分譲マンション入居者必見!漏水事故が発生した際の対応方法!

こんにちは!あなぶきハウジングサービスの北條です。

分譲マンションにお住いの皆様で、ご自宅の天井からの水漏れや、台所やトイレなどの水回りの設備から水が漏れてきて、どのように対応すればいいのか焦った経験はないでしょうか?

マンションでの漏水事故は発生したお部屋の方の責任、問題だけではなく、どこのお部屋でも発生する可能性があり、築年数が経つほど、発生する可能性が高まります。
実際に、私が担当させていただいている分譲マンションでも多くの漏水事故が発生しております。

今回は、実際に発生した事例と発生した場合の対応方法をご紹介します。

漏水事故はふとした時に発生し、いざ対応しようとしても、冷静な判断ができなくなることが考えられます。
いざという時のために、本記事をご覧ください!

漏水事故の主な事例

経年劣化による給排水管からの漏水

漏水の発生箇所として多いのが、給排水管になります。給排水管は使用されている配管の種類にもよりますが、築年数が経つほど錆が発生し、目に見えないほどの穴(ピンホール)が開き、そこから漏水が起こります。私の経験では、築25年が経過したころから徐々に漏水事故が増えている印象があります。
給排水管からの漏水の中でも一番多く発生しているのが、給湯管からの漏水です。給湯器から台所、お風呂へとお湯を給水する配管で、主に「銅管」という種類の配管が利用されているため、経年劣化により、負荷がかかる配管の曲がり部分でのピンホールが発生し、それが漏水の原因となります。
給排水管からの漏水は、専有部分の床下などの目視できない箇所で発生することが多く、知らない間に大量の水漏れが発生し、下の階の専有部分などに被害が発生する場合があります。

凍結による漏水

寒い日に起きる漏水として給水管の凍結による破損があります。気温が0度以下になると、給水管が凍結したり破裂したりする恐れがあります。
凍結による漏水は、配管が露出されている箇所で発生しやすく、マンションの共用部分の設備で被害が出やすいので事前に配管の露出部分をタオルで覆うなどの対策を行うことが重要です。
特に多いのが、屋上に設置されている消火用補給水槽やペット足洗い場水栓からの漏水です。消火用補給水槽は屋上に設置されていることから漏水に気づきにくいので、寒波がきた際には特に点検を行うよう心がけましょう。

漏水が発生した場合の対応方法

まずは管理会社に連絡を

漏水の発生に気づいた際には、どこから水が漏れているのか、どれくらいの量の水が漏れているかなど落ち着いて状況の把握をしたうえで、管理会社までご連絡ください。

弊社では、365日24時間対応のコールセンターがありますので、お気軽にお問合せください!

被害を最小限に抑える

漏水の原因箇所がわからない場合は、原因が判明するまで漏れ続けます。漏水の被害を最小限に抑えるために、玄関を出て付近にあるメーターボックス内の水道元栓を閉めましょう。そうすることで、そのお部屋への給水が止まり、一時的に漏水の被害を抑えることができます。
天井から漏れてきている場合は、上階のお部屋を訪問し、水回りを確認したうえで、同様に水道元栓を閉めてください。

漏水原因箇所の特定

管理会社にご連絡いただいた後は、管理組合の理事長に報告したうえで、業者を手配し、漏水の原因調査を行います。
目視ではわからない箇所から漏れていることが多いため、専有部分内の壁や床を開口して作業を行うことがあります。漏水箇所によっては、調査が長期化する可能性もあります。
万が一、漏水が発生した際には、漏水調査へのご協力をお願いいたします。

原因箇所が特定されたら、漏水箇所の修繕を行い、壁や床を開口した場合はその部分も復旧工事を行い、完了となります。

保険を確認しよう

漏水が発生した場合の調査費用などは誰が負担するの?と思われている方も多いのではないでしょうか。
基本的には、漏水の原因箇所が専有部分であれば区分所有者(オーナー)、共用部分であれば管理組合となりますが、漏水事故の場合、一般的には保険が適用されます。
下の階の専有部分に被害が発生した場合は、加害者側(専有部分であればその所有者、共用部分であれば管理組合)が被害住戸の内装復旧費用を負担することになります。
この場合も一般的には保険が適用されますので、ご自身で加入されている保険をごご確認ください。
管理組合で加入されている保険も適用できる場合がありますが、管理組合と相談のうえでの申請となりますので、まずは保険内容をご確認ください。
また、保険の申請を行う際は、被害状況や調査に伴う開口箇所、漏水原因箇所の写真が必要となりますので、お気をつけください。

尚、管理組合の保険を申請される場合は、管理会社がサポートをいたしますのでご安心ください

まとめ

漏水が発生してしまった際の対応方法について、なんとなくイメージをしていただけましたでしょうか。
漏水は経年劣化によるものが多く、事前に防ぐことが難しい面もあります。漏れてしまったときに、いち早く原因箇所を突き止めて、修繕することが重要となります。
漏水にお気づきの際は、落ち着いて状況を把握したうえで、お早めに管理会社もしくは専門業者へご連絡ください。

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北條弘城

あなぶきハウジングサービス
北條 弘城(ほうじょう ひろき)

香川県高松市出身。2019年入社。

入社をしてから分譲マンションの管理担当(フロント)として、管理組合様のサポートをさせていただいております。
これまでの経験をもとに、管理組合運営に関する情報を中心に発信して参ります!

保有資格:管理業務主任者
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