建設業の2024年問題から考えるマンション大規模修繕工事へ影響が予想されること!?

朝野監

どうもみなさま!あなぶき建設工業の朝野です!!
最近、梅雨時期でジメジメした毎日が続いていますが、みなさまはどのようにお過ごしでしょうか??
私は梅雨の湿度と雨が苦手で、湿度で髪の毛がペチャンコになったり、雨が降ると道路を走る車が水たまりに突っ込んで、歩道まで水を飛ばしてきたり、、、
その他にも色々ありますが、梅雨は季節の中ではちょっとだけ苦手です。
大規模修繕工事をしていると、かなり嫌な季節で雨や湿気で防水工事や塗装工事がストップしてしまうことは珍しくはありません。
最悪の場合は、漏水や塗装が乾かずに床面に垂れ込んだり様々な問題が起きてしまうことも、、、
天候に左右されてしまう業種のみなさまは嫌いな時期ではないでしょうか。

さて今回は、近年話題になっている2024年労働問題
マンションの大規模修繕工事を請け負う立場で直面している「建設業2024年問題」について記事にしたいと思います。

 

はじめに

今回この問題を記事にしたのは、この問題の影響を受けるのが、建設業に務めるわたし達だけではなく、お住まいになられている皆様にも影響が出てくることが予想されますので、記事にしております。

 

 

まず、2024年労働問題とは何なんだ?と思われる方もいらっしゃると思いますので軽く説明しますと、
厚生労働省から長時間の労働が見受けられる業種(建設業、トラック・バス・タクシードライバー、医師)の働き方改革を進めるための施策になります。

建設業では時間外労働(残業)が原則45時間/月以内で、360時間/年以内
臨時的にこれを超える場合でも、

45時間/月が年間で6回まで
・残業時間の上限は720時間/年
休日労働をあわせて100時間/月未満
2~6ヶ月平均が80時間以内

となるように働きましょう。といった内容になります。

 

実際のスケジュール

私が担当していた現場のスケジュールを参考に見てみましょう。
自分の仕事を可視化することが初めてなので、漏れなどあるかもしれませんが大体はこんな感じになります。

マンション大規模修繕工事では、居住者のみなさまが生活する中での工事となるため、現場での工事作業は17:00ごろまで行い
18:00には現場を退場する流れで工事をしていました。
しかし、現場は18:00までに退場するとなると、翌日までに済ませて置かなければならない書類などがあれば会社の事務所に戻り作業を終わらせる必要があります。
そうすると、帰社するまでに時間を要したり、そこから作業をして残業時間が長くなってしまいます。
また、管理組合様との工事の打ち合わせが平日の20時から始まるように設定されている現場もありました。
皆様にもお仕事の事情などで開始時刻が遅くなることは重々承知はしておりますが、打ち合わせはできれば少し早めに設定していただけますと幸いです。

 

作業時間制限に伴う工期や費用の問題

みなさまに一番大きく関わってくる問題として工期が長くなったり、ご負担いただく費用がより高額になってくる恐れがあります。
今までは土曜日や祝日で現場を稼働し作業を進めていたところでも、残業時間の制限にかかり作業が進められないことも起こり得る状況になっています。
また、土曜日や祝日に作業ができなくなってくると、それに伴い工期も長く設定しなければならなくなるため、足場の設置期間が長くなったり現場に関わる作業員が増えたりする可能性があります。
それに加えて近年の物価高騰の影響を受けていることなどが原因で、工事費用が値上がりが予想されます。

 

さいごに

 

建設業界の2024年問題による制限が、みなさまにも影響が出ることが少なからずありますのでぜひお知らせをしておきたいと思い記事にしました。
物価高騰が続いている状況で、これからの値上げがされる前にぜひ弊社あなぶき建設工業で大規模修繕工事をご検討ください。
より高品質で、より長持ちするために、また、お住まいになられているみなさまに「ご満足、ご納得」いただけるよう、精一杯がんばりますのでこれからも「あなぶき建設工業」をどうかよろしくお願いいたします。

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朝野監

あなぶき建設工業
朝野 監 (あさの あきら)

2021年に新築マンション工事の現場管理業務を経て入社。
現在は主にマンション大規模修繕工事の管理業務をしております。
まだまだわからないことだらけで日々学び、日々成長中です。
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