あなぶきデザイン&リフォームの前原です。
分譲マンションリフォームを検討した際、はじめての打ち合わせではどんな話をするのか
何を準備しておけばいいのか、注意しておくべきことなどを詳しくご紹介します。
打ち合わせについて
打ち合わせ場所・現地調査
打ち合わせは基本的にリフォームを考えている場所、現地(ご自宅)で行います。
はじめてご自宅にお伺いする際は現地調査も兼ねます。
お部屋の図面があれば用意しておいていただくと助かります。
図面がない場合は実測して図面を作成しますし、管理組合が図面を保管しているので
事前にコピーさせてもらっておくのもいいでしょう。
リフォームしたい場所周辺の荷物は動かせる範囲で片付けておいていただくとよりわかりやすいです。
打ち合わせはご自宅ばかりではなく、打ち合わせが進むにつれて
住宅設備メーカーのショールームに行き実物を見て、触れて確認していただけます。
リフォーム検討場所
どこをリフォームしたいのか、リフォームしてどのように改善されてほしいのかなど
現状困っていることや改善されて欲しい内容をリフォーム場所ごとにまとめておきましょう。
例えば
・キッチンの下がり壁を撤去し、明るく開放的なキッチンにしたい
・将来のことを考えて水廻り設備に手すりを設置したい などです。
完成イメージ
口頭だけでは認識がずれることがあるので、予めこんな感じにしたいという
画像やカタログなどを集めておくとイメージが共有しやすいです。
最近はInstagramやPinterestなどのSNSでも施工事例がたくさん投稿されているのでおすすめです。
予算
リフォームにかかる費用は見当もつかないという方も多いかと思いますが
いくらくらいまでならリフォームに使ってもいいかなという、ざっくりとした金額があれば
より適切な提案をしてもらえます。
工期
〇月までにリフォームを終わらせて欲しい、〇月〇日は用事があるから工事をしないで欲しいなど
事前に決まっていることがあれば伝えておきましょう。工程表をつくる際に日程を調整することができます。
上記の内容は、はじめての打ち合わせの際には必ず聞かれる項目です。
また、業者に伝えておかないと希望しているものと違ったプランを提案されるので
構える必要はありませんが、上記の内容を準備しておくとよりスムーズに打ち合わせを進めることができます。
注意しておくこと
共用部と専有部
専有部とは一般的に住戸内のことで、所有者は購入された皆様です。共用部とはマンションのエントランスや
エレベーター、共用廊下(エレベーターから玄関までの通路)などが該当し、マンションに住まわれている方
全員の共用になります。個人がリフォームを行っていいのは専有部のみとなりますが
皆さんが専有部だと思いがちな場所で、実は共用部という場所が多くあります。
例えば
・バルコニー
・玄関ドア
・サッシ(窓) などです。
原則的にはこれらの部分に勝手な変更を加えることは出来ません。
管理組合の規約
代表的な記載事項としては「床の防音性」と「躯体壁への穴あけ等」があります。
床の防音性が低いと騒音で上下階トラブルになりやすいので、「フローリングの遮音性能はL-45相当以上の防
音性能を備えること」などの内容です。
また躯体壁というのは、お隣の住戸に面している壁や玄関、バルコニー側の壁のことです。
それ以外の間仕切り壁は自由にして構わないのですが、建物自体を支えているこの躯体壁は各種加工が
禁止されています。
この躯体壁に好き勝手に穴をあけられたりすると耐久性が本来あるべき状態を保てず
大袈裟ですが最悪倒壊などの可能性もあるからです。
マンションに詳しい業者やマンションの管理会社なら、きっちりあれはダメ、これならOKと管理規約などに
沿って提案をしてくれますので、まずは相談してみるのがいいかもしれませんね。
またリフォームを検討された際はご自身でも一度管理規約を改めて確認しておくことも大切です。
前原望
前原 望 (まえはら のぞみ)
岡山県出身。2020年入社。
地元の住宅会社で3年間営業として勤務。
現在、あなぶきデザイン&リフォームでマンション専有部のリフォームをメインに行っています。
今までの経験を生かして、お役立ち情報をお伝えできればと思います。
保有資格:整理収納アドバイザー2級・介護職員初任者研修
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