これから紹介するものは大規模修繕工事を実施するうえで
一番はじめに行うことにして一番重要なタスクとなります。
そんな「簡易建物診断について」深掘って紹介していきます!
はじめに
マンションは、年月が経つにつれてさまざまな劣化や不具合が生じるものです。これを放置すると、修繕費用がかさむだけでなく、住人や利用者の安全にも影響します。そのため、大規模修繕工事を計画する際には、簡易建物診断が必要です。この記事では、簡易建物診断の意義、具体的な流れ、診断結果の活用方法について詳しく解説します。
簡易建物診断とは
簡易建物診断は、建物の状態を簡易的に評価するための手法です。専門家が目視や簡易的な測定機器を用いて、建物の劣化具合や異常をチェックします。簡易診断は詳細な調査ではなく、初期段階の評価を行うものですが、その情報は後の修繕の計画において非常に重要です。
目的
簡易建物診断の主な目的は次のとおりです。
- 劣化の把握: 建物のどの部分に劣化が見られるかを特定します。
- 優先順位の設定: 修繕が必要な箇所を優先順位を付けて整理します。
- 予算・数量の算出: 修繕にかかるおおよその費用や数量を見積もります。
- 安全性の確保: 利用者の安全を守るための重要なステップです。
簡易建物診断のプロセス
1. 事前準備
簡易建物診断を行う前に、事前準備が必要です。建物の図面や過去の修繕履歴、管理状況などの資料を収集します。これにより、診断会社は診断の際により的確な判断を下すことができます。また、住人様や利用者からのお声や問題点もお聞きし、診断の参考にさせていただきます。
2. 目視診断
目視診断は、診断プロセスの中で基本的な段階です。診断会社は、建物の外部、内部、共用部などをチェックし、以下のようなポイントを確認します。
- 外壁タイルのひび割れや浮き、剥離: 外壁は天候や紫外線に原因に劣化しやすい部分です。ひび割れや剥離は、構造的な問題を引き起こす可能性があります。
- 屋上の状態: 屋上の防水シートの劣化を確認します。
- 共用廊下、階段室の状態:長尺シートや側溝の防水等の劣化を確認します。
- その他不具合確認:目視にて確認できる不具合を確認します。
- 設備の点検: 給排水設備や電気設備の動作確認も重要です。劣化した設備は事故の原因になることがあります。
3. 診断結果のまとめ
診断が終了したら、専門家は結果をまとめます。報告書には以下の内容が含まれます。
- 診断結果の概要: 劣化の程度や場所を明示します。
- 修繕の提案: 修繕が必要な箇所とその優先順位を示します。
- 予算案: 修繕にかかるおおよその費用を概算します。(簡易診断とは別途となることもあります)
この報告書が今後の修繕計画の基礎資料となります。
簡易建物診断のメリット
簡易建物診断を実施することには多くのメリットがあります。
1. 早期発見と早期対策
簡易建物診断により、劣化が進行する前に問題を発見し対策をとることができます。これにより、将来的な修繕費用を大幅に削減できることがあります。
2. 安全性の向上
建物の劣化が放置されると住人や利用者の安全が支障がでることがあります。早期に診断を行い必要な修繕を行うことで安全性を向上させることができます。
3. 透明性の確保
診断結果を住民様や関係者に報告することで、透明性を確保できます。住人が自分たちの住環境について理解を深めることも重要です。
4. 修繕計画の精度向上
簡易建物診断の結果を基に修繕計画を立てることで必要な修繕を的確に実施できるようになります。これにより効率的な資金の運用が可能になります。
簡易建物診断の実施にあたっての注意点
簡易建物診断を行う際には、いくつかの注意点があります。
1. 業者の選定
簡易建物診断は大規模修繕工事において第一の基盤となるため実施専門家は経験豊富で信頼できる人や業者を選ぶことが重要です。
2. 適切な時期の選定
診断を行う時期も重要です。特に雨季など建物に負担がかかりやすい時期を避けることが推奨されます。また、住民様の意見を取り入れ利用者が少ない時間帯が望ましいです。
「あなぶき」で簡易建物診断をするメリット
1.無償での簡易建物診断
弊社では簡易建物診断を無償にて承っております。
診断、報告書からご説明までご気軽にお問い合わせください!
2.建設業者の簡易建物診断
弊社は主に大規模修繕工事を承っておりますので簡易診断を基に工事を提案やご相談することができます。
また多くの有資格者が各地に在籍しておりますので自信をもっておすすめできます。
まとめ
大規模修繕工事を行う際には、まず簡易建物診断が欠かせません。劣化の状態を把握し、適切な修繕計画を立てることで、建物の寿命、価値を維持することに繋がります。
大規模修繕工事を検討しているマンション様、まずは第一歩目として「あなぶき」で簡易建物診断をしてみませんか?