おはようございます。あなぶきセザールサポート保険担当の後藤です。
マンション居住者同士のコミュニティ形成のためにイベントの実施を検討されている管理組合役員もおられるのではないでしょうか?
今回はイベント実施時にも付保することができる傷害保険について紹介します。
- 普通の傷害保険と違いについて
- 補償対象となるイベント(レクリエーション)について
- 保険金額および保険料について
- まとめ
普通の傷害保険と違いについて
今回紹介するイベント(レクリエーション)傷害保険も皆さんが加入している個人用の傷害保険も、“急激かつ偶然な外来の事故によりケガをした場合”に保険金が支払われる保険です。
個人で加入する傷害保険は日本国内外を問わず24時間365日の日常生活の中で起こる様々なケガに対して補償されます。
一方イベント(レクリエーション)傷害保険はそのイベント(レクリエーション)に集合してから解散するまでの参加中の傷害事故について補償されます。そして参加される方全員が補償の対象となります。
補償対象となるイベント(レクリエーション)について
イベント(レクリエーション)傷害保険で補償となるものはたくさんあります。
マンション管理組合で居住者間のコミュニティ形成向上につながるイベントでおもなものを挙げます。
<補償対象となる主なイベント(レクリエーション)
- お花見(マンション近くの公園が桜の名所で総会後に懇親を深めるために開催)
- タケノコ狩り(マンション裏山に竹林があり清掃と兼ねて開催)
- 町内清掃(隣接マンションの居住者と合同で周辺のゴミ拾いを年数回開催)
- 花火大会<市販程度の花火>(エントランス前広場にて市販花火を持ち寄って開催)
- 盆踊り&バーベキュー(マンション駐車場で町内会から器具を借りて開催)
- 餅つき(1月開催の総会後懇親会を兼ねて開催)
- 防災・避難訓練<市民、学童が行う程度のもの>(年1回消防設備点検に合わせて開催)
保険金額および保険料について
保険料についてはイベント(レクリエーション)の危険度によって1名あたりの保険金額および保険料が異なります。例として損害保険ジャパン日本興亜株式会社のレクリエーション補償プランの保険金額および保険料を紹介します。
上記「補償対象となるイベント(レクリエーション)について」のイベントを例に保険料を記載します。
<保険金額>
1~6番
死亡・後遺障害保険金額 893万円
入院保険金日額 6,000円
通院保険金日額 2,500円
7番
死亡・後遺障害保険金額 582万円
入院保険金日額 6,000円
通院保険金日額 2,500円
<保険料>
1~6番 1名あたりの保険料 50円
7番 1名あたりの保険料 200円
まとめ
今回は管理組合で居住者間のコミュニティ形成を向上するためにイベントを開催するにあたり加入することができる傷害保険について紹介しました。
イベントを実施するにあたり“安心して参加できる”ということを居住者にアピールして参加者の増加につなげる一つのポイントとして活用してみてはいかがでしょうか?
保険料的にも管理組合の負担も少なく加入できるためぜひ検討してみてください。
後藤隆史
北海道出身。管理組合様用火災保険の提案や管理委託契約書の作成、各種設備点検の発注業務を行っています。
フロント担当者の経験を生かし管理組合様の費用負担軽減ができるような火災保険の更新提案や各種設備点検項目の見直しなどを目指しています。少林寺拳法有段者(小学校2年生からやっていました)。火災保険や点検項目の見直しの際にはぜひとも御用命ください!
保有資格:管理業務主任者・宅地建物取引士
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