来るぞ、大寒波!どうする、フロント!~予測可能な災害時、「あなぶき」にできることとは?~

こんにちは!あなぶきハウジングサービスの濱崎です。

先月末に日本中に影響を与えた大寒波、皆様のお住いのところはご無事でしたでしょうか。
10年に1度と言われた大寒波、マンション管理会社に従事する私どもにとっても、前週から天気予報を確認しながらの日々が続いておりました。
西日本では、2016年1月に大寒波が発生し、その際は「水道管の破裂」や、「高架水槽からの水漏れ・不具合」等、主に水回りの被害が多数発生しました。
その当時、私も寒波到来後の対応に奔走した記憶がございます。

「マンション管理会社と寒波?」、と思われるかもしれませんが、私どもが管理させていただいている共同住宅(マンション等)にも、寒波は大きく影響を及ぼすため、予測できる自然災害の発生前・発生後は、様々な対応を求められます。
今回は、予測可能な自然災害(主に寒波)に関する、管理会社:あなぶきハウジングサービスの対応についてご紹介いたします。

予測可能な自然災害

災害には「自然災害(天災)」と「人的災害(人災)」があります。

そのうち、自然災害(天災)においては、「予測可能」と「予測不能」な災害がございます。
「予測不能」なものの代表的なものとして地震が挙げられますが、近年地震についても予測可能なケースもあり、事前の備えが可能な状況が生まれつつあります。
一方、「予測可能な自然災害」として、今回のような寒波、あるいは熱波をはじめ、大雨、代表的なものでは台風といった天候にかかる事象が中心といえるでしょう。最近では火山の噴火や竜巻なども予め予測ができるようになってきました。
先般の大寒波は、気象庁からの予報を数日前からニュース等で確認できていたため、私どもとしては、事前の準備を行うことが出来ました。

 

災害発生前

さて、大寒波のように事前に天気予報等で予め把握できる自然災害に関して、管理会社である当社の対応としては、どんなことをしているのでしょうか。
先ず、気象庁から発信された情報を基に、事前にマンション掲示板や見やすい場所へ掲示での周知、また直近で理事会等の会合がある場合には、役員の皆様にお声がけを行う等をさせていただいております。
寒波の場合、水道管の破裂の恐れもあるため、水栓に事前に保温(タオルを巻き付ける等)を行うこともございます。

今回の寒波でも、前日マンションの担当者や管理員にて、共用部の水道管に事前に保温対策を行うなどして対策を施しました。


一方、私どものお客様窓口ともいえる「あなぶきコールセンター」では、事前の対応を行えるよう、「先回り対策」として、あなぶきハウジングサービスが提供する専有部サービス「ハッピーサポート」にご契約されている管理組合様へ、DXサービスの一つである「オーナーズサイト」にて寒波対策の情報をお届けしております。
水道管やパイプスペース内の給水管にタオルやアルミホイルを巻き、保温措置を施すことをお勧めしたり、水道の水を少量継続的に出していただき、凍結防止を促したりしております。地域ごとの気象状況を踏まえて、各対策についてご案内することもございます。
また、「オーナーズサイト」では、担当マンションの社員(一般的にフロントと言います)が個別にマンションの立地状況等を踏まえ、独自の情報をメール、インフォメーションに発信することもございます。
ちなみに私の担当するマンションの皆様へは、車路や歩道がスロープや坂道になっていることから、走行時、歩行時の注意等の情報を当該マンションのオーナーズサイトにアップ、メール等にて配信しました。

オーナーズサイト周知

あなぶきハウジングサービスのCX本部をご紹介します。 | もっとわくわくマンションライフ|マンションライフのお役立ち情報 (anabuki-m.jp)

災害発生後

災害発生後(寒波到来後)、管理会社のフロントは、各担当マンションの状況を把握することとなります。
管理員が従事しているマンションでは、朝出勤後にマンション内を巡回・状況把握することを指示、フロント自身も適宜各マンションへ巡回し確認を行います。
今回の寒波でも、屋上に設置している消火用補給水槽の部品が凍結し、漏水が生じるといった事案が多発しました。
また、設備の異常等が発生した際、居住者の方からのお問い合わせをあなぶきコールセンターに直接いただくこともございます。
フロントや管理員による巡回時に不具合が確認できた場合、すぐに設備業者へ修繕、対応の依頼を行います。
その際、管理組合へ報告(理事長等、管理者様が多いです)し、修繕の承認(追認)をいただくこととなります。災害による、予測できない緊急性の高い修繕工事となることから、原則として修繕を前提としてお話をさせていただくこととなります。
寒波に関していえば、気温が上昇し、凍結からの解凍が進むにつれて被害が判明することもございます。そのため、寒波が過ぎた後も経過を見ながら、被害状況を把握する必要がございます。
並行して、不具合や故障が起こった事象が、「寒波によるもの」と考えられる場合、マンション管理組合にて契約を行っている「マンション保険」での適用を検討することとなります。
担当フロントは、被害状況を把握したうえ、不具合箇所や設備を確認し、保険会社へ保険申請を行います。不具合改修に係る費用はマンション管理組合の収支に直結するため、少しでも支出(管理組合の負担)を軽減できるよう、保険での適用の可否を模索することとなります。

これで丸分かり火災保険【特約編(マンション共用部①)】 | もっとわくわくマンションライフ|マンションライフのお役立ち情報 (anabuki-m.jp)

事前の備え

さて、災害対策には「自助」「共助」「公助」の3つがあります。「自助」は自分自身や家族などで「自分たちの身は自分で守ろう」とする動きです。「共助」はご近所や地域で「困ったときはお互いに助け合おう」とする取組みで、災害ボランティアの活動も含まれます。「公助」は行政や関係機関が法律や計画に基づいて実施する公的な災害対策です。

今回のような寒波被害では、先ずは自らの備えが大変重要です。お伝えしましたように、あなぶきハウジングサービスとしては、備えの参考となる情報を掲示による周知やWEB上での発信しておりますので、予測可能な自然災害の場合は特に気にかけていただければと存じます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自然災害でも、寒波等の予測可能な災害は、事前の備えが非常に重要となってまいります。その備えを行っていただける「手助け」や「準備」を、私どもとしてはできる限りサポートさせていただければと存じます。
あなぶきハウジングサービスでは、居住者の皆様のご負担を少しでも軽減できるよう、自然災害等の発生時の対応・対策について事前に発信できればと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

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濱崎修一

あなぶきハウジングサービス 西神戸支店
濱崎 修一(はまざき しゅういち)

香川県高松市出身。
メーカー、人材サービス業の営業を経て、2010年入社。

入社以来、分譲管理部門に一貫して従事、四国(松山)、中国(山口)、そして2016年の熊本地震直後より九州・熊本にて赴任しました。
現在は、数十年ぶりの関西(西神戸支店)にて勤務しております。
様々なご入居者様との交流を通じて、自分自身日々成長を感じながら業務を行っています。

これからもマンションにお住いの皆様にとって、日々の住生活がより豊かになるよう、「しあわせ『感』理」の情報発信を行っていければと思います。

保有資格:管理業務主任者
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