民泊の始め方!-Airbnbの繁忙期・閑散期はいつ?【後編】-

知念美祐

皆さまこんにちは、株式会社OneNoteの知念と申します。
沖縄で無人ホテルと民泊施設の代行運営を行っています。

 

今回は、これまでの物件紹介記事とは趣きを変えて、シーズンごとの繁忙期・閑散期
沖縄旅行ならでは”なイベント・行事も含めてご紹介いたします!


ホテル・民泊といった宿泊業、観光業において、平日より週末・祝日の予約が入りやすいのはもちろんですが、

大型連休がある期間は特に旅行客が増え、いわゆる「繁忙期」と呼ばれる時期となっております。

そういった時期以外にも、季節の行事やその地域ならではのイベント等が開催されると、そこに合わせて旅行を計画される方も増えるため
私たち観光業・宿泊業者は、全体的な流れを把握したうえで、その立地に合わせた民泊運営を計画しています。

これから沖縄旅行を考えている方にとっても、この記事で「繁忙期・閑散期」を知ることで、旅行日程の検討の参考にしていただければと思います♪


全てを1つにまとめると長くなってしまったので3投稿に分け、
前編は4月〜7月中編は8月~11月についてご紹介いたしました。

 

■過去記事■
民泊の始め方!-Airbnbの繁忙期・閑散期はいつ?【前編】-

民泊の始め方!-Airbnbの繁忙期・閑散期はいつ?【中編】-

今回の記事は、後編として12月~3月について書かせていただきます。

 

シーズンごとの特徴(12~3月)

12

12月は下旬から始まる冬休み年末年始の大型連休に合わせて、多くの方が旅行されます。
特にスキー場の近くのホテル等、冬のアクティビティや景観に特化した旅行先はこの季節が観光業の一大ピークとなっております。

そんな中で12月の沖縄は、平均気温が15℃以上あり本州の冬に比べてもかなり温かく、過ごしやすいのが特徴です。
「寒さを避けて温暖な沖縄でクリスマスや年末を楽しみたい!」といった方に人気となっております。

ただし、夏場と比べると曇りや風が強い日が多くなるため、温度はそこまで低くなくても強風で体感温度が下がって肌寒く感じられることがあります。

コート等の嵩張るものでは無く、軽く持ち運べて脱ぎ着がしやすい風をしのぐためのアウターを用意しておくことをおすすめいたします!

 

▽12月のイベント

琉球ランタンフェスティバル(読谷村)
⇒ 琉球王朝時代の華やかな街並みが再現された「むら咲むら」で開催されるイルミネーションで、中華ランタンや灯篭、伝統的なやちむん(※沖縄の方言で焼物のこと)で作られたやちむん灯篭等、3000個以上の灯りで埋め尽くされる美しい景色が楽しめます。ここでしか味わえない、オリエンタルな雰囲気をぜひご体験ください♪

 

東南植物楽園 沖縄南国イルミネーション(沖縄市)
⇒ 「沖縄三大夜景」に認定されたり、「夜景観光士」が選ぶイルミネーションアワードを受賞したこともあるこちらのイベントは、ヤシの木を始めのした沖縄ならではな南国の植物とイルミネーションを融合させた不思議な世界が演出されております。
開催期間が約半年と長く、旅行の都合を付けやすいのも嬉しいポイントではないでしょうか!

 

1月

あけましておめでとうございます!!
新しい年の始まりである1月は、年末のお休みからお正月にかけて一気に旅行者が増加します。

また、日本では馴染みが薄いかもしれませんが1/1~1/3の正月の他にも、1月下旬から2月にかけての「旧正月」という期間もございます。
この期間は中華圏を始めとするアジア圏で大型連休となっており、このタイミングで日本に旅行に来る外国人観光客の方々をニュース番組で見たことがある人も多いのではないでしょうか。

冬真っ只中の本土と比べて、この時季の沖縄では濃いピンク色が特徴の「寒緋桜(カンヒザクラ)」という桜が1月中旬ごろから咲き始めます。
日本一早く桜が開花する沖縄で、一足早い春の訪れを、鮮やかな色合いの桜の花々からぜひ感じてみて下さい♪

 

▽1月のイベント

もとぶ八重岳桜まつり(本部町)
⇒ 1月の中旬から2月上旬にかけて開催される「もとぶ八重岳桜まつり」は、「ひとあし、お咲に。」がキャッチフレーズの日本一早い桜まつりとなっております。
八重岳の約4㎞の道に、7000本以上の寒緋桜(カンヒザクラ)が並び、ドライブスポットとしても人気のエリアです。一足早い春をぜひ満喫してください。

