こんにちは、マンション管理員の採用・指導・研修を行っている岡田です。
今回はマンションの雨水排水設備清掃について紹介します。
目次
- 雨水排水設備(側溝)
- 雨水排水設備(ルーフドレン)
- まとめ
雨水排水設備(側溝)
マンション玄関の写真です。
マンションエントランスへの雨浸入を防ぐ為に溝が設置されています。
他にも駐車場・駐輪場・ゴミ置き場などに同じように溝がありますが、溝の中に落ち葉や泥などは溜っていませんか?
外廻りの落ち葉やゴミ拾いは殆どの管理員が行っていますが、落ち葉が溝にそのままの残っているマンションを時々見かけます。
玄関前ですので美観の問題ももちろんありますが、排水が詰まり雨水がエントランスや駐車場に浸入する危険性が出てきますので、この部分も清掃するよう研修などでは指導しています。
溝のフタ(グレーチング※鉄で出来た格子状のスノコ)を外して中を清掃するだけなのですが、グレーチングがネジで固定されている場合も多くあります。
左上写真のように工具を使用して取り外しをおこないます。
このように溝の中が見えればゴミの状況が一目で分かりますが、グレーチング(溝のフタ)も色々と種類があります。
上の写真のようなグレーチング(溝のフタ)ですと溝の内部が見えません。
開けてみると以外と清掃されていないマンションが多いです。
枯れ葉・泥・鳥の羽根等が出てきました。
写真下部の溝では、排水口がゴミで塞がっていました。
この部分は頻繁に清掃をする箇所ではありませんが、排水溝まわりの水はけが悪いようであれば確認の必要があります。
マンションの規模によっては、何十メートルも溝があるマンションもありますし、格子状でないグレーチングは床材と同じ仕上げて重量的にも重く、女性管理員などでは難しい部分となります。
LS課やフロント・社員管理員体験などで、清掃協力を行っています。
雨水排水設備(ルーフドレン)
ルーフドレンとはベランダや廊下などから雨水を排水するために作られる、排水口に取りつけられる金物の事をいいます。
ルーフドレンの役割は、雨水が排水口と排水管(雨樋)の接合部から漏水しないように防水性能を高める役割と、枯葉やペットの毛などが排水口に侵入することを防ぐことで水のつまりを防ぐ役割があります。
ルーフドレンもグレーチングと同様に、色々な形があります。
写真のルーフドレンはフタが付いています。廊下側溝もフタもキレイに清掃しています。
しかしカバーを外してみると泥が大量に付着していました。
排水溝が詰まると雨水の水はけが悪くなり、雨天時に滑って転倒の原因になります。
また害虫などの住み家になりやすいので綺麗にするよう指導を行っています。
まとめ
今回紹介した部分は同じ場所の清掃ですが見えるマンションと見えないマンションがあり、見えない部分は清掃しなくても良いわけではありません。
汚れが見えないからと清掃を怠っていると、漏水や浸水などの大きな問題に発展する可能性があります。
日常清掃は快適な生活環境を維持する掃除です。
私達はマンション掃除のプロとしての知識と技術を磨き快適な住生活を提案し続けます。
岡田洋二
分譲マンションは管理員さんで決まる!ライフサポート課では管理員(ライフサポーター)の採用・指導・研修を行っています。清掃は“心”をモットーに、ライフサポート課6名で力を合わせ、ライフサポーターのスキル向上を目指しておりますので、宜しくお願い致します。これからマンション管理員の清掃や指導・研修などの現場に関する情報を発信していきます。
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