こんにちは。あなぶきコールセンターです。
コールセンターでは、日々様々なお問い合わせ・ご相談を承っております。
今回は、漏電ブレーカーの作動テストについて紹介します。
「ブレーカーが落ちてしまいました。ブレーカーをすべて下げた状態で、漏電ブレーカーを上げたのですが、漏電ブレーカー自体が上がりません。」というお問い合わせが多くあります。
これは、経年劣化などによって漏電ブレーカーが正しく機能しなくなってしまった可能性が高いです。
漏電ブレーカーが正常に作動しないと漏電事故になる可能性があり大変危険です。
また、漏電ブレーカー自体が上がらないと、どのお部屋の電気も使えませんので、すぐに電気業者に見てもらい、ブレーカーの交換等をする必要があります。
しかし、土日祝は電気業者が休みの場合が多く、すぐにの手配が難しいのが正直なところです。
そこで、皆さんがそういった事態に陥らないために、漏電ブレーカーの作動テストの方法を紹介をします。
漏電ブレーカーとは
まずは漏電ブレーカーについてお話しします。
漏電ブレーカーは漏電が起きると電気を遮断するという役割を持っています。
漏電したまま電気を使用すると感電や火災の危険があるので、家庭内で漏電している場合、漏電ブレーカーが落ちます。
※漏電ブレーカーのほかにもアンペアブレーカーや安全ブレーカーがあります。
もっとわくわくマンションブログ 「突然の停電! ブレーカが落ちているとき・落ちていないときの対処方法まとめ」でいろいろ説明しています。ぜひ一緒にご確認ください。
漏電ブレーカーが落ちた場合
漏電ブレーカーが落ちてしまったときは、下記の対処方法をお試しください。
出典:四国電力送配電ホームページより
この方法を操作していただくことで漏電している箇所の特定をし、漏電している箇所以外は復電できます。
漏電ブレーカー自体が上がらない場合
漏電ブレーカー自体が上がらないとなると、その原因は漏電ブレーカーの故障の可能性が高いです。
最初に伝えた通り、電気業者に見てもらい、ブレーカーの交換等が必要になります。
漏電ブレーカーの耐用年数は13年ほどといわれています。
年数が経っている場合は故障する前に交換を検討しましょう。
また、13年経っていなくても、ブレーカーの故障はあり得ます。
いざというときに漏電ブレーカーが作動しないと漏電事故のリスクもあります。
定期的にテストをして故障していないか確認しておきましょう。
月に1回程度の点検をお勧めします。
出典:生活110番
テストの手順
漏電ブレーカーが「入」になっていることを確認し、漏電ブレーカーの横にあるテストと書かれてあるボタンを押しましょう。
テストボタンを押したら漏電ブレーカーが落ちて電気が止まった場合
漏電ブレーカーは正しく作動しています。
「え?電気が消えたのに大丈夫?!」と感じられるかもしれませんが、テストボタンは機械的に漏電した場合と同様の状態を作って漏電ブレーカーが正しく作動するかをチェックする機能なので、漏電ブレーカーが落ちて電気が止まるのが正しい動作です。確認出来たらブレーカーを戻して復電しても大丈夫です。
【復電の手順】
漏電表示ボタンを押し戻した後で、漏電ブレーカーのつまみを上げましょう。
※機種によって漏電表示ボタンがない場合もあります。
※つまみが真ん中で止まっている場合は、一度つまみを下におろした後、上にあげましょう。
テストボタンを押しても漏電ブレーカーが作動しなかった場合
漏電ブレーカーかテストボタンの故障の可能性大、電気業者の点検が必要です。
・電気業者に心当たりがない場合は、お住いの管理会社に相談して業者を手配してもらいましょう。
・お住いの管理会社にコールセンター(お客様センター)があれば、そちらに相談されても構いません。
会員制の駆け付けサービス(当社の場合は「ハッピーサポート」)などを手配してくれる場合もあります。
・漏電ブレーカーは、アンペアブレーカーと異なり専有部の設備になるので、修理費用は入居者負担です。
*参考:アンペアブレーカーは電力会社の所有です
まとめ
いかがでしたか?
漏電ブレーカーのテストボタンを使用したことがない方も多いのではないでしょうか。
定期的なテストを行い、トラブルを事前に防ぎましょう。
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