マンション会計(組合会計)の仕事を紹介|月次収支報告書の作り方

久米 則子

こんにちは!あなぶきセザールサポートでマンション会計(組合会計)を担当している久米です。
未経験からマンション会計(組合会計)の仕事をお考えの皆さん!
今回のブログでは、マンション会計(組合会計)の主な仕事の一つである「月次収支報告書」の作り方を詳しく紹介します。

目次

  • 月次収支報告書とは?
  • 手順1:銀行で通帳を記帳する
  • 手順2:会計システムに入力
  • 手順3:確認作業
  • まとめ

 

月次収支報告書とは?

月次収支報告書とは何でしょうか?普段の生活ではあまり聞かない言葉ですよね。マンション管理組合の理事長を経験されたことがある方は、ご覧になったことがあるかもしれません。
月次収支報告書とは、マンション管理組合の収入・支出を報告するための書類です。
マンション管理組合から会計業務を任された私たちマンション管理会社は、「管理委託契約書」に基づき毎月の月次収支報告書を作成し、翌月末までにマンション管理組合の理事長にお渡ししなければなりません。
あなぶきセザールサポートの月次収支報告書の項目は以下の9つです。

1. 収支報告書
2. 貸借対照表
3. 預金残高表
4. 振替明細書
5. 通帳コピー
6. 未収金一覧
7. 経費明細書
8. 月次収支報告書
9. 入退室一覧

項目の詳しい説明はこちらをご覧ください!
『マンション管理組合の会計|当社の月次収支報告書について』

 

手順1:銀行で通帳を記帳する

マンション管理組合のお金を管理するために作った口座の通帳を記帳します。基本は毎月一度、月が変わったら行います。何十冊もの通帳を銀行まで持っていかなければならないので、このときだけは力仕事になります。銀行で記帳が終わったら、当月の動きがわかるページのコピーを取ります。この通帳コピーが、月次収支報告書の預金残高の根拠となる書類になります。

 

手順2:会計システムに入力

あなぶきセザールサポートでは、月次収支報告書を作るときに会計システムを使っています。通帳の入金・出金の動きや、指定の口座へ入金があった場合に入力をしていきます。
こちらは実際の会計システムの画面です。

簡単な例を入力してみました。簿記の知識をお持ちの方でしたら理解できるかもしれませんが、
2017年7月3日に、普通預金から電気料3,000円支払ったという仕訳ですね。

手順3:確認作業

通帳の動きを会計システムへ入力したら、印刷して確認作業に入ります。

・預金が合っているか
・毎月の管理費・修繕積立金や設備点検料などは定額で計上されているか
・未払金があれば、残っていてよいものか
・貸借が合っているか
・未収金、前受金は合っているか
・剰余金は合っているか

ほかにも細かい確認ポイントはたくさんあります。
すべての確認が終わったら、ひと組合ずつホッチキスで留めて完成です!

 まとめ

いかがでしたか?
月次収支報告書はマンション管理組合にお渡しする大切な報告書になります。
私たちマンション会計(組合会計)の担当者は、毎月作成する月次収支報告書を効率よく作成できるように工夫を重ね、意見を出し合いながら取り組んでいます。
効率の良い方法を自分たちで考えながら仕事を進められることも、マンション会計(組合会計)の面白さのひとつではないかと私は思っています。
マンション会計(組合会計)の仕事をお考えの皆さん、ぜひ参考にしてくださいね。

関連記事です!こちらもぜひお読みください。
『マンション管理組合の会計│月次収支報告書の作成の仕方について』

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久米 則子

あなぶきハウジングサービス マンション会計課:久米 則子(くめ のりこ)
新卒で入社してから経理一筋。ホテル業の経理、マンション販売の経理、マンション管理業の企業会計とさまざまな業種の経理業務に携わってきました。現在はマンション管理組合の会計業務に従事し、スピードと正確性を重視し、忙しい時こそ笑顔で!をモットーに仕事に取り組んでいます。管理業務主任者を取得し、資格を活かした会計業務のお役立ち情報をお届けしたいと思います。
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