皆様こんにちは。
お部屋を借りる賃貸借契約では個人契約と法人契約に分けられますが、
法人契約のお手続きで困ったことはないでしょうか。
転勤や新入社員の方は総務の方から流れのご説明があるかと思いますが、
まずは簡単に流れを把握しておきたい・スムーズにお手続きを進めたい
という方もいらっしゃるのではないかと思います。
今回は初めての転勤・新入社員配属・中途で入社の方に向けて
法人契約のお手続きの際にご参考頂けたら幸いです。
法人契約で物件決定後のお手続きの流れをご説明します。
※物件が決定し、お部屋止めができている前提です
費用が個人負担か法人負担か確認
共益費・24時間サポート・消毒費用・鍵交換費用・火災保険などの費用は
法人様・個人様負担か法人様の規定によって様々です。
また、自己都合の転勤か法人様都合の転勤かによっても異なりますので、
事前に確認をしましょう。
→物件によって、負担が大きい・少ないに差が出ますので事前に確認と、
物件決定後にも再確認をしましょう
ご契約日の確定
物件が決定すると引越会社さんに連絡をし、ご契約日を確定しましょう。
ご契約日＝鍵のお渡し・室内の入室ができる日になります。
ご契約日前には鍵のお渡しや室内の入室はできませんので、ご注意下さいませ。
ご契約日を決定後に、今後のご契約手続きが進みます。
物件決定された時にご契約日もお決め頂くか、後日の場合でも速やかにご決定のお願いをしております。
→契約日確定後には、契約書雛形作成に入りますので、契約日の変更対応は難しい場合が多いです。
変更の可能性がないよう、確実な日を設定・お伝えしましょう。
契約書の雛形確認
ご契約日が決定すると、管理会社さんにて賃貸借契約書の雛形を作成し、仲介会社さんにて
雛形を社宅代行会社さんに提出し、法人様で確認が入ります。
ここでは、仲介会社さんと社宅代行会社さんでお手続きをしますので、
ご入居者様では関わらない部分になります。
法人様で確認が完了し、ご契約内容に問題がなければ企業さんの承認がおります。
個人負担分のお支払い
ご請求書に記載の入金期日までに個人負担分を入金します。
火災保険が個人契約の場合は、期日までに火災保険の申込書・証券のご提出が必要になります。
例えば、法人包括保険・法人指定保険に個人で加入・管理会社さん指定の保険に加入、ご自身で火災保険を選び加入。
ご自身で火災保険を手配の場合は、物件や管理会社さんによっては、
借家人賠償●千万円以上、個人賠償責任保険●千万以上
等の必須条件がございます。管理会社さんに確認をしましょう。
法人契約の為、契約金は法人様に入金頂くことは必須ですが、
個人負担分のご入金・火災保険のご提出をお忘れの方もいらっしゃいますのでご注意下さいませ。
→入金確認・火災保険の確認ができないと鍵のお渡しができない状況となり、
忘れてはいけない大事なお手続きになります。
ライフラインのご連絡
ご入居日前に余裕を持って電気・ガス・水道のご連絡をお願いします。
物件によって、連絡先が固定の場合が多いです。
仲介会社さんに連絡先の確認をお願いします。
社宅代行会社の提携会社からライフラインのご案内が入ることもございます。
→電力自由化になり新電力のご提案や、お得なインターネットサービスなど
様々なご案内のご連絡が入ることがございます。
まずはご説明を聞いてみて下さい。
鍵のお受け取り
鍵のお受け取りの日時を仲介会社さんと事前にお打ち合わせをしましょう。
鍵のお受け取りに書類にご署名・ご捺印や車検証のご準備など必要な持参物の確認をお願いします。
重要事項説明を行うこともございますので大体の所要時間のご確認もお願いします。
→鍵のお渡しのご相談として、早朝の引越で仲介会社の営業時間に間に合わないや、
鍵受取後すぐに引越の荷入れが開始する為、時間外のご対応がございます。
引越会社と鍵受取の不動産会社の時間の確認は必ず事前に確認しましょう。
まとめ
基本的なお手続きの流れをお伝えしましたが、
物件・管理会社・地域・法人様によってルールや流れは様々になります。
物件の決定後は仲介担当の方にお手続きの流れを確認しながら進めていきましょう。
また、上から順番に行うのではなく場合によって、同時並行でお手続きは進みます。
基本的には仲介会社が流れを把握してお手続きを進めますが、
お客様ご自身で流れを知って頂けると次は何をしたらいいのだろう・お手続きが進んでいるのだろうかという疑問もなくなります。
営業担当・お客様で共に理解をして進めていくことで、スムーズで漏れのないお手続きができます。
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岡本理沙
岡本 理沙（おかもと りさ）
香川県出身
大学卒業後、3年間新築マンションの販売を経験し、2018年あなぶきハウジングサービス入社後、賃貸仲介をしております。
賃貸のご生活で皆様のお役に立てる情報の発信ができるよう記事を書いていきます。
よろしくお願いいたします。
【保有資格】宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士
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