火災保険ご契約者必見!事故発生時の7つのポイント

堅田善之

あなぶきインシュアランスの堅田です。
皆様が火災保険をご契約する際、補償内容の説明や事故事例などの説明を受けていると思います。

しかし、実際に事故が起こった時、どう対応すればいいか不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は事故が起こった時の流れを7つのポイントでご紹介します。

 

目次

  • 1.事故発生時にやるべきこと
  • 2.支払い保険金が決まるまで
  • 3.保険金の請求手続き
  • 4.まとめ

 

1.事故発生時にやるべきこと

火事や台風による被害など、火災保険ではさまざまな事故が想定されます。
事故が起こるとなかなか冷静に対応することが難しいですが、まずやるべきことが3つあります。

①事故現場の写真を撮影する

まずは被害を受けている箇所の写真を撮影してください。
写真は保険会社へ被害の状況を伝えるためにとても重要です。
撮影する際のポイントは3つです。

・複数枚撮影する
・被害箇所が鮮明にわかるように接写する
・被害箇所の全景がわかるように遠目から撮影する

1枚だけだと、より詳しい状況がわからず再度撮影しないといけなくなる場合があり、二度手間になります。
複数枚あれば全体の位置関係などもわかりやすく、事故状況の把握がスムーズです。

②保険会社(代理店)へ事故の連絡をする

次に保険会社もしくは代理店へ電話などで連絡をします。
保険会社には事故受付センター(24時間365日受付の専用ダイアル)がありますので、代理店が夜間などでつながらない場合でも大丈夫です。
連絡するときのポイントは3つです。

・原因はなにか(例:台風時の強風で飛んできた瓦により)
・被害を受けた物はなにか(例:窓ガラスとフローリング)
・どのように物が壊れているのか(例:ガラスとフローリングが割れて壊れている)

上記のように事故の原因や被害を受けた物、壊れている状況を正確に伝えることが大事です。

③修理見積りを取得する

業者さんに現場を見てもらい、被害箇所の修理見積書を取得します。
取得するタイミングは②の保険会社(代理店)へ事故の連絡をする前でも大丈夫です。
被害箇所を修理する金額が分からないと保険金も確定できないので、見積書は必要になります。

 

2.支払い保険金が決まるまで

保険会社へ事故の報告を行い、写真や見積書を提出したあとは保険会社から連絡が来るのを待ちます。
事故の報告を受けてから保険会社で行っていることは2つです。

④損害額の算出(鑑定)

事故報告時に受け取った写真や見積書をみて、損害額を算出します。
軽微な被害の場合、写真と見積書だけで損害額を出すことも可能です。
確認するポイントは2つです。

・事故原因と被害箇所に因果関係があるか
・見積書の内容は適正か

修理金額が高額な場合は「鑑定人」と呼ばれる人が現場へ行き、被害箇所と見積書を照らし合わせて見積り内容が適正かどうかをチェックすることもあります。

⑤支払い保険金の決定

上記④の作業を行い、最終的に事故を受けた方へ支払われる保険金が決定します。
火災保険の契約によっては『自己負担額(=免責金額)』が設定されている場合があります。
この場合、修理見積書の金額よりも支払われる保険金が少なくなることもあります。

 

3.保険金の請求手続き

支払い保険金が決定されれば、やらないといけない手続きはあと少しです。

⑥保険金請求書を保険会社へ提出

上記⑤で決定した保険金の金額で問題ない場合、保険会社へ保険金請求書を提出します。
保険金請求書は各保険会社ごとに書式が決まっています。
保険会社から郵送で送られてくる(代理店から渡されることもあります。)ので、署名捺印し保険金の振込先口座を記入して保険会社へ返送します。
記入するか所へ○印を付けてくれていたり、記入例が添付されていることがほとんどなので、記入するときに困ることはありません。

⑦保険金が振り込まれる

保険金請求書が保険会社へ到着し、記入不備などがなければ約1~2週間程度で保険金が指定した口座へ振り込まれます。
無事に保険金が振り込まれたら、手続きは完了です。

 

4.まとめ

以上が、事故が起こってから保険金が支払われるまでの一連の流れです。
この7つのポイントを抑えていれば、比較的スムーズに保険金の請求手続きができると思いますが、もし忘れていても大丈夫です。

保険会社や代理店に連絡すれば、上記の内容を一つ一つ丁寧に聞いてくれますし、手続きの流れも教えてくれます。
とにもかくにも「事故があった時は保険会社(代理店)へ連絡する」ことを覚えていただければ、大丈夫です。

普段からご自身がどの保険会社(代理店)で火災保険に加入しているかを確認することも大事なポイントです。

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堅田善之

あなぶきハウジングサービス 部屋ナビ営業サポート室
堅田 善之(かたた よしゆき)

2008年穴吹興産に新卒入社。
2009年3月からあなぶきハウジングサービスにて、マンション管理組合の運営サポート業務を経験。
2013年4月からあなぶきインシュアランスにて保険代理店業務を担当。
法人向け事業保険の提案、物件所有者への火災保険や生命保険の提案、事故対応業務、グループ社員向け保険の提案業務に従事。
2022年8月よりあなぶきハウジングサービス部屋ナビ営業サポート室にて、新サービスの業務推進・業務効率化の促進、ハイグレードサービス付き賃貸マンション「アルファコンフォート」における営業促進サポート業務を担当しています。

【保有資格】宅地建物取引士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士・ファイナンシャルプランナー2級
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