マンション管理で取引会社様との連携が不可欠な3つの理由

松井 久弥

こんにちは。あなぶきセザールサポートの松井です。

今回は、マンション管理の仕事をおこなう上で、管理会社と各取引会社様との連携が不可欠となる理由についてご紹介します。

 

目次

  • どんな取引会社があるのか?
  • 理由① マンションの適切な維持管理に重要な業務を再委託しているから
  • 理由② 緊急時の対応に力を発揮していただけるから
  • 理由③ 共に成長していくパートナーであるから
  • 私たちからの感謝の声
  • まとめ

どんな取引会社があるのか?

マンション管理の取引会社としては、大きく下記に分類されます。

  1. 管理委託契約の履行に必要となる外注先(メンテナンス会社、清掃会社、集金代行会社など)
  2. 会社として契約している取引先(賃貸借契約、リース会社、システム会社など)
  3. その他の契約先(金融機関との契約、顧問契約など)

今回は、①のマンションの維持管理のために業務を再委託している取引会社様についてご紹介します。(管理組合が直接契約している会社であっても連携が不可欠であることは同様です)

 

理由① マンションの適切な維持管理に重要な業務を再委託しているから

マンションの管理業務において、管理会社が設備点検業務や清掃業務などのハード面の維持管理も請け負っていますが、多くの場合、自社で施工するだけではなく、専門の会社に再委託して業務を履行しています。例えば、エレベーターの点検、機械警備業務、清掃業務、水槽清掃業務、消防設備点検業務、機械式駐車場点検業務などが挙げられます。これからの業務は、マンションの維持管理にとって基本となる重要な項目ばかりです。

当然、再委託している業務については管理会社自身が責任を持って実施する必要があるのですが、その業務の品質については、再委託先である各種専門会社によっても大きく左右されますので、管理会社としては業務品質や期日管理をしっかりおこなう必要があります。また、管理会社が契約していない(管理組合が直接契約している)会社であっても、管理会社と各種専門会社において日々の報告・連絡・相談は欠かせません。

 

理由② 緊急時の対応に力を発揮していただけるから

マンションで緊急時にスムーズな対応ができることが、居住者の皆さまが安心・安全・快適に住んでいただくために欠かせない要素となります。緊急時の対応としては、以下のような事例が挙げられます。

・地震でエレベーターが停止した

・水が出なくなった

・機械式駐車場が動かないため、車の入出庫ができない

・自動ドアが開かなくなった

 

このような際に、管理会社と専門会社が連携を取って、迅速な対応をしなければなりません。

 

理由③ 共に成長していくパートナーであるから

上記①および②に記載したとおり、管理会社だけでなく、各種専門会社はマンションの維持管理にとって重要なポジションにあります。そして、継続的に高品質なサービスを提供していくためには、それぞれが企業として成長し、人材育成や設備投資などをしっかりおこなっていくことが求められます。

両社の関係は、信頼関係を基に、良いサービスを提供していくことで共に成長していくパートナーであると言えます。

 

私たちからの感謝の声

あなぶきグループでは、各エリア毎に協力会社会を設けて、CS(顧客満足)向上や業務品質向上・改善の取り組みをおこなっています。

今回は、2017年12月に東京で開催された協力会社会で発表した、あなぶきの社員から各種取引会社様への日頃の業務に対する感謝の言葉の一部をご紹介します(お取引先様GoodCS集より一部抜粋)

 

【大規模修繕工事会社様へ】

Aマンションの大規模修繕工事において、工事前、工事中も臨機応変に対応していただき、管理組合からとても感謝されていました。きちんとした仕事をしていただき感謝しています。

【消防設備点検会社様へ】

Bマンションで消防訓練を実施した際、依頼はしていませんでしたが、念のためと、日曜日に休日出勤してまで立会いをしてくれました。ありがとうございました。

【機械式駐車場保守会社様へ】

Cマンションの立駐点検で不具合が確認され、直前の打合せでは作業員や作業時間の都合上、その区画の対応は難しいと言われておりました。しかし、当日になって作業員を増員することができたため、不具合区画を同日に全て改修することが出来ました。善処対応いただいたことに感謝しています。

 

まとめ

マンション管理会社とその取引先である各種専門会社の連携がしっかり出来ていることで、マンションの適切な維持管理や緊急時の迅速な対応など、サービス品質の向上に寄与できると思います。これからも、切磋琢磨しながら、より良いサービスの提供に向けて取り組んでまいります。

 

The following two tabs change content below.

松井 久弥

あなぶきハウジングサービス:松井 久弥(まつい ひさや)
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

最近書いた記事

関連の記事

  • facebook
  • feedly
  • rss
backtotop