こんにちは。
今回は、『マンションの廊下に私物を置くことについて』のお問い合わせがありましたので、こちらの内容についてご紹介していきたいと思います。
お部屋の前は共用部分?専有部分?
皆さんがお住まいのマンションの廊下はきれいに整備されていますか?
「お子様の自転車」「傘」「段ボールや発泡スチロールの箱」などが廊下に置かれているのを見かけたことはありませんか??
実はマンションの居住者間でよくあるトラブルのひとつに「廊下への私物放置問題」があります。
「自分の家の前にちょっと置くだけだし、別にいいじゃん!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、分譲マンションの廊下は”共用部分”になります。
共用部分はマンション居住者皆様の持ち物(財産)となりますので、勝手に物を置くことは原則禁止となっております。
廊下への私物放置はトラブルのもと!
・廊下に私物を置いていて、万が一それがなくなってしまったら?
・マンション管理組合で廊下の荷物を撤去したあとに持ち主から苦情がきたら?
・よかれと思って私物放置について注意をしたらご近所さんと険悪になってしまった・・・。
廊下に物さえ置かなければ起きることのなかったトラブルが起きてしまい、無駄に労力を使う事態にもなりかねません。
せっかく同じマンションに住んでいるのに、ぎすぎすしたり、嫌な雰囲気にはなりたくないですよね。
また、資産価値的な面で見ても、廊下に私物が置いてあると見栄えもよくありません。
そのマンションの購入(あるいは賃貸)を考えている人がマンションを下見に来たときに、廊下がごちゃごちゃしているマンションと、廊下が整然とされているマンションではどちらのほうに「住みたい!」と思うでしょうか。
マンションの価値を下げないためにも、廊下に私物を置くのは控えたほうが望ましいですね。
防犯面でも危険がある??
“なぜ廊下に物を置いてはいけないのか?”
その理由の一つに『防犯面』があげられます。
たとえば廊下に古新聞の束や、冬であれば灯油缶などが置かれていたとします。
マンション内の居住者たちは何もしなくても、万が一悪い人がマンション内に侵入してきたときにこういった放置物に火をつけたり、または盗まれたりといった危険性があります。
特に放火に関しては、マンションに住むすべての人にかかわる重大な事故・事件につながりかねません。
廊下は緊急時の避難経路のため常に片づけておきましょう
マンションの廊下は、緊急時の避難経路となりますので、共用廊下へ私物を放置すると、消防法に抵触してしまう可能性もあります。
なにかあったときに私物があったために逃げ遅れたり、逃げる際の妨げになる可能性もゼロではありませんので、常に廊下には何もない状態を保つように心がけてみましょう。
まとめ
誰かひとりが(ちょっとくらいなら。。。)で物を置いてしまうと、周りも(じゃあ私も、、、)といったように負の連鎖が起こりかねません。
また、廊下に置いていた私物に何かあった際もマンション管理組合やマンション管理会社では責任を負うことはできません。
ご自身の荷物はお部屋の中で保管するようにお願いいたします。
きれいな廊下を維持することでマンションの資産価値もさらに高まります!
早速、ご自身のマンションの廊下、チェックしてみてくださいね!
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