こんにちは、松井です。
今回は前回の記事「賃貸マンションの資産価値を上げる建物管理3つのポイント」に引き続き、賃貸マンションの建物管理についてご紹介します。
建物管理で「経費を削減したい」、「品質を向上したい」とお悩みのオーナー様にとって、今までに無かった新しい管理方式「あなぶき管理シェアリング」をご紹介します。
目次
- シェアリングって何?
- 関東版:あなぶき管理シェアリングの仕組み
- リソース① 近くに管理会社の社員がいる安心感
- リソース② 点検日を同日・同業者に設定してコストダウン
- リソース③ 緊急時の対応
- リソース④ 分譲マンションクオリティによる安心
- まとめ
シェアリングって何?
シェアリングとは簡単に言うと「共有」することです。最近ではカーシェアリングやルームシェアリング、モノシェアリングといった様々な共有が一般化してきました。
またシェアリングエコノミーと呼ばれる「個人が保有している遊休資産の貸出を仲介するサービス」を使ったサービスが世界中で普及しており、2025年には市場規模が約3,350億ドルまで成長すると言われています。AirbnbやUberの名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
関東版:あなぶき管理シェアリングの仕組み
それでは「関東版:あなぶき管理シェアリング」の仕組みについてご紹介します。
当社は関東エリアにおいて700棟を超える分譲マンションを管理しています。つまり関東一円に管理している分譲マンションが点在しているのです。
中には私たちの管理している分譲マンションのすぐ隣に賃貸マンションがあることも多く、その賃貸マンションの建物管理は全く別の会社が実施しています。
そこで分譲マンションで実施している管理のリソース(労働力・技術・お金)を近隣マンションとシェアすることで、品質向上やコスト削減を図ることができるという仕組みです。
リソース① 近くに管理会社の社員がいる安心感
私たちの管理している分譲マンションには管理員と言われる現地スタッフがいます。この管理員は私たちが雇用し、定期的な教育・研修をおこなっています。担当する分譲マンションの勤務時間外であれば、隣の賃貸マンションの対応に駆け付けるといったことも可能です。
また小規模な分譲マンションでは午前中だけ清掃して帰宅する管理員も多いのですが、例えば時間の空いた午後から隣の賃貸マンションの清掃をすることで、オーナーのコスト削減にもつながります(それぞれのマンションで2人採用するより、1人で2物件対応した方がコストが下がりますよね。)
リソース② 点検日を同日・同業者に設定してコストダウン
分譲でも賃貸でも、マンションでは様々な点検等がおこなわれます。例を挙げれば消防設備点検・ポンプ点検・機械式駐車場点検・建物設備点検・受水槽清掃・排水管洗浄など、年間を通して多くの専門会社がマンションに出入りしています。
私たちの管理する分譲マンションでは年間スケジュールを定めて、技術や信頼性において厳選された専門会社を派遣して各種点検・清掃をおこなっています。その際に、近隣の賃貸マンションでも同日・同業者で点検等をすることができれば、コスト・品質において賃貸マンションオーナーへメリットを提供できると考えています。
リソース③ 緊急時の対応
前回の記事でいざという時の迅速・的確な緊急対応力が重要であると紹介しました。あらゆる緊急対応において分譲マンション管理で培われた対応実績と、自社24時間コールセンターによる的確な差配により高いレベルでの対応をご提供できます。
また例えば地震等の自然災害発生時においては、隣の分譲マンションをあなぶきが建物管理をしていれば被害状況確認や共助の点においてもスムーズな対応が可能となります。
リソース④ 分譲マンションクオリティによる安心
一般的に分譲マンションの入居者は自分の財産である自宅マンションの建物管理について、賃貸マンションの賃借人よりも厳しい目で見ていると言われています。
私たちあなぶきグループは全国で2,300棟10万戸を超える分譲マンションを管理してきました。この建物管理のクオリティを近隣の賃貸マンションにおいても発揮できるものと考えています。
まとめ
今までなんとなく決めていた賃貸マンションの建物管理会社も、あなぶき管理シェアリングという新たな管理方式であれば、明確な理由(=メリット)を持って選択できると思います。一方で、管理シェアリングの導入可能範囲については、マンションの距離や規模によっても異なります。
興味を持っていただいたオーナー様、是非一度ご相談ください。分譲マンションのクオリティを持った建物管理の専門部署が問題解決をご提案いたします。
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松井 久弥
2000年あなぶきハウジングサービス入社。
全国10都道府県において、管理担当・リプレイス営業・新規拠点立上げ・部門責任者に従事。特にマンション管理会社のM&Aにおいては、案件化からデューデリ・譲渡契約・お客様対応全般・統合後プロセス(PMI)までを実践。
マンション管理士、M&Aシニアエキスパート。
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