突然ですが、マンション管理会社を変更できること、ご存知でしたか?
今回は、マンション管理会社を変更できることをご存じない方へ、マンション管理会社を変更している管理組合の割合や管理会社変更後の感想などを一部ご紹介します。
目次
- マンション管理会社を変更している割合
- マンション管理会社を変更したあとの感想
- まとめ
マンション管理会社を変更している割合
自主管理のマンションでない限り、分譲マンションにはマンション管理会社が管理組合のパートナーとして付いています。
分譲時からデベロッパーのグループ会社であるマンション管理会社や関係会社がマンション管理会社として付いているため、「マンション管理会社は決まっているもの(変更できないもの)」と思っている方が多くいらっしゃいます。
しかし、マンション管理会社は、管理組合の意向で自由に選択することができるのです。
公正取引委員会が実施したアンケート調査によると、約半数がマンション管理会社の変更を検討したことがあり、1/4以上の管理組合が実際にマンション管理会社を変更しています。
マンション管理会社を変更するにあたって、メリットとデメリットがあります。
メリットは、何と言っても管理費の削減が大きいでしょう。
分譲時からマンション管理会社への管理委託費について、削減の交渉やサービス内容の見直しを行ったことがない場合、かなりの割合でマンション管理会社を変更することによって管理費の削減が可能です。
また、サービスを見直すことによって管理運営における品質も向上します。
デメリットは、管理費削減を目的にするあまり、マンション管理会社の選定を間違ってしまい、管理の品質が今よりも落ちてしまうことが挙げられます。いわゆる”安かろう、悪かろう”になってしまいます。
管理費削減ばかりに目を向けたマンション管理会社変更を行わない限り、マンション管理会社を変更することで得られるメリットは大きいと思います。
マンション管理会社を変更したあとの感想
竣工から18年、マンション管理会社の変更を検討していなかった管理組合の一例をご紹介します。
セレナハイム春日部緑町 副理事長 福岡 実さん(写真左)理事長 箱崎 信彦さん(写真右)
箱崎理事長●来年「セレナハイム春日部緑町」は築20年を迎えます。全97戸の住民同士が、いつも笑顔でコミュニケーションができる温かい雰囲気です。
福岡副理事長●スーパーなど商業施設が周囲に多く、生活しやすいのもいいところです。最寄りの駅まで徒歩10分ほどの近さで、地下鉄との相互乗り入れをしっているので、都内までの通勤も便利です。
箱崎理事長●私が理事長になって2年が経ちますが、最初の大仕事は管理会社の変更でした。
福岡副理事長●その時が「あなぶきセザールサポート」さんとの出会いです。大きなターニングポイントでしたね。
箱崎理事長●実は4年前から、修繕等を見直していこうということで「修繕委員会」を住民の有志で設けました。理事会とは別に、マンションの方に広く呼びかけて集まった10名ほどで活動しています。理事会で決めらないことは修繕委員会で決めるというイメージで、サポート的な役割をしています。
福岡副理事長●私はその修繕委員長も務めていますが、築15年を過ぎたある日、以前の管理会社さんから突然、管理費が足りないと言われたのです。驚いてしまって、そこから住民が協力し合って、修繕委員会を設立していろいろなものを精査していきました。
箱崎理事長●マンションに関わるすべてを見直す、いわば改革でした。管理会社も見直そうということで、数社からいろいろとご提案いただいて、切り替える直前まで公平に考えて、最終的には住民の投票で決めたのです。
福岡副理事長●あなぶきセザールサポートさんに変わって、本当に良くなりました。例えば、以前はマンション管理や理事会について何が行われているのか住民の皆さんにあまり伝わっていませんでした。そこで「理事会だより」を発行して住民にわかるように説明をしましょう、と担当の方に提案していただいて、いろいろなことがわかりやすくなって、安心感が増しましたね。
箱崎理事長●特に懸案だった会計についてはすごく助かりました。これまでは管理費会計と修繕積立金会計の2本会計でした。機械式の立体駐車場が90台あるのですが、メンテナンスに多額の費用がかかっていました。そこで「駐車場の会計を分けた方がいいですね」というアドバイスをもらって3本にしたんです。これはプロからの適切なご指導で新たな道が開けたという感じでした。その結果、最近は機械式立体駐車場の修理、交換も順調に進められています。
福岡副理事長●私は特に、24時間電話相談や駆けつけサービスがある「ハッピーサポート」が気に入ったんですよね。もし不測の事態があっても24時間対応していただけるので、安心して暮らせますからね。
成瀬管理員・福岡副理事長・箱崎理事長・担当者の三原
スピーディかつ柔軟な対応で信頼関係を築き、長期計画にも取り組めた。
箱崎理事長●「あなぶきセザールサポート」さんにお世話になっているのは昨年11月からですが、常に住民の側に立って最善の提案をしてくれるのがいいところです。迅速に、そして柔軟に対応していただける点が特に気に入っています。細やかなので、私たちがあまり気がつかないような管理規約の見直しまで取り組めました。
福岡副理事長●20年も経てば法律も変わりますからね。今の法律に合わせたものに変えられたので良かったですね。それから、ひとつの山を越えたなと思ったのは、築35年までの長期修繕計画を組み直せたことですね。
箱崎理事長●ひとまず、15年先までの計画を立てたので、ひと安心しています。「あなぶきセザールサポート」さんという住まいの専門家と話し合いをしながら、ひとつひとつの取り組みや費用を算出しました。我々、素人でどのくらいできるのか不安だったのですが、管理会社さんがアドバイスや手助けをしてくれたおかげでここまで来られました。漠然としていたものを具体的にして、解決へと導いていただけるのは有難いですし安心です。
福岡副理事長●6年後の築25年で予定している大規模修繕では、エレベーター、屋上防水、細かい設備関係など、ある程度の方向性が決まりつつあります。管理費をどのくらいにすればいいのかもわかって、「ああ、これはこのくらいかかるから」と予算も立てやすかったですね。
箱崎理事長●住民の皆さんは新築のころから住んでいる方が多いので、すごく仲がいいんです。子育ての時期が同じだったのもありますし、来年築20年で、私たちも年齢を重ねてきました。これからは先に向けての暮らしについても、管理会社さんを含めて住民一体となって話し合っていきたいですね。
→その他のお客様の声はこちらから
「あなぶきセザールサポートのマンション管理|お客様の声」
まとめ
今お住まいのマンション管理会社は、マンションそしてマンションにお住まいの方々に合っていますか?
分譲時から、管理委託している項目(点検や保守等)を見直したことがない管理組合は、今のマンション管理会社へ価格交渉するためにも他のマンション管理会社と比較してみてくださいね。
松井 久弥
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
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