皆さまこんにちは。今年も残すところあとわずか、冬の寒さが身に染みる季節になってきました。12月に入ると、お部屋探しの問い合わせの中で多くなるのが春から大学や専門学校に入学する学生様や、新社会人になるお客様です。
“大学や専門学校への合格がすでに決まったのでお部屋を探したい”
“会社への入社が内定しているので早めにお部屋を決めたい。”
最近、弊社にもこういったご要望を多くいただいております。今回は、お部屋探しを始める時期などについて、これから大学に入学する方や新社会人の皆さまにぜひ参考にしていただきたいポイントをご紹介します。皆さまが前向きな気持ちで新生活をスタートできるよう、少しでもご参考になりましたら幸いです。
お部屋探しの時期について
賃貸マンションのお部屋探しは、時期によってお客様の数の変動が大きく、不動産会社的に言うと“繁忙期”と“閑散期”が明確に分かれます。早めに動ける方は、余裕を持って物件探しをされることをおすすめします。不動産会社も、落ち着いている時期は業務に余裕がありますので、じっくり丁寧に物件探しをしてもらえることが期待できます。
1年間を通した月ごとの特徴
あくまでも私の主観になりますが、1年を通すとこんなイメージになります。
1月~2月上旬
・・・年が明け12月に比べると徐々にお部屋探しの需要が高まってくる時期です。
2月中旬~3月下旬
・・・一番需要が多い時期。良い物件は早いもの勝ちでどんどん無くなるため、決断の速さが求められます。
4月
・・・3月末で入居の波が終わり、空き物件が増えてきやすい時期です。
5月~8月
・・・不動産会社的には“閑散期”。お部屋探しの需要は少なめの時期です。
9月
・・・秋の異動でご転勤の方のお部屋探しが増えます。2~3月に次いで需要が高いのがこの時期です。
10~12月
・・・落ち着いている時期です。秋は気候的にも過ごしやすく物件を見て回りやすい時期です。
物件探しにおすすめの時期
ご転勤などでお部屋探しの時期をコントロールできない方も多くいらっしゃると思いますが、探す時期を決められる方はぜひ余裕を持って物件探しをされることをおすすめします。
新入生・新社会人の皆様の場合
翌年の春に入学・入社をされる方の場合、12月頃から探される方が増えます。12月~2月前半頃は比較的落ち着いてお部屋探しができるのでおすすめです。
また、県外からのご転居の方もいらっしゃると思います。何度も不動産会社に足を運ぶのは難しいと思いますので、まずはメールなどで物件資料を送ってもらうのが良いでしょう。事前に不動産会社の担当者に希望条件などの要望を伝えておくことで、効率よくお部屋探しができますし、実際にお部屋を内覧するときまでに、見る物件が決まっていたら、当日時間のロスなく物件を見て回れます。
そうはいっても、一般入試の方や会社の配属決定のタイミングなどで、3月に入ってのお部屋探しがやはり多いです。その場合、可能な方は、平日(※)に物件を見に行かれることをおすすめします。(※水曜日は不動産会社が定休日となっているケースが多いので避けたほうが良いです。)
土日は内覧希望のお客様が圧倒的に多くなります。特に3月の第一週目・二週目の土日はかなり内覧希望が多く、事前に予約をせずに不動産会社に行った場合、不動産会社もパンク状態で対応ができず、案内を断られてしまうケースもあります・・一緒に回る親御様のご都合もあるかとは思いますが、ぜひご検討してみてください。
お住み替えをご検討されている方の場合
できれば不動産会社の繁忙期にあたる、2月中旬~3月、9月は避けたほうが良いかもしれません。
お住み替えの場合、転居する期限が決まっていない方が多いと思います。そうなると、どうしても物件を決める際、今の物件と比べてどうか、本当に住み替えるべきか・・など決断を迷ってしまうものです。物件探しをする人が多い時期だと、良い物件があってもすぐ決断しなければ無くなってしまいます。バタバタと急いで決めなくてはならなくなりますので、この時期を避けたほうが余裕を持ってお部屋探しができます。
早めに物件を決めるメリット&デメリット
冒頭より、早い方で12月頃よりお部屋探しをする方が多くなるとお伝えしてきましたが、注意点もありますのでメリット&デメリットに分けてご紹介します。
メリット
これまでご紹介してきた通り、次のようなメリットがあります。
早めに良い物件を押さえられる
余裕を持って決断できる
不動産会社担当者のじっくり丁寧なお部屋探しを期待できる
デメリット
良い点ばかりではなく注意点もあります。
申込~契約開始日が長くなる場合
例えば12月1日に申込を行い、入居希望日を3月1日とした場合です。申込から入居まで3ヶ月間あります。この期間があまりに長いと、大家さんの承諾が得られないケースがあります。
また、契約開始日をもう少し早めてほしいと言われる場合があります。(申込から契約開始日までの期間は1ヶ月程度が一般的です。)
申込時のトラブルを避けるためにも、希望の契約開始日をある程度決めておき、不動産会社に事前に相談しておくと良いでしょう。
万が一事情が変わったときのキャンセルに注意
早めに物件を決めておくとメリットはたくさんあります。しかし、先の予定は事情が変わることもゼロではありません。キャンセルしなければならなくなった場合、キャンセル料や違約金が発生する場合もありますのでご注意下さい。
空き予定の物件を決めた場合のリスク
空き予定の物件をおすすめされるケースもあるでしょう。その場合のリスクについてもご説明しておきます。
一つは実際のお部屋を見たときにイメージと違う可能性があるということです。
もう一つ、一番大きなリスクが退去予定の方が退去しなかった場合です。頻繁にあることではないですが、そういったリスクもゼロではないことを理解しておきましょう。
申込をするときの準備物について
申込時に必要となる書類についてご説明しておきます。
一般的に準備が必要となる書類
以下の書類は学生の方だけではなく通常の賃貸借契約で一般的に準備が必要となる書類です。
※申込を行う不動産会社によって必要書類は異なりますので事前に確認をしましょう。
・身分証明書
・住民票
・連帯保証人の住民票
・連帯保証人の印鑑証明書
・連帯保証人の承諾書(未成年者の場合)
+@(プラスアルファ)新入生・新社会人の場合
・学校の合格証明書・会社の内定通知書
・学生証
これから入学する・入社するという方は証明できるものの提示が必要となる場合が多いです。また在籍確認の為学生証も必要な場合があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?新生活を始める上で住む物件はとても大事だと思います。物件自体ももちろんですが、物件の場所や住環境によっても左右されます。地元を離れて県外で一人暮らしをする方も多いと思いますので、できればじっくりお部屋探しはしたいものです。後悔しないお部屋探しができますよう、皆さまのご参考になりましたら幸いです。
安永菜美
賃貸仲介と管理の営業職を経験したのち、人事課に異動。
現在は中途採用をメインに担当しています。
会社魅力を色々発信していければと思います!
保有資格:宅地建物取引士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士
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