こんにちは。あなぶきハウジングサービスの坂本です。
近年、主に都市部ではコインパーキングの箇所数が上昇傾向にあり、需要もどんどん増え続けています。
あまり利用されたことがない方もいると思いますが、今後、出張先や旅行先で使用することがでてくるかもしれません。
今回は、コインパーキングの種類や利用方法についてご紹介しますので、ご利用の際には、ぜひ参考にされてみてはいかかでしょうか。
コインパーキングの種類
まずはじめに、コインパーキングの種類についてご紹介したいと思います。
コインパーキングの種類は、
・ロック(フラップ)式コインパーキング
・ゲート式コインパーキング
・チケット(前払い)式コインパーキング
の3種類が主流となります。
各種類のコインパーキングが一体どのようなものなのか簡単にご紹介したいと思います。
ロック(フラップ)式コインパーキング
まずご紹介するのは、ロック(フラップ)式コインパーキングです。
下の写真のような駐車場です。
コインパーキング中で1番数が多いのは、このロック(フラップ)式コインパーキングになります。
このタイプは、車室(駐車区画)内にロック板という機械が設置されており、それを乗り越えることによってセンサーが反応し、ロック板が上昇し、課金されていくというシステムになります。
この駐車場の場合、料金精算は、後払いになります。
ゲート式コインパーキング
ロック(フラップ)式コインパーキングの次に多いのが、このゲート式コインパーキングになります。
下記の写真のような駐車場です。
この駐車場は、出入り口に「ゲート」が設けられており、そこで駐車券を取ってから駐車場内に入り、駐車するコインパーキングになります。
このタイプは、比較的面積の大きい敷地に採用されることが多く、ショッピングモール等の商業施設や病院駐車場に採用されています。
ロック(フラップ)式コインパーキングと同様、料金精算は、後払いになります。
チケット(前払い)式コインパーキング
従来のコインパーキングは、先ほどご紹介しましたロック(フラップ)式コインパーキングとゲート式コインパーキングで料金後払い制です。しかし、ここ数年、チケット(前払い)式コインパーキングが登場し、街のあらゆる場所で見受けられるようになりました。
下記のような駐車場です。
この駐車場は、区画内に駐車後、事前に精算機で発行券をお買い求めいただき、車のダッシュボード上等の外部から分かりやすい場所に置いていただく形式です。
料金精算は、これまでとは違い、前払い制になります。
コインパーキングの利用方法と注意点
コインパーキング種類をご理解いただいたところで次に利用方法と注意点についてご紹介します。
ロック(フラップ)式コインパーキングの場合
まずは、ロック(フラップ)式コインパーキングの利用方法です。
手順としては、以下の通りです。
1.看板の記載に気をつけながら料金を確認する
2.空いている区画に駐車する
3.ロック板をきちんと乗り越えて駐車する
4.出庫する前に精算する(※駐車した区画番号に注意する)
5.ロック板が完全に下がってることを確認してから出庫する
初めてご利用される方も1~5の手順でご利用いただければ、スムーズにご利用いただけます。
○注意点
この駐車場を利用する際は、必ずロック板を乗り越えて駐車しなければいけません。
タイヤ止めと間違えてロック板の手前で駐車される方も見受けられますが、タイヤ止めはロック板の奥に設置されておりますので、ご安心下さい。
また、ロック板はセンサーが感知してから、3~5分後に上昇しますので、車の切り替えしを行う際にロック板を乗り越えて切り返しを行っても問題はありません。
車の駐車が苦手な方で1回では上手く駐車できない方でも安心してご利用いただけます。
料金精算後、ロック板がきっちり下降していることを確認してから出庫することも大切です。(精算時の区画番号間違いにも注意)
ゲート式コインパーキングの場合
次にゲート式コインパーキングの利用方法です。
手順としては、以下の通りです。
1.ゲート入口で駐車券をとる
2.空いているスペースに駐車する
3.出口に行き、駐車券を入れ、精算を行う
4.ゲートがしっかり開いたことを確認してから出庫する
この駐車場の利用方法も非常にシンプルです。
商業施設等の駐車場では、店舗内に事前精算機が設けられていることも多く、事前に精算を済ませておくと、出庫される際に非常にスムーズになります。
○注意点
ゲート式駐車場に入庫した際の駐車券を紛失してしまうと、利用料金とは別に再発行手数料がかかることがあります。(3000円・5000円etc)
もし紛失された場合は、ゲートに備え付けられている電話でフリーコールに電話するかご自身の電話で看板記載の番号に電話し、どう対応して良いか聞くことをおすすめします。
こういった紛失をなくすためにも、駐車券を発行してすぐに財布に入れたり、カバンの所定の場所に入れておくことが大切ですね。
チケット(前払い)式コインパーキング
最後にチケット(前払い)式コインパーキングの利用方法です。
手順としては、以下の通りです。
1.看板を確認し、駐車区画に駐車する
2.精算機で発行券を購入する
3.購入した発行券を車のダッシュボードに掲示する
4.出庫時は、何もせずにそのまま出庫する
近年、増加傾向にあるチケット(前払い)式コインパーキングの利用方法は、これまでのコインパーキングとは違い、発行券を事前に購入するタイプの駐車場です。
○注意点
これまでのコインパーキングとは違い、駐車券を事前に購入する必要がある為に、購入を忘れてその場を立ち去るお客様もいます。利用時は必ず事前に駐車券を購入し、ダッシュボード等に掲示する必要があります。
ロック板やゲートとは異なり、車両を拘束する装置が存在しない為、「不正駐車」が簡単にできます。運営会社からしてもお客様の良心に期待するしかないのですが、日本だからできることだと私自身思っております。
※運営会社は、不定期に1日4~5回巡回し、取締りを行っております。
また、料金も12時間300円や24時間500円等長時間利用での設定がされていることが多く、短時間利用(ちょい停め)の場合は、他の種類のコインパーキングを利用するよりも料金が割高になってしまう場合がありますので、注意が必要です。
まとめ
近年、コインパーキングが増加傾向にあることから、誰でも気軽に利用することができます。誰でも気軽に利用できる反面、利用に関するトラブルも増えてきているように感じます。
前回、ご紹介させていただきました、コインパーキングの料金の考え方や今回の利用方法・注意点をご理解いただければ、お客様も気持ちよく駐車場を使っていただけると考えております。
坂本永勝
出身は香川県の小豆島で、自然が豊かな所です。
大学を卒業後、あなぶきハウジングサービスに入社しました。
現在は、パーキング事業部に所属し、中国地方で時間貸し駐車場の運営・管理に従事しています。
地域に密着し、綺麗で使いやすい駐車場を心がけて、日々業務に励んでいます。
保有資格:宅地建物取引士 管理業務主任者 第一種衛生管理者 住宅ローンアドバイザー
最新記事 by 坂本永勝 (すべて見る)
- コインパーキングを利用する時に気をつけたい3つの注意点 - 2023年12月20日
- コインパーキングの最大料金とは?利用時のポイントや利用方法を解説 - 2023年4月6日
- フラップ板がないコインパーキング!?~その画期的な仕組みとは~ - 2021年7月7日