マンションで備える地震対策|管理組合で取組むべき4つのポイント

松井 久弥 松井 久弥

前回は「マンションで備える地震対策|これだけは事前に確認しておこう」をご紹介しました。
今回はマンションの管理組合で取り組んでほしい4つのポイントをご紹介します。

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目次

  • 定期的に防災訓練をしよう
  • 居住者名簿を作成しよう
  • 防災マニュアルを作成しよう
  • 災害用品を備えよう
  • まとめ

 

定期的に防災訓練をしよう

”備えあれば憂いなし”という言葉があるように、万が一の災害時に備えて防災訓練を実施しましょう。
いざという時に「避難経路が分からない」「消化器の使い方がわからない」とならないように、理事会メンバーと防災管理者が中心となりマンションの住民全員で訓練を実施しましょう。


防火管理者とは?
多数の人が利用する建物などの「火災による被害」を防止するため、防火管理に係る消防計画を作成し、防火管理上必要な業務を計画的に行う責任者のことです。

-日本防火・防災協会HPより

【参考記事】
・防災訓練ってどんなものがあるの?当社が行った防災訓練の事例をご紹介。
「分譲マンションにおける防災訓練の事例」
・防災訓練を実施した時、事故やけが人が出た場合に補償される傷害保険をご紹介。
「マンション管理組合役員必見!イベントを実施する際の傷害保険について」

 

居住者名簿を作成しよう

お住まいのマンションに災害時に手助けが必要な小さなお子様やご高齢の方が何名いらっしゃるかご存知ですか?

最近ではマンションの中でも居住者の方の高齢化が見受けられます。
避難においても以前よりも手助けが必要な方が増えているのではないでしょうか。

居住者名簿を作成することで避難の際に手助けが必要な方を把握することができます。
また介助が必要な人数を把握するだけではなく、併せて避難の介助をしてくれる援護者(近くの住戸や親しい住戸)も確認しておきましょう。

この2つを把握しておくことで、避難救出活動を行う際に迅速な行動を取ることができます。

 

防災マニュアルを作成しよう

災害が発生した場合、どのように行動するか。
マンションの居住者全員が協力・連携して行動するためには、そのマンションにあった「指針」や「ルール」が必要ですよね。

まだ防災マニュアルがない、という組合は、理事会メンバーや専門員会を設置するなどして防災マニュアルを作成しましょう。

東日本大震災や熊本地震の教訓を踏まえ、防災マニュアルの標準的なモデルをマンション管理会社は持っています。
その標準ルールをもとにご自身のマンションにあわせて事前の対策や災害発生時の行動指針を決めておくことで、マンション全体の防災力を高めることができます。

 

災害用品を備えよう

災害時に備えて管理組合で準備する災害用備品を検討しましょう。

災害用品を検討するとなると最初に非常食や飲料水が候補として挙げられると思いますが、全戸分を管理組合で用意することが果たして適切なのでしょうか。

各ご家庭で備えた方が良いもの、管理組合で備えた方が良いものがあると思います。

非常食や飲料水は各ご家庭で備えていただくように啓蒙し、管理組合ではヘルメット・救助用具(バール・タンカー・救急セット等)・非常用トイレ・拡声器・発電機・投光器などを準備しておくことをおすすめします。

【参考記事】
ご家庭で備えてほしい災害用品をご紹介。
「熊本地震からマンション防災を考える|本当に必要だった備蓄品とは?~自助編~」
管理組合で備えてほしい災害用品をご紹介。
「熊本地震からマンション防災を考える|本当に必要だった備蓄品とは?~共助編~」

 

まとめ

管理組合で取り組むべき4つのポイントについてご紹介しました。

災害発生時には個人のことだけでなくマンションの居住者として行うべき行動を判断し、マンション居住者全員で協力・連携して活動することが重要です。

 

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松井 久弥

松井 久弥

あなぶきセザールサポート 営業本部:松井 久弥(まつい ひさや)
株式会社あなぶきセザールサポート取締役本部長。
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
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