こんばんは、分譲マンション管理員の指導員の岡田です。
これから分譲マンション管理員の清掃や指導・研修などの現場に関する情報を発信していきます。
当社のマンションの管理員研修は、「現地研修」と「座学研修」の大きく2つに分類されており、「現地研修」では実際のマンションにて最寄りの管理マンションの管理員7名から10名程度で清掃のスキルアップの研修を行います。「座学研修」では管轄拠点ごとにすべての管理員80名から120名が一堂に集まり、管理員として必要な知識として個人情報の取り扱いや接遇マナーなどの研修を行っています。
今回は、マンション管理員の現地研修での「掃き掃除」についてご紹介します。
目次
- 分譲マンションの日常清掃の範囲
- 掃き掃除の種類について
- まとめ
分譲マンションの日常清掃の範囲
分譲マンションの清掃は、一般的に定期清掃・特別清掃・日常清掃に分かれています。
この中で、マンション管理員が行う清掃は、日常清掃です。
この日常清掃の範囲は、建物周囲と内部の2つに分けられます。
建物周囲
植栽(専用庭を除く)、駐車場・自転車置場等・マンホール、排水溝・排水口、ゴミ置き場
建物内部
ポーチ、エントランスホール、エレベーターホール、エレベーターかご、内外廊下、内外階段、管理員室
このように、専有部(お部屋内)以外のほとんどが、マンション管理員が行う日常清掃の対象になります。
最近では、マンション管理員の勤務時間を午前中だけにするマンションが多くなっていますので、1日で全ての清掃を行うのは難しいのが現実です。
そこで、わたしたちではマンションごとに毎日行うもの、1週間で終わらせるもの、週に1~2回のみ行うものなど、場所及び作業ごとに分けています。(その期間・回数についても、マンションごとに検討します。)
限られた時間の中で、いかに効率よく(手抜きではだめ!)掃除を行うかを考えた研修を行っています。
掃き掃除の種類について
現地研修では、清掃研修がメインになります。まずは、掃き掃除とほうきの種類についてご紹介します。
色々なほうきがありますが、マンションの清掃で使用するのは、主に自在ほうきと土間ほうきの2種類です。
それぞれのほうきには特徴がありますので、使い分けが必要になります。
自在ほうきは”おさえ掃き”に適していますので、エントランスホール・各階の廊下で使用します。
土間ほうきは”拾い掃き”に適していますので、外回りでの使用が中心となります。
現地研修では、それぞれの掃き掃除の説明の後、実際に自在ほうきで”おさえ掃き”を行います。
注意点は毛先を床から離さないで軽くおさえるように掃き進めることです。
四隅のゴミを真ん中にはきだしながら、自分が円を描くようにはいていきます。
まとめ
いかがでしたか?分譲マンション管理員の現地研修での「掃き掃除」についてご紹介させていただきました。
清掃は誰にでも出来ますが、わたしたちは分譲マンション清掃のプロとしての知識と技術を磨き、これからも快適な住生活を提案し続けます。
次回は、「拭き掃除」についてご紹介します。
岡田洋二
分譲マンションは管理員さんで決まる!ライフサポート課では管理員(ライフサポーター)の採用・指導・研修を行っています。清掃は“心”をモットーに、ライフサポート課6名で力を合わせ、ライフサポーターのスキル向上を目指しておりますので、宜しくお願い致します。これからマンション管理員の清掃や指導・研修などの現場に関する情報を発信していきます。
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