マンションのバルコニーでバーベキューはできる？

こんにちは！
あなぶきハウジングサービスの中山です。
梅雨も明け、うだるような暑さが続いていますが、皆様夏バテなどされていませんでしょうか。
夏といえばおまつりに花火、キャンプにバーベキュー…夏休みやお盆休みなどもありイベントが目白押しですよね。
かく言う私も、今年からキャンプにはまり先日ついにテントを購入しました。
家族や友人と休日に大自然へ繰り出しては何てことない料理に毎回感動しています。
外で食べるだけでどんなワイルドな料理だって格別です。
ということで今回は夏を彩るバーベキューが家（マンション）でできるのかについて調べてみました。

その前に戸建は？
所有している戸建の場合、基本的にはバーベキューをすることは可能です。
自身の敷地ですから自治体などで禁止されていない限りは敷地内で自由に楽しむことができます。
ただし、戸建でのバーベキューは近隣トラブルも多いようです。
原因は庭でバーベキューを行うと炭の煙やにおいが近隣に広がり、洗濯物ににおいがついてしまったり、窓から煙が入ってきたりしてしまうこと。
また、会社の同僚や友人などを招いて大人数で行っているとお酒も入って声も大きくなりがち。
あまりに騒がしければ近隣住民から警察を呼ばれるということも考えられます。
簡単に引越ができない戸建ですからご近所への配慮もしっかりと考えなければいけません。
調理中なるべく煙が出ないようなものを使用する、食べるのは家の中でする、などの工夫の他に、予め近隣住人へ断りを入れておくことも効果的です。
ただ、近隣住人が少しでも迷惑そうであれば以降は控える方が無難かもしれません。
加えて、賃貸の戸建の場合は自身が住んでいるとはいえ所有者は別にいることもあり、所有者の許可が必要となることを留意しましょう。

マンションでは？
マンションでバーベキューを行うとするとどこが考えられるでしょうか。
想定されるのは普段、居住者が洗濯物等を干しているバルコニーや1階にある専用庭です。
戸建の説明の際に「自身の敷地」と表現しましたが、分譲マンションの所有者の方の中には「購入した部屋に付属した空間だからバルコニーや庭も自由にしていい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はバルコニーや専用庭は専有使用権のある共用部分にあたるため、区分所有者個人のものではなく、管理規約や使用細則によってさまざまな制限が設けられています。
（専有部分と共用部分については過去の記事に詳しい説明がありますので興味のある方はぜひご一読ください。「ご存知ですか！？分譲マンションの共用部分と専有部分の違い」）
つまり、バルコニーや専用庭でのバーベキューは消防法や区分所有法などの法律では禁止されていませんが、マンションの規約で禁止されていることがあるのです。
そして、多くの分譲マンションでは「火気禁止」の規約が定められていることが多く、この規約がある場合は花火や焚火、もちろんバーベキューもすることはできません。
さらには「火気禁止」の規約が定められてなくても、バーベキューのみを禁止していたり、事前申請が必要であったりと個別のルールを定めている場合もあるようです。
そもそも「火気禁止」の規約については火事の危険性や、バルコニーの防水膜保護が理由として挙げられますが、その部分を考慮しなかったとしても戸建と同じく、煙やにおい、騒音は近隣トラブルに繋がりやすいため制限されているマンションもあるようです。
そういった背景から、もしお住まいのマンションでバーベキューが禁止されていなかったとしても近隣住戸への配慮はかかせないといえるでしょう。
また、ここまでは分譲マンションでのお話でしたが賃貸マンションの場合も基本的には同様の理由で禁止されていることが多いため、管理会社へ必ず確認が必要となります。
絶対に家でバーベキューをしたいという方はそれを条件にお部屋探しをされることをおすすめします。

まとめ
いかがでしょうか。
家で行うバーベキューは気軽に楽しめるイベントである反面、さまざまなハードルがありそうですね。
キャンプ場やバーベキューができる公共の場所が近くにあるのであればそちらへ赴く方が気楽かもしれません。
どちらにしてもせっかくの楽しいイベント、他の人への配慮を忘れずにマナーを守って楽しみましょう。

プロフィール
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中山知聡

中山　知聡（なかやま　ちさと）
香川県出身。2013年に入社し、高知県にて賃貸物件の仲介業務を3年経験。
香川県へ異動後は引き続き仲介業務を経て、現在は管理業務に携わっています。
ご入居者様の快適な賃貸ライフをサポートできるようなお役立ち情報を配信していきたいと思っておりますので宜しくお願い致します。

保有資格：宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士