 

今帰仁グスク桜まつり(今帰仁村)
⇒ 標高約100mの高台にある世界遺産の今帰仁城跡(ナキジンジョウアト)は寒緋桜(カンヒザクラ)の名所としても知られております。通常は18時に閉園ですが、1月下旬に開催される「今帰仁グスク桜まつり」では夜間まで開いておりますので、ライトアップされた今帰仁村や夜桜を見られる貴重な機会となります。
地元団体による伝統芸能の公演もありますので、こちらもぜひお楽しみください♪

 

おきなわ花と食のフェスティバル(那覇市)
⇒ 地域でとれた農林水産物をその地域で消費する「地産地消」をテーマに掲げたこちらのイベントは、生産者と消費者を結び付け、共に発展したいという願いから生まれました。
沖縄県産のお肉や魚介類の販売・試食のコーナーや、花の展示、体験型のコーナー等盛りだくさんの内容で開催され、県民だけでなく県外や外国の方も楽しめるかと思います!

 

2月

基本的に2月は旅行者が減る「閑散期」と言われておりますが、2月の沖縄と言えば「プロ野球チームのキャンプ地」
冬場でも比較的温暖な沖縄は、本島だけでなく久米島や石垣島でも毎年多くのプロ野球球団にキャンプ先として選ばれており、選手の自主トレーニング先としても有名です。

普段は見ることのできない憧れの選手・監督の練習風景を間近で見られるチャンス♪
キャンプ地同士がそこまで離れていないので、ドライブしながら複数の球団を巡ることができるのも大きな魅力です。

 

▽2月のイベント

読谷やちむん市(読谷村)
⇒ 毎年2月の最終土曜・日曜に開催される、沖縄県内最大級の陶器市です。やちむん(※沖縄の方言で焼物のこと)で有名な街である読谷村は、琉球王朝時代には外来文化や技術の交流の場として発展してきました。
現在もたくさんの窯元が集結しているといわれる聖地で、普段よりもお得に購入できる陶器市とあって県内外から観光客が訪れる大人気のイベントです!
全てが手作りで同じ物は2つと無いやちむんの中から、お気に入りの陶器を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

3月

「一月往ぬる 二月逃げる 三月去る」といった慣用句があるように、年明けから3月までは行事が多く、あっという間に過ぎていく時季です。
3月は特に卒業や引っ越し等といった移動の多い月となり、新生活への準備に忙しい年度末を過ごす方も多いのではないでしょうか。

それに伴ってこの時季に学生のグループ旅行がグンッと集中しているのですが、沖縄は3月からほとんどのビーチで海開きしており、早くも海水浴を楽しむことができることで学生旅行に人気の地となっております。

亜熱帯のリゾート地で、ぜひ大切な仲間・友達と特別な思い出を作ってください!

 

▽3月のイベント

東村つつじ祭り(東村)
⇒ 3月の沖縄で日本一早い開花を迎えた5万本ものつつじが咲き誇る「東村つつじ祭り」では、期間中の週末に合わせて様々な催し物も用意されております。高台にある園内からは、赤や白、ピンクの色鮮やかなつつじの花と青い海の美しい眺望を楽しむことができます。

 

わったー那覇めしグランプリ決定戦(那覇市)
⇒ 週末2日間に渡って開催される「わったー那覇めしグランプリ決定戦」は、毎年20~30の那覇市内の飲食店が一同に集結し、来場者の投票でグランプリを決定するグルメイベントです!
受賞した一品は沖縄のコンビニで期間限定の販売があったり等、多くの人が未来の那覇めしに注目しております。ぜひ貴方の清き一票をお寄せください。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?
こちらで紹介した以外にも、たくさんのイベントや行事が開催されております!
民泊運営では、こういった地域ごとの特性や旅行客の層、国籍、時期等、様々な要因を組み合わせて運用の流れを考えております。

これから民泊事業をしてみたい方にぜひこの記事が参考になると良いなと思います。
気になる方はぜひお気軽にOneNoteまでお問い合わせくださいませ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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知念美祐

株式会社One Note 運営事業部
知念 美祐(ちねん みゆう)

生まれも育ちも沖縄です。
コールセンターのオペレーションスタッフを経て、2023年に入社いたしました。
現在はOneNoteにて沖縄の無人ホテル、民泊施設の代行運営(事務)に従事。
迅速で適切な情報を共有を心がけています。

沖縄の魅力が伝わるよう、民泊施設の情報を中心に発信して参ります。
よろしくお願いいたします。
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