団地型マンションの再生に向けて何ができる?

橋本大

みなさまこんにちは!

あなぶきハウジングサービスの橋本です!

 

今回は団地の再生についてご紹介します!

みなさまは団地と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

私のイメージは築年齢を重ねた階段室を多く採用している建物というイメージがありました。

しかし、最近では部屋の中をリノベーションしたりイベントの開催など独自の取り組みを行うことでそんなイメージを払拭しつつあります。

そんな団地の具体的な取り組みついてご紹介していきます!

 

【団地ってどんなマンション?】

そもそも団地とはどういったマンションなのか。

団地とは複数の棟が一つの敷地に建てられていることをいいます。

なので、マンションの形や大きさなどは特に関係はありません。

大きな団地であれば、敷地内にテナントが入っていたり商店街が形成されている団地もあります。

団地は1950~1970年代の高度経済成長期に日本住宅公団や地方公共団体によって開発されました。

当時は人口が急激に増え住宅不足だったことや最先端の設備が揃っており、多くの人が団地に憧れていました。あまりの人気で、入居するためには抽選に当たらないと住めないなんてことも。

 

【団地の“いま”】

そんな団地の多くは40年~50年経過していることから高齢化が進むことで管理が難しくなり建物の劣化が進んでいるマンションが多いです。高齢化によって居住者が減り空き家問題に繋がることも課題の一つです。高齢化という点では、自主管理マンションと同じような課題ですね。

ちなみに、自主管理マンションについてもご紹介しているので、是非、読んでみてください。

自主管理マンションの現状と課題~大事な資産を守るには~

 

そんな団地の問題を解決するために自治体や企業がどのような取り組みを行っているのでしょうか。

 

【団地の再生】

さて、団地の再生とはどういった取り組みなのでしょうか。

多くの取り組みから今回は2つ紹介します。

1.リノベーション

今話題になっているのがリノベーションです。

先日、地上波のニュース番組でも団地のリノベーションについて特集されていました。

特に年数が経過していて入居者が減ってきてしまった団地で注目されています。

外見は年数の経過した団地に見えても部屋に入れば新築のように綺麗になるリノベーションですが、最近では不動産会社だけでなくアパレルブランドも参入するなど不動産業界以外からも注目されています。

 

よく行われているリノベーションが和室から洋室に変えるものです。

団地が建てられていた頃は和室があるのが当たり前でしたが、最近では特に若い世代では洋室が必須条件になりつつあります。

ある団地では、居住者がDIYをすることができる部屋にも注目が集まりました。自分の部屋を自分で作ると部屋に対する愛着もわき長く住もうと思いますよね。

そしてこのリノベーションでは、「DIYやってみたいけど、どうやればいいのか、やり方が分からない」という人に対して、DIYの道具や材料、インストラクターのサポートといった誰でも簡単に行える環境づくりも行ったようです。

さらに、「団地の部屋は子供ができると狭くなってしまう」「団地でもおしゃれな部屋に住んでみたい」といったニーズがあることから2つの部屋を繋ぎ合わせて、1つの広い空間にリノベーションした部屋もあるようです。

こういった取り組み結果、部屋の応募率が11倍を超えるなど、最盛期に近い盛り上がりを見せている団地もあります。

これらの取り組みによって若い世代、子育て世代の入居が増えていくかもしれません。

 

2.コミュニティの活性化

多くの団地で老若男女問わず交流する機会を増やす取り組みなど行っています。

埼玉にある団地では、古くなった小学校をサテライトの拠点に変えたりICTを活用したシェアワーキングスペースを開設することで高齢層だけでなく若い世代と一緒に生活する環境を作りました。

さらに、大阪府にある団地では集会所を持ち寄り型の図書館として活用することで、団地の枠を超えて地域住民との交流が活発になりました。この取り組みによって、「流しそうめん大会」などのイベントを開催し、大きな盛り上がりを見せ、再生へ向かう団地として注目を集めることになります。

 

私が以前仕事で訪問した団地では、敷地内にスーパーや雑貨店など多くのお店が並びとても活気があると感じました。

敷地内では多くの人がおしゃべりをして楽しんでいる様子を見て、多くの人に団地の取り組みについて知ってもらいたいと思い今回のブログを書きたいと思いました。

 

また、コミュニティが形成されている団地の居住者はマンション管理に対しても意識が高いことから、管理費や大規模修繕工事への問題意識があります。

マンションに関心を持つことによって適切な管理を行い資産価値の向上に繋がるというメリットがありますね。

このメリットに関しては団地に限らず、どのマンションでもいえることかもしれません。

 

【まとめ】

団地は年数が経過し高齢化などの問題もありますが、そういった問題にも取り組み自分たちの資産を守っているマンションが多くあります。

今回のブログを書く際に調べてみると多くの団地で創意工夫された取り組みを行っていることを知りました。

 

多くの取り組みの中でも今回はリノベーションとコミュニケーション活性化に注目して紹介しました。

みなさまが住みたいと思うマンションはどのようなマンションでしょうか。

私はリノベーションして趣味の車をコンセプトにした部屋を作ってみたいです!

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橋本大

あなぶきハウジングサービス 開発事業本部 東日本事業部
橋本 大(はしもと だい)

神奈川川崎市出身 2023年4月入社
賃貸物件の管理会社を経てあなぶきハウジングサービスに入社。
現在は分譲マンションの管理会社変更をお手伝いする営業を行っております。
これまでの経験を活かして皆様が読んで“おもしろい!”と思ってもらえるようなブログを発信していきます!

保有資格:宅地建物取引士
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