修理?交換?お部屋内の設備が急に壊れたら・・・

西川倫史

こんにちは!

あなぶきセザールサポートの西川です。

今回は計画的なリフォームのことではなく、急に訪れる設備の不具合に対する記事を書こうと思います。

実は我が家でも経験があります。
ある日雨が降ったので、洗濯物が干せず浴室暖房乾燥機を使おうとしましたが、あれ?スイッチが入らない・・・ 乾燥だけでなく、風呂あがりの換気もできなくなってしまいました。

弊社にも常日頃「キッチンの蛇口がポタポタ漏れている」「換気扇から突然異音がするようになってしまった」「今朝からお湯が出なくなって給湯器のリモコンにエラーが出ている」 などなど、様々なご相談の連絡が入ります。

突発的に設備の不具合が起こってしまったとき、みなさまはどこへどのように依頼をしますか?
選択肢としては『修理』か『交換』の2パターンの判断を迫られますが、今回はそういったときのために修理と交換それぞれの特徴を中心に書いていきたいと思います。

 

目次

  • 修理について
  • 交換について
  • まとめ

 

修理について

まず最初の選択肢として『修理』があります。

これは設備によっては業者さんへ連絡するケースもありますが、主には各メーカーの修理窓口に電話し、依頼することが一般的です。
部品修理の場合は交換と違い、修理費は安価となるのが最大のメリットです。交換すると10万円を軽く超えてしまうが修理した結果、1万円ちょっとで済んでしまうということは良くあります。
ただしいくつか注意点があります。

①修理にはデメリットはないのか

メーカーは生産を終了してから一定期間部品を保有していなければいけませんが、(製品により期間は違いあり)その期間を過ぎ、さらに部品の在庫がなくなると修理対応を受け付けてもらえません。
また、部品があり、修理を行えるとしても、修理を依頼するという選択肢が必ずしも良いというわけではありません。安価で直った場合でも、少ししたら違う不具合が出てしまい、その後2度3度にわたって他の箇所をまた修理するというケースもあります。

②出張料について

交換の場合の下見(見積のための現地調査)は無料の業者がほとんどですが、それとは違いメーカーに依頼した場合、作業員を呼んだ時点で出張料がかかってしまったりします。
実際に作業員が来て、設備の症状を見たうえでもし部品がなく、直すことができなかったり、修理部材が高額で直すのをやめた場合でも出張費を取られてしまうケースもあります。
相場は一般的に2,000円から8,000と極端に高額ではありませんが、直らずに状況が変わらないのにお金を支うのは不本意だと思います。

こういったケースを起こしにくくするためにも、修理を依頼する前に、あらかじめ品番(型番)を控え、症状と併せて情報をきっちり、電話した際のオペレーターに伝えることが大事です。
部品供給期間が終了していて、電話の時点で修理不可と判断できるケースもありますし、電源を一度切ってリセットしてみるなど電話口でアドバイスを受けることができる場合もあります。

 

交換について

修理部品がなく、直すことができない場合は当然、設備そのものの交換となりますが、修理できるかもしれないが、交換するという方もたくさんいらっしゃいます。
その判断基準は耐用年数(寿命)と使用年数にあると思います。

たとえば、ガス給湯器は一般的に10年が交換の目安と言われていますので、もし4年目で故障した場合、高額である交換費用をかけるのは勿体ないです。
当然4年であれば修理しますが、逆に15年たっていたら、修理可能と言われても交換を選択したほうが良いと思います。

交換の場合、コストはかかってしまいますが、水まわり設備は昔のものより節水になっていますし、エアコンなども省エネ製品となっており、水道代・電気代などのランニングコストで節約できるケースが多いです。
技術革新により、長寿命化で交換サイクルが短くなったり、環境に優しかったりといろいろな面でメリットあります。

 

まとめ

実際冒頭でお話しした浴室暖房乾燥器が故障したときには、12年経っていてメーカーの修理ができない状態でしたが、可能ならば修理で済ませたいという気持ちはありました。
しかし、思い切って交換したら(交換しか選択肢がなかったのですが・・・)新しい乾燥機には24時間換気の機能が付いていて、長年悩んでいた窓ガラスの結露がなくなりました。他にもキッチン水栓を交換したら以前のものに比べ、節水効果も高くなっていましたが、ガス代の節約にもなりランニングコスト面でメリットはありました。

結局のところ修理を選ぶか、交換を選ぶかは、ご自身の判断となります。
その不具合の起こってしまった設備の特徴を業者やメーカーに聞いたり、インターネット等で調べたりしたうえで、 耐用年数や使用年数を考慮し、交換の場合どのような機能が以前のものより+αされるのか等も踏まえながら、総合的に判断していただきたいと思います。

 

 

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西川倫史

あなぶきハウジングサービス リフォーム事業部:西川 倫史(にしかわ ともひと)
マンションの専有部(お部屋内)のリフォーム&リノベーションのアドバイザーとして内装・インテリアはもちろんのこと、仮住まい、引越に至るまでトータル的にサポートしております。新しいリフォーム商材の情報と、いままで経験してきた事例などをブログを通して情報発信していきます。
東京葛飾という下町出身の親しみやすさを武器に、わかりやすくお伝えしますので、よろしくお願いいたします!
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