マンション内の直結増圧ポンプ取り替えについて

野村泰友

こんにちは。
あなぶきクリーンサービスの野村です。
前回、私は通気管の取り替えについてご紹介しました。
ブログをご覧になられていない方は下記から是非、ご覧下さい。
貯水槽の通気管を取り替えました。
今回の給水設備ブログはマンション内の直結増圧ポンプの取り替え工事についてご説明します。
以前、給水方式としては3種類あるというご説明をしていました。
直結増圧ポンプによる給水、受水槽からの給水、高架水槽からの給水です。

今回は、その中で直結増圧ポンプの取り替え工事についてご説明します。
基本的にポンプ関係は概ね15年を目安にメーカーが取替工事を推奨しております。

交換時の注意点としては断水作業となりますのでお水の使用を止めていただきます。
ですので作業の日中は外出していた方がいいかもしれません。
基本的には9時からの作業で17時まで断水のお時間をいただいております。
作業の問題がなければ15時ぐらいには終わります。


内部の部品についても5年毎の取り替えをおすすめしており、取り替えることによりユニットも
長持ちさせる仕組みとなっております。
基本的にはお水を止めて配管・配線を取り外して本体を取り外します!


すっぽり外れた状態になります。
現在は直結増圧ポンプも在庫がなく、今回の取り替えについては納期に約9カ月程かかりました。
ポンプを取り付けて制御盤内の配線を繋いでいきます。
こちらの注意点としては配線を間違えると作動しなかったり警報がならないもしくはなっても
別の警報がなったりします。
ここを間違うと警備会社が入っている建物だと誤作動で警備が駆けつけたりするので注意が必要です。


配管を繋いでいきます。


結露や凍結などを防ぐために保温カバーを付けます。

こちらは外側の配管カバーに錆が発生していたのでカバーを取り替えました。
カバーの錆などを放置しておくと中にある配管が腐食する恐れがあるので気を付けていた方がいいです。


新品に取り替えてきれいになりました。


完成です。
1日あれば作業は完了します。


最後に運転調整を行います。
管理人室などに警報盤があれば作動の確認を行います。


問題がなければ最後にカバーを取付けて終了となります。


まとめ
いかがでしたでしょうか。
直結増圧ポンプは外部に付いているマンションも多くあるので外で見かけることもあるかと思います。
貯水槽がないマンションでは探してみると直結増圧ポンプを見つけることができるかもしれません。

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野村泰友

あなぶきクリーンサービス 給水・設備管理課
野村 泰友 (のむら やすとも)

長崎県出身
あなぶきクリーンサービスでは主に貯水槽の清掃・点検作業や給水ポンプの点検など行っております。
このブログを通して皆様にはわかりやすく、興味を持っていただけるような情報を発信できればと思っております。

保有資格:FP2級、消防設備士乙種6類
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