あなぶき実重(さねしげ)建設の葛西です。「初めてお部屋をリフォームする」という方のお役に立てればと筆を走らせております。
今回はキッチンを初めてリフォームされる方に向けて、最新の設備や、特徴などについてお話していきたいと思います。
メーカー選びとレイアウトプラン
まずはキッチンメーカーを選んでいくことにはなるのですが、各社様々な特徴があり、書きだすときりがないので、今回はお求めやすい価格帯で非常に人気のLIXIL(旧サンウェーブ)さんのキッチンをご紹介していきたいと思います。
次にレイアウトプラン(キッチンの形状)を決めていきましょう
レイアウトでよくあるのはI型そしてL型ですね。そして壁に向かって設置されているか、ダイニング等に対面になっているかどうかというところでしょう。
基本的にはキッチンの位置や形状を変更すると配管工事が大変になってきますので、お安く工事を行いたいということであれば、いまある位置に同じサイズ(横幅)の、同じ型のキッチンを入れ替えるというのがベターなリフォームです。
しかし、せっかくリフォームをするのだから今まで壁に向かって一人で作業をして孤独に感じていたという方は、対面キッチンにしてもよいかもしれません。
配管の位置を変更したりと少々コストは上がってしまいますが、家族で会話をしながらだったり、TVやYouTubeなどのお料理チャンネルを見ながら料理をしたりと、今までにはない新たなくつろぎの時間と空間が広がるかもしれません。
扉のデザインとカラー
キッチンの形が決まったら次は扉の色決めに入っていきましょう!
色は本当に多数ありまして、木目調のものもあれば車のようにきらっと輝く光沢度の高いカラーもありますので、悩んでしまいますよね。
最終は個人の好みになってしまいますが、気をつけたいのが、キッチンの床面の色ですね。
ショールームにキッチンを見に行くときは携帯のカメラにキッチンの床を撮影しておくと、ショールームの方も色の相談に乗りやすいですし、LIXILのようなフローリングも取り扱いがあるショールームだと、似たような色味のフローリング片をもってきてくれて、どのような色が合うか色味を見てくれたりしますので心強いですよね。
ワークトップ&シンク選び
ワークトップというのは平たく言えば作業台部分(天板)のことです。
シンクは流し部分のことですね。
大きくは2種類から選べまして、ワークトップ、シンクともにステンレスと人造大理石から選択することになります。
特徴として、ステンレスは耐久性が高いのが売りですが、反面デザイン性に乏しく、年数の経過で光沢も失われてきます。
人造大理石は非常にインテリア性が高くおしゃれなのですが、ステンレスに比べれば耐久性はやや落ちてしまうといったところでしょうか。
もう完全に好みでしかないのでどちらでも問題はありませんが、私はコーディネーター気質なもので、ついついおしゃれな人造大理石の天板をお勧めしてしまいますね。
シンクもかわいい色がいっぱいあって奥様のテンションがあがります!
あくまでご参考まで。
水栓金具の選び方
デザインなどはたくさんありますが、大きな選択でいえば
「センサーで自動吐水するか否か」
「浄水機能がついているか否か」
というところが大きなポイントです。
手やモノを感知して水がでるタイプの水栓器具にすれば、洗い物などの際に、いちいち泡だらけの手でハンドルをひねらなくていいですし、無駄に水も使わないので節水にも効果的ですね。
また浄水器内蔵型の水栓器具にすれば、すっきりとしたデザインで、おいしいきれいなお水が飲めますので、便利ですよね。
キッチンの器具の中では比較的交換周期が短いのが水栓器具ですので、いろいろな考え方はあるでしょうけれども、上記の2機能はおススメですので、ご検討ください。
食器洗い乾燥機をつけるかどうか
続きましては食器洗い乾燥機、略して食洗器をつけるかどうかですね。これは悩みますよね。食洗器をつければ毎日の食器洗いから解放されますし、つけなければつけないでその分スペースが収納になります。最近の食洗器は非常に性能がよく、洗浄力や除菌性能が、ひと昔前のものと比べれば段違いです。
昔の食洗器はお皿の汚れを少し落としてから食洗器に入れないと綺麗になりませんでしたが、今は本当にお皿をそのまま突っ込めばいいですし、40点ぐらいお皿やコップも収納できますので、ご家族の人数が4人以上の場合は検討されてみてよろしいかと思います。
ガスコンロ VS IHヒーター
大きく悩むのはガスコンロかIHかというところではないでしょうか。
まずもってマンションの場合、縦の住戸割(101号、201号、301号~)で電気の容量を分け合っているため、各階1号室のお宅が全部IHにしてしまうと電気の容量が足りなくなってしまい、1号室すべて電気が使用できない状態になることも考えられます。
ですので、マンションの場合は勝手な判断ではIHに変更はできませんので管理会社や管理組合などにお問い合わせされたほうがよろしいかと思います。
大体、縦に10部屋あれば5~6部屋ぐらいはIHに変更し、全室が同時に使用しても大丈夫なつくりになっているマンションが多いので、IHは早いもの勝ちみたいなルールのマンションも多いですね。
ガスコンロとIHヒーターの違いという部分でいうと、
ガスコンロは火力が強くて炒め物などがおいしくできる
IHは火を使用しないので子供や高齢者に安心
といったところかと思われます。
それぞれ試してみましたが、私の得意料理の一つであるチャーハンがおいしく作れるのは
ガスコンロでしたね。結構料理もしますので、私は今後もおそらくガスコンロを使用しますが、これも家族構成や得意料理でどちらにするかご判断されてもよろしいかと思われます。
最新設備と便利な収納ユニットのご紹介
キッチンの各設備を選択していくうえでの悩みどころを中心にご説明してまいりましたがいかがでしたでしょうか。
ここからはショールームで体感できる各設備のご紹介や最新の収納などについて動画でご覧ください。
すごいですよね!
私の家のキッチンと比べれば時代が違うなと感じてしまいます。
正直、私の生活スタイルでは今はここまでやると過剰かなと感じてしまいますが、キッチンに強いこだわりをもつ方や、身長が低く高いところにある収納が活用しきれていなかった方、将来を見据えて極力ラクに家事ができるようにしておきたいといった方には本当に便利で助かる機能ばかりではないでしょうか。
キッチンのリフォームをご検討される方はぜひご相談ください。
葛西健太郎
葛西 健太郎(かっさい けんたろうう)
香川県の建築系の専門学校を卒業し、その後、あなぶきグループにて新築マンション購入者様に向けてカーテン・照明などのインテリア商品の販売を経て、現在は主にマンションの室内リノベーション工事を担当しています。
インテリア販売で培った知識と経験で、リノベーション工事の際にも家具等のインテリア商品との調和までしっかりとご提案致します。
学生時代はずっとテニスに明け暮れていました。現在の趣味は各都道府県のご当地麺類を食べることです。(福岡はラーメンだけじゃなくうどんもおススメです!)
保有資格
宅地建物取引士 管理業務主任者 福祉住環境コーディネーター3級 第2種衛生管理者
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