新築や築浅のマンションに住みたいけれど、家賃が高くて借りれない!でも新しいきれいな物件で暮らしたい!そんな希望をかなえてくれるのが「リノベーション賃貸」。
今回は「リノベーション賃貸」の魅力をお伝えできればと思います。
リノベーション賃貸物件とは?
+αの暮らし方を取り入れてリニューアルした賃貸物件
「リノベーション賃貸」とは、つくり手の思いやコンセプトを基に再生した賃貸物件のことです。
元々あった内装・設備をきれいにして現状復帰をするリフォームとは異なり、+αの暮らし方を提案した部屋にリニューアルさせるため、お部屋の中を一度スケルトンの状態にして、間取りや設備をすべて更新したものです。
リノベーション賃貸にはさまざまなタイプがありますが、今回ご紹介するのは既にリノベーション済みの物件に入居するパターンです。リノベーション賃貸には、自分なりに内装をカスタマイズできるパターンもあります。例えば、入居前に好きな壁紙をセレクトできるようなタイプです。
リノベーションのメリット・デメリット
<メリット>
・内装がきれいなのに新築や築浅の賃貸マンションよりも家賃が安い。
・個性あふれる部屋に気軽に住める。
・DIYや住宅建築の際のアイデアが培われる
・住まいの楽しみ方の幅が広がる
<デメリット>
・旧耐震基準の物件の場合、耐震性が低い
・断熱性・遮音性などが悪い場合がある(夏暑く、冬寒い)
・建物の老朽化により、共用部の配管が老朽化している場合がある
・建物の老朽化により、虫が発生する場合あり
・電気のアンペア数が変更できないことがある
リノベーション賃貸物件を見つけるためにはどのようなポイントが必要なのか。
最近はリノベーション賃貸物件自体が増加傾向にあるものの、エリアによってはあまり物件がない場合もあります。リノベーション賃貸物件を探す際には、希望のエリアを絞り込み過ぎず、少し検討範囲を広げてみると物件が見つかりやすいです。ポータルサイト(SUUMOやHOME‘S、athome)など、リノベーション賃貸物件を取り扱っている物件サイトを使って、自分の好みに合ったリノベーション賃貸物件を探してみてください。
また、リノベーション賃貸物件は築古なことが多いため、検討している物件の築年数がどれくらいなのか、耐震性についてもチェックしてみてください。1981年5月31日までに建築確認が申請されたものは「旧耐震」基準の建物となるため、耐震補強がされているかを確認してみてください。また、部屋の遮音性がどれくらいあるのかなども確認できる範囲で確かめておくと、後々の不満にもなりにくいかと思います。
リノベーション賃貸物件を選ぶ際のポイント
・物件コンセプトと自分のしたい暮らしが合致する物件を選ぶ
・検討エリアを絞り過ぎない
・リノベーション賃貸物件掲載の多いサイトを利用する
・物件の耐震性、遮音性などについて確認する
まとめ
リノベーション賃貸は、今までの生活では実現できなかったような暮らし方が賃貸で気軽に実現できるのが魅力です。物件のコンセプトと自分のしたい暮らしが合致する物件を選ぶのがカギになるでしょう。
但し、旧耐震物件の場合は改修の状況によっては耐震性、遮音性などが低い場合もあります。
リノベーション賃貸物件の魅力と注意点をよく考えて、納得のいく物件選びをしてくださいね。
馬場景子
馬場 景子 (ばば けいこ)
岡山県出身 。2010年入社
入社以降、賃貸仲介業務、賃貸管理業務、分譲賃貸業務といろいろな業務をさせていただいています。
少しでも皆さんのお役に立てる情報を発信していきますので、宜しくお願いします。
保有資格: 宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、相続支援コンサルタント
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