しておくことも大切です。

特に過去に駐車場で冠水被害のあったマンション等は十分に注意して事前に対策をとっておきましょう。

 

エレベーター非常停止の対策

台風接近・上陸時は、雨水吹き込みによるエレベーター故障の恐れがあるため、エレベーターを最上階で停止させることも多くあります。
特に上階層のご入居者様は、エレベーターを使用できなくなる事で日常生活に影響が出てしまいます。
事前にご家族でも心構えや対策を話し合い、突然の事態に備えましょう。

 

地域停電の対策

台風に限らず災害発生時は地域停電も多く発生します。
地域停電が発生すると、電灯が消えてしまう事ははもちろん、給水ポンプも停止するため、給水ポンプのあるマンションでは断水が発生する恐れがあります。
災害発生時は地域一帯で障害が発生するため、復旧に時間を要する事もあります。
お風呂に水を溜めトイレなどの使用に備えると共に飲料水も確保しておくと安心です。

また停電発生時は、コンロも使用できなくなることがあります。
万一に備え、卓上コンロやインスタント食品など簡単に調理できる物を準備しておきましょう。

 

被災場所・被災事例 統計

 

                                                          

 あなぶきコールセンター災害・被害統計

チェック項目一覧(台風が来る前にもう一度チェックしてください!)

バルコニーの排水口は詰まっていませんか

バルコニーの物干し竿や植木など飛来の危険はありませんか
 ※風速10mで傘がさせず風に向かって歩きづらくなります(気象庁|風の強さと吹き方  より)
 ※固定したり、室内へ移動させましょう

バルコニーの隔壁板(仕切り板)にボルトの緩みやヒビはありませんか

窓ガラスの破損対策は出来ていますか
 ※窓ガラスの破損には布テープなどでの補強が有効です
 ※カーテン・ブラインドを下すことで破片の飛散を防止できます

サッシからの雨の吹き込みに備え、新聞紙やタオルは詰めていますか

停電時に備えスマホや携帯電話は十分に充電できていますか

断水に備え飲料水は確保していますか。お風呂に水は張っていますか

車の水没対策は検討していますか

エレベーター停止時の対応は検討していますか

土のう等の配布場所は確認できていますか

近隣の状況や避難所・避難経路の確認はできていますか

防災グッズは揃っていますか 期限は切れていませんか(ラジオ・懐中電灯・電池・ロウソク・水・食品など)

 

 

 

参考:総務省消防庁(防災グッズの紹介)

 

 

台風通過後の確認事項

台風通過後はチェック項目一覧や被災事例を参考に被害が発生していないか確認しておきましょう。
損害保険に加入している場合、被害が発生した際は、保険の対象となることもあります。
被害状況を写真撮影しておくと後の処理がズムーズです。
加入されている保険の契約内容を確認するとともにマンションの管理会社へご相談ください。

 

台風シーズン到来!台風被害は火災保険で対応できる!? (参考ブログ記事)

 

 

まとめ

事前に対策を講じることで被害を最小限に抑える事ができ、いざという時に慌てずに行動できます。
バルコニーの排水口づまりや隔壁板の点検、エレベーターや近隣の河川等の状況を把握し、台風上陸時の被災回避につなげましょう。
日頃から避難場所や対策など、家族で話し合っておけると安心ですね。

 

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藤井理絵

藤井 理絵(ふじい りえ)
あなぶきハウジングサービス(あなぶきコールセンター)2006年入社
あなぶきコールセンターにて北は北海道から南は沖縄まで24時間365日ご入居様のお声を承る業務に従事しています。
日々緊張しつつの応対ではありますが、頂いたお声に対してお役立ち出来た時は一番うれしい瞬間です。
コールセンターに頂いたお客様のお声をもとにお役立情報をご案内していけるよう頑張ります。
好きな事:旅行(のんびりと南の島へ行くのが理想です)
保有資格:管理業務主任者・宅地建物取引士・福祉環境コーディネーター2級、電話応対コンクール香川県大会出場
